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業種・場所ごとの看板

展示会のブースの看板。社名板・バックパネル・バナースタンドの選び方と、会場の決まり

展示会への出展が決まったら、ブースの看板を、通路の離れた場所から社名と「何の会社か」を見せるものと、近くに来た人にくわしく伝えるものに分けて考えます。作る前に、主催者の出展の規定で、高さの上限、小間の外に置かない決まり、防炎の決まりを確かめます。会場の中で使う展示用の合板やじゅうたんなどは、消防法で防炎の性能が求められます。

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GREEN MEDIA(グリーンクロス)
展示会の会場に設けた、TOYOTA BOSHOKUのブース
グリーンクロスグループが手がけた看板(TOYOTA BOSHOKU)。展示会の会場に設けたブースの、社名のサインと展示のまわりです。社名は、ブースの上に横長に掲げています。

この記事のポイント

  • 01ブースの看板は、遠くから見せるもの(社名板・バックパネル)と、近くで読ませるもの(パネル・カタログ)に分けます
  • 02文字の高さの目安は、10m先なら和文で40mm以上、20m先なら80mm以上です
  • 03高さの上限や、小間の外にはみ出さない決まりは、主催者の出展の規定で確かめます
  • 04展示場で使う展示用の合板やじゅうたんなどは、消防法で防炎の性能が求められます
  • 05図面や電気の申し込みの締め切りから逆に数えて、デザインと製作の日程を決めます

ブースの看板は、社名板・バックパネル・バナースタンドなどを組み合わせます

展示会のブースでは、通路から社名を見せる社名板、ブースの背景になるバックパネル、床に立てるバナースタンドなどを組み合わせます。看板ごとに、読ませる距離と載せる内容が違います。

図1展示会のブースの看板の種類
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  1. 社名板ブースの前の上に渡す横長のパネルに付ける、社名の板です。このパネルをパラペットといいます。通路の離れた場所から、どの会社のブースかを見せます。
  2. バックパネルブースの奥に立てる、大きな面の看板です。会社のロゴや、いちばん伝えたい言葉を大きく入れます。
  3. バナースタンド床に立てる縦長の看板です。商品やサービスの見出しと、短い説明を入れます。
  4. タペストリー壁や枠から下げる、布などの看板です。
  5. 受付カウンターのサインカウンターの正面に入れる表示です。ブースの前に立った人に、会社名や商品名を見せます。
  6. パネル・ポスター近くで読む、くわしい説明の看板です。図や写真も入れられます。
  7. 小間の高さ主催者が用意する小間の高さが2,700mmの例があります。看板を出せる高さの上限も、展示会ごとに決まっています。

ブースを正面から見た模式図です。使える看板は、展示会や小間の種類によって変わります。

表1ブースの看板の種類と役割
  • 社名板

    読ませる場所
    通路の離れた場所から
    載せること
    社名。自分で作るなら、何の会社かも一言で
    気をつけること
    基礎小間では主催者が用意し、出展者名だけを表示する例がある
  • バックパネル

    読ませる場所
    通路の向かい側から
    載せること
    ロゴ、いちばん伝えたい言葉
    気をつけること
    下の部分は、展示する物や人で隠れやすい
  • バナースタンド

    読ませる場所
    ブースの前を歩きながら
    載せること
    商品やサービスの見出しと、短い説明
    気をつけること
    小間の外の通路に置かない
  • タペストリー

    読ませる場所
    通路の向かい側から
    載せること
    見出し、季節や催しの案内
    気をつけること
    下げられる場所があるかを確かめる
  • 受付カウンターのサイン

    読ませる場所
    ブースの前で
    載せること
    会社名、商品名
    気をつけること
    カウンターに置く物で隠れない位置にする
  • パネル・ポスター

    読ませる場所
    1〜2mの近さで
    載せること
    くわしい説明、図や写真
    気をつけること
    立ち止まって読める高さにする

一般的な組み合わせの例です。使える看板と大きさは、主催者の出展の規定に従います。

展示会場の小さなブースの、緑の帯が入った布のバックパネルと、左右のバナースタンドと受付カウンター
展示会場の小さなブース。奥に布のバックパネル、左右にバナースタンド、手前に受付カウンターを置いています。

小さなブースでも、看板の役割を分けておくと、何を載せるかで迷いません。社名板とバックパネルで「どの会社か」と「何の会社か」を見せ、バナースタンドで商品やサービスの見出しを、パネルやカタログでくわしい説明を伝えます。同じ言葉をすべての看板に入れるより、距離ごとに言葉を変えたほうが、ブースの前を通る人に順に伝わります。

遠くから見せる言葉と、近くで読ませる言葉を分けます

通路の先を歩く人には、社名と「何の会社か」が読めれば十分です。ブースに近づいた人に、見出し、くわしい説明の順で伝えます。文字の大きさは、読ませたい距離から決めます。

図2見る距離と、読ませる看板
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  1. 社名板通路の先の人に、社名と何の会社かを見せます。20m先から読ませるなら、和文で80mm以上が目安です。
  2. バックパネルの大きな言葉通路の向かい側の人に、いちばん伝えたいことを見せます。10m先から読ませるなら、和文で40mm以上が目安です。
  3. バナースタンドブースの前を通る人に、見出しと短い説明を見せます。4〜5m先から読ませるなら、和文で20mm以上が目安です。
  4. カウンターのサイン・パネル立ち止まった人が、1〜2mの近さで読みます。和文で9mm以上が目安です。

通路を横から見た模式図です。人とブースの距離は模式で、実際の長さには合わせていません。

表2見る距離と、文字の高さの目安
  • 20m

    和文(漢字・かな)
    80mm以上
    英文
    60mm以上
    ブースの看板の例
    社名板
  • 10m

    和文(漢字・かな)
    40mm以上
    英文
    30mm以上
    ブースの看板の例
    バックパネルの大きな言葉
  • 4〜5m

    和文(漢字・かな)
    20mm以上
    英文
    15mm以上
    ブースの看板の例
    バナースタンドの見出し
  • 1〜2m

    和文(漢字・かな)
    9mm以上
    英文
    7mm以上
    ブースの看板の例
    パネル・カタログ・カウンターのサイン

公共施設の案内表示のガイドラインの表(名古屋市「福祉都市環境整備指針」に掲載)の値です。文字の高さは、漢字の「木」やアルファベットの「E」の高さで測ります。

表の値は、距離1mにつき、和文でおよそ4mm、英文でおよそ3mmの割合です。東京ビッグサイトの防災ガイドラインは、会場の主な避難通路の幅を5m以上、補助の避難通路を3m以上としています。通路の向かい側から見るだけでも、数m離れることになります。いちばん遠くから読ませたい距離を決めて、社名板とバックパネルの文字の高さを決めます。ほかの距離の目安は、看板の文字の大きさの計算で出せます。

文字の大きさのほかに、言葉の量も絞ります。バナースタンドの見出しは、歩きながら一目で読める長さにし、くわしい説明はパネルやカタログに回します。会場の照明の下では、色の明るさの差が小さいと文字が読みにくくなるので、文字と背景の色は、明るさの差がはっきりつく組み合わせにします。

通路から見て確かめること

  • 通路の先から、社名と何の会社かが読めるか
  • バックパネルの言葉が、展示する物や人で隠れないか
  • バナースタンドの見出しが、歩きながら読める短さか
  • 会場の照明の下で、文字と背景の色の差がはっきりしているか
  • となりのブースの看板と、色や向きで紛れないか

作る前に、主催者の出展の規定で高さとはみ出しを確かめます

ブースの大きさ、壁の高さ、看板を出せる高さ、小間の外にはみ出さないことなどは、主催者の出展の規定(出展マニュアル)で決まっています。看板のデザインを始める前に規定を読み、図面の提出の締め切りを確かめます。

展示会のブースは、主催者が用意する壁などが付いた「基礎小間」と、床だけを借りて自分で組み立てる「スペース小間」に分かれていることがあります。基礎小間なら、社名板や壁が用意される一方で、高さや付けられるものに決まりがあります。スペース小間は自由が利く分、看板と造作のすべてを自分で用意します。どちらの小間でも、図面の提出を求める展示会があります。

表3出展の規定に見る、看板に関わる決まりの例
  • 基礎小間の大きさ

    決まりの例
    幅2,970mm×奥行2,970mm×高さ2,700mm(壁の芯から芯までの寸法)
  • 基礎小間の付属の設備

    決まりの例
    壁(システムパネル)、パラペット、社名板、小間番号札、パンチカーペット。照明やコンセントは、別に申し込む
  • 社名板

    決まりの例
    出展者名を表示する。角の小間でも1枚
  • スペース小間の高さ

    決まりの例
    2,700mmまで。四方の境界から1,000mm以上下げた範囲なら、3,600mmまで
  • 小間の外

    決まりの例
    装飾や展示物を、小間の外にはみ出して置けない
  • 通路に面する壁

    決まりの例
    壁を立てるときは、1辺につき3分の1以上を開けて、通路にする
  • 名前の表示

    決まりの例
    スペース小間でも、出展者名と小間番号を表示する

第57回スーパーマーケット・トレードショー2023(主催:全国スーパーマーケット協会、会場:幕張メッセ)の出展細則から抜き出しました。基礎小間の大きさと装飾の高さ、スペース小間の高さは、第61回(2027年)の出展のご案内でも同じです。決まりは展示会ごとに違うので、出展する回の細則で確かめます。

図3小間の決まりの例(上から見た図)
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  1. 小間の境界自分の小間の範囲です。看板や展示物は、この中に置きます。
  2. 通路に置かないバナースタンドなども、小間の外の通路には置けません。台座や足も、境界の内側に収めます。
  3. 境界から下げた範囲スペース小間で、四方の境界から1,000mm以上内側なら、高さ3,600mmまでの造作ができる例です。
  4. 通路に面する壁壁を立てるときは、1辺につき3分の1以上を開けて、通路にします。
  5. 境界から下げる幅上の例では1,000mm以上です。

角にあるスペース小間を上から見た模式図です。左と下が通路、上と右がとなりの小間です。決まりは、上の表の展示会の例です。

会場ごとの決まりもあります。たとえば東京ビッグサイトの防災ガイドラインでは、間仕切りや展示パネルの高さを、原則として3m以下としています。消火栓や警報設備の周り2m以内には物を置かず、誘導灯や誘導標識を看板でふさがないことも求めています。看板の位置は、会場の設備の位置とあわせて、小間の図面で確かめます。

出展の規定で先に確かめること

  • 小間の種類(基礎小間・スペース小間)と大きさ
  • 壁の高さと、看板を出せる高さの上限
  • 小間の外へのはみ出し、通路に面する壁の決まり
  • 社名板が付属の設備に入っているか、要るかどうかと仕様の届け出
  • 防炎の決まり(素材と防炎ラベル)
  • 照明やモニターの電気の申し込み
  • 図面や申込書の締め切り、搬入と撤去の日時

会場の中の看板は、防炎の決まりに合わせます

展示場は、消防法で防炎の物品を使うよう決められた建物です。展示用の合板やじゅうたん、カーテンなどは、防炎の性能があるものを使います。布や紙の看板、天井から下げるバナーなどにも、会場や主催者が防炎を求めていることがあります。

消防法で、防炎の物品を使うよう決められた建物を「防炎防火対象物」といいます。展示場は、百貨店などの物品販売の店と同じ項目で、防炎防火対象物に入っています(施行令 第4条の3)。展示場で使うカーテン・布製のブラインド・暗幕・じゅうたん等・展示用の合板は、防炎の性能があるものにします(第8条の3)。舞台で使う幕や大道具用の合板、工事用シートも品目に入っています。

政令の品目の名前にない物も、防炎の性能が要るものとして扱われることがあります。東京ビッグサイトの防災ガイドラインは、消防法第8条の3によって防炎の性能が要るものを挙げています。装飾の幕やのれん、台・バックスクリーン・仕切りに使う合板、カーペットなどです。施工したあとも、防炎ラベルや防炎表示が見えるようにするとしています。東ホール・南ホールなどに設けるバナーも、防炎物品とするよう定めています。主催者の出展の規定は、さらに広い範囲に防炎を求めていることがあります。

表4出展の規定に見る、素材の扱いの例
  • 合板

    扱いの例
    厚さに関係なく、浸漬加工の防炎合板を使う(吹き付けの加工のものは認めない)
  • カーペット・カーテン・旗・ポスター・幕・造花・布など

    扱いの例
    工場で加工した防炎のものを使い、1点ずつに防炎表示(防炎ラベル)を付ける
  • のぼり旗

    扱いの例
    防炎の処理をして防炎表示をするか、壁などに全面を密着させる
  • プラスチックダンボール・アクリル

    扱いの例
    装飾の材料としては使えない
  • ポリカーボネート

    扱いの例
    防炎の製品なら使える
  • ウレタン・ポリエステル・ナイロンなど

    扱いの例
    防炎の性能を与えるのが難しいため、使えない(少量で手の届かない発泡スチロールの切り文字などは例外)

第57回スーパーマーケット・トレードショー2023の出展細則(2023年)から抜き出しました。決まりは展示会と会場ごとに違います。

法令・ルール:防炎ラベルは、施工したあとも見えるようにします

防炎の性能があることを示す表示(防炎ラベル)は、消防法で決められた表示です。防炎の性能がない物に、この表示や紛らわしい表示を付けることは禁止されています。主催者の点検や消防の査察で確かめられることがあるので、看板を組み立てたあとも、ラベルが見える向きで設置します。

バックパネルやタペストリー、バナースタンドの布を注文するときは、防炎の加工ができるか、防炎ラベルが付くかを確かめます。グループの通販サイトのバックパネルは、スクリーンの防炎加工にも対応しています。上の表の細則は、ポリエステルなどを使えない素材に挙げています。トロマットなどのポリエステルの生地に防炎加工をしたものを使えるかは、注文の前に事務局に問い合わせます。アクリルの板を使った看板を持ち込みたいときも、その展示会で装飾の材料として使えるかを、規定で見ておきます。

バナースタンドは、立て方と運び方で選びます

バナースタンドには、台座に布を巻き取って収めるロールアップ式や、枠にハトメで留める型、上下の棒で張る型などがあります。持ち運びのしやすさと、小間の中で置く場所、次の展示会でも使うかで選びます。

図4バナースタンドとタペストリーの種類
  • ロールアップ式(巻き取り式)

    台座の中に布を巻き取って収め、使うときに上へ引き出して、支柱で支えます。

  • ハトメ式

    布の四すみに付けたハトメ(金属の輪)を、枠に留めて張ります。

  • 上下展張式(Iバナー)

    上と下の棒で布をはさみ、上下に引っぱって張ります。

  • タペストリー

    上の棒にひもを掛けて、壁や枠から下げます。

しくみの模式図です。製品によって、形や組み立て方が違います。

展示会場のカーペットの上に置いた、ロールアップ式のバナースタンドを裏から見た足元。台座と支柱と、表の印刷が薄く透ける布
ロールアップ式のバナースタンドの足元。台座から布を引き出し、まん中の支柱で支えます。

グループの通販サイトでは、ロールアップタイプ(巻き取り式)・ハトメタイプ・上下展張式(Iバナー)を扱っています。屋外で使える型、両面に表示できる型、幅1,500mm以上の大判の型もあります。表示の面のデザインと印刷も、あわせて注文できます。

ロールアップ式は、布を台座に収めて持ち運べるので、展示会のたびに組み立てて片付ける使い方に向いています。小間の中で置く場所も、先に決めておきます。通路に面した角に置くと歩く人から見えやすくなりますが、台座や足が小間の外に出ると、規定に反することがあります。となりの小間との境目に置くときは、となりの看板をふさがない向きにします。

バックパネルとタペストリーは、ブースの背景をつくります

バックパネルは、ブースの奥に立てる大きな面の看板です。会社のロゴや、いちばん伝えたい言葉を入れます。布のスクリーンを張る型や、パネルにプリントを貼る型があり、組み立てて繰り返し使える製品もあります。

グループの通販サイトでは、展示会やイベントのブースの背景に使うバックパネルを扱っています。表示の面は、トロマットなどのポリエステルの生地に刷る型と、下地のパネルにプリントを貼り込む型があり、スクリーンは防炎加工にも対応しています。組み立てが簡単で繰り返し使え、持ち運べる大きさに収められます。記者会見やセミナーの背景にも使われます。

バックパネルの下の部分は、展示する物や、ブースに立つ人で隠れやすい場所です。ロゴやいちばん伝えたい言葉は、人の頭より上の高さに入れます。写真を大きく使うときも、言葉を写真に重ねすぎず、遠くから読める大きさを残します。

表5バックパネルとタペストリーの素材の例
  • ターポリン

    特徴
    丈夫で、屋外にも強い生地
    向いている使い方
    屋外でも使うタペストリーや幕
  • トロマット

    特徴
    ポリエステルの糸を使った布の生地で、つやを抑えた風合い。軽く、たたんでしまえる
    向いている使い方
    バックパネルのスクリーン、持ち運ぶ幕

グループの通販サイトの案内をもとにしています。ターポリン・トロマットとも、防炎加工ができます。

タペストリーは、上の棒にひもを掛けて下げる看板です。グループの通販サイトでは、ターポリン・トロマットなどの素材を指定して、1枚から作れます。下げる場所は、壁の上の部分や、ブースの枠などです。会場の柱や壁に、装飾や展示物を寄りかけてはいけない展示会もあるので、下げる場所は規定で確かめます。

工場の大判インクジェットプリンター
工場の大判インクジェットプリンター(グリーンクロスグループの工場)。布やターポリンの看板は、大判のインクジェットプリンターで刷ります。

準備は、締め切りから逆に数えて進めます

展示会の看板の準備は、主催者の規定を読み、小間の図面と申し込みの締め切りを確かめることから始めます。デザインと製作の日程は、搬入の日から逆に数えて決めます。

展示会の看板の準備の流れ

  1. 1

    出展の規定を読む

    小間の種類と大きさ、高さの上限、はみ出しと防炎の決まり、出す書類と締め切りを確かめます。

  2. 2

    小間の図面を描く

    看板・展示物・カウンターの位置と高さを、平面図と立面図に描きます。基礎小間でも、図面の提出を求める展示会があります。

  3. 3

    看板の種類と大きさを決める

    読ませたい距離から、社名板・バックパネル・バナースタンドなどの組み合わせと、文字の大きさを決めます。

  4. 4

    デザインと入稿

    社名・ロゴ・伝えたい言葉・写真をそろえてデザインを決め、印刷のデータを入稿します。

  5. 5

    製作

    印刷と加工をして、必要なものには防炎の加工とラベルをそろえます。

  6. 6

    搬入と設営

    決められた日時に搬入し、小間の中で組み立てます。資材は小間の中に置き、通路には置きません。

  7. 7

    撤去と持ち帰り

    会期が終わったら、決められた時間内に撤去し、残った材料も持ち帰ります。次の展示会でも使う看板は、傷めないようにしまいます。

たとえば、第57回スーパーマーケット・トレードショー2023は、会期が2023年2月15日〜17日でした。小間の図面(平面図・立面図)を添えた申込書の締め切りは2022年12月9日、照明やコンセントの申込書は2023年1月11日でした。搬入は会期の2日前と前日、撤去は最終日の16時から22時まででした。看板のデザインと製作は、こうした締め切りに間に合う日程で組みます。

次の展示会でも使いたいときは、社名やロゴのように変わらない看板と、商品や催しによって変える看板を分けて作ります。バックパネルやバナースタンドには、組み立てて繰り返し使える製品があります。運ぶときの重さと大きさ、しまう場所も、作る前に考えておきます。

見落としやすいのは、高さ・境目・電気・防炎のラベル

展示会の看板で見落としやすいのは、高さの上限、となりの小間との境目、照明やモニターの電気、防炎のラベルです。どれも、会場に入ってから直すのが難しいところです。

搬入の前に確かめること

  • 看板のいちばん高いところが、高さの上限を超えていないか(照明の器具は別の決まりがあることも)
  • 台座や足、カウンターが、小間の外にはみ出していないか
  • 照明やモニターの電気を、締め切りまでに申し込んだか(基礎小間に照明やコンセントが付かない例もある)
  • 合板・布・カーペットなどに防炎のものを使い、ラベルが見えるか
  • 消火栓や警報設備の周り、誘導灯の前をふさいでいないか
  • 会場の柱や壁に、看板を寄りかけていないか

ポイント:会場で直すのが難しいもの

高さが上限を超えた看板や、防炎のものでない布は、会場で作り直すのが難しいものです。出展の規定に合わない装飾は、事務局から直すよう求められ、会場で撤去を求められることもあります。搬入の前に、図面と実物を規定に照らしておきます。

バナースタンドやバックパネル、タペストリーは、グループの通販サイト「看板通販サインシティ(別のタブで開きます)」でもご注文いただけます。ブースの看板をまとめて考えたいとき、規定に合わせた大きさや素材から決めたいときは、小間の図面と出展の規定をお送りください。会社や店舗の看板とあわせて、ロゴや色をそろえることもできます。

よくあるご質問

展示会のブースには、どんな看板が要りますか?

通路の離れた場所から社名を見せる社名板と、ブースの背景になるバックパネルが基本です。そこに、商品やサービスの見出しを見せるバナースタンドや、近くで読むパネル・カタログを組み合わせます。基礎小間では、社名板が主催者の用意する設備に入っていることがあります。

社名板は、自分で作るのですか?

展示会によって違います。基礎小間の付属の設備に社名板が入っていて、要るかどうかや仕様を申込書で伝える展示会もあります。スペース小間では、出展者名と小間番号の表示を自分で用意する例があります。主催者の出展の規定で確かめます。

バナースタンドを、ブースの前の通路に置いてもいいですか?

原則として置けません。装飾や展示物を、小間の外にはみ出して置けないとしている展示会があります。台座や足も、小間の境界の内側に収めます。

展示会の看板は、防炎でなければいけませんか?

展示場で使う展示用の合板やじゅうたん、カーテンなどは、消防法で防炎の性能が求められます。布やポスター、天井から下げるバナーなどにも、会場や主催者が防炎を求めていることがあります。出展の規定で、どの物に防炎が要るかを確かめます。迷うときは、主催者の事務局に問い合わせます。

看板の文字は、どのくらいの大きさにすればよいですか?

公共施設の案内表示のガイドラインをもとにした目安では、10m先から読ませるなら和文で40mm以上、20m先なら80mm以上です。近くで読むパネルでも、1〜2mの距離で9mm以上が目安です。

看板を出せる高さの上限は、どのくらいですか?

展示会と会場ごとに違います。幕張メッセで開かれたある展示会(2023年)では、基礎小間もスペース小間も2,700mmまででした。スペース小間は、境界から1,000mm以上下げた範囲なら3,600mmまででした。会場の決まりでは、東京ビッグサイトの防災ガイドラインが、間仕切りや展示パネルの高さを原則として3m以下としています。

準備は、いつから始めればよいですか?

出展の規定にある、図面や申し込みの締め切りから逆に数えて決めます。ある展示会では、小間の図面を添えた申込書の締め切りが、会期のおよそ2か月前でした。看板のデザインと製作は、その締め切りに間に合うように日程を組みます。

展示会の看板は、次の展示会でも使えますか?

作り方によって使えます。社名やロゴのように変わらない看板と、展示会ごとに変える看板を分けて作ると、使い回しやすくなります。組み立てて繰り返し使えるバックパネルやバナースタンドもあります。

参考にした資料

この記事について

全国看板施工・点検ナビ

運営:GREEN MEDIA(株式会社グリーンクロス グリーンメディア事業部)

監修:横田悠介(屋外広告士)

看板の製作・施工・点検・修理・撤去を、全国61拠点のネットワークで行っています。記事は、屋外広告士の監修のもとで作っています。記事の中の法令や自治体のルールは、国や自治体が公表している資料で確かめた内容で、使った資料は記事の最後に載せています。公開する前と、内容を直すときには、資料と照らし合わせて確かめています。

展示会の看板は、小間の図面と出展の規定からご相談ください。

小間の大きさと、主催者の出展の規定、見せたい内容をお知らせください。社名板・バックパネル・バナースタンドなどの組み合わせと、規定に合わせた大きさ・素材から、デザイン・製作までご相談いただけます。

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