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看板の掃除と日ごろの手入れ。素材ごとの汚れの落とし方と、高い所は頼む目安

看板が雨だれや排気ガスで黒ずんできて、店の顔なのにくすんで見えるとき。看板の掃除は、柔らかい布やスポンジと、水で薄めた中性洗剤で拭くのが基本です。アクリル板に濃いアルコール、シートに研磨剤やシンナー、高圧洗浄機を使うと、ひびや傷、はがれの原因になります。脚立の天板に乗らないと届かない看板や、道路に面した高い看板は、自分で掃除せずに、点検と一緒に頼むのが安全です。

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GREEN MEDIA(グリーンクロス)
店先のランチの案内を入れたA型のスタンド看板の表示面を、作業用の手袋をした手で、布で拭く様子。足元にバケツとスポンジ
店先のスタンド看板の表示面を、布で拭いているところ。手の届く看板は、柔らかい布と薄めた中性洗剤で、日ごろから汚れを落とせます。

この記事のポイント

  • 01基本は、柔らかい布やスポンジと、水で薄めた中性洗剤。洗剤が残らないよう水拭きして、最後に乾いた布で拭き上げます
  • 02アクリル板は濃いアルコールで端にひびが入ることがあります。シートは、研磨剤で表面に傷がつき、シンナーなどの溶剤で表面が侵され、高圧洗浄機で端がはがれることがあります(メーカーの説明)
  • 03光る看板は電源を切ってから、表示面の外側だけを拭きます。中の配線や照明の器具の工事は、原則として電気工事士の資格が要ります
  • 04脚立の天板に乗らないと届かない看板、高さ2m以上の作業、道路での作業は、自分でせずに頼みます
  • 05高い所の看板の掃除は、屋外広告士の点検と一緒に頼めます。傷みが見つかれば、修理やLED化まで同じ窓口で進められます

汚れは、看板の上の面・下の角・文字のすきまにたまります

看板の汚れは、ほこりが積もる上の面、雨だれが伸びる下の角、立体の文字のすきまにたまりやすくなります。雨だれや油の汚れは、放っておくと落ちにくくなります。壁を伝うさびの筋は、汚れではなく、取付金具の傷みのサインのことがあります。

図1看板に汚れがたまりやすいところ
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  1. 看板の上の面ほこりや砂が積もり、雨のたびに表示面へ流れて筋になります。
  2. 下の角から伸びる雨だれ看板の下の角から、壁に黒い筋が伸びることがあります。
  3. 文字と文字のすきま立体の文字のすきまや角は、ほこりや虫がたまりやすいところです。
  4. 取付金具の下のさびの筋汚れに見えても、金具のさびが進んでいるサインのことがあります。消さずに、点検を頼みます。

汚れのたまり方を示す模式図です。さびの筋は黄色で表しています。

3Mの看板用フィルムの取扱説明書は、看板を定期的に掃除するよう勧めていて、雨だれや水あか、油の汚れは、放っておくと固まって落ちにくくなるおそれがあるとしています。アルミ複合板のメーカーも、塗装した板の表面に付いたごみやほこりを、適宜(必要に応じて)掃除して取り除けば、美しい外観を保てるとしています。黒ずみが目立つ前に、手の届く範囲から汚れを落としておくと、掃除の手間も軽くなります。

補足:壁を伝うさびの筋は、掃除で消して終わりにしない

看板の安全管理ガイドブック(2024年6月 第4版)は、袖看板の項で、壁面にさびの汚れが垂れているときは、看板を支える金具(ブラケット)がさびで腐食しているとしています。ほかの看板でも、取付金具の下にさびの筋があれば、金具がさびていることがあります。筋を拭き取ると見た目はきれいになりますが、金具の傷みは残ります。写真を撮って、点検を頼みます。

掃除の基本は、柔らかい布と薄めた中性洗剤です

乾いた砂ぼこりを先に落とし、薄めた中性洗剤を柔らかい布やスポンジで塗って、上下にまっすぐ動かして拭きます。洗剤は水拭きで残さず取り、最後に乾いた布で拭き上げます。研磨剤・硬いブラシ・シンナーなどの溶剤は使いません。

手の届く看板の、掃除の手順

  1. 1

    電源を切り、天気を確かめる

    光る看板は電源を切ります。強い風や雨の日、夏の強い日差しの下は避けます。

  2. 2

    乾いた砂ぼこりを落とす

    固く絞った布で砂ぼこりを拭き取るか、水で流します。砂が付いたままこすると、表示面を傷めることがあります。

  3. 3

    薄めた中性洗剤で拭く

    柔らかい布やスポンジに洗剤をつけ、円を描かずに、上下にまっすぐ動かして拭きます。

  4. 4

    洗剤を残さず拭き取る

    水拭きで洗剤を取り、最後に乾いた布で拭き上げます。洗剤が残ると、拭き跡になります。

図2拭き方のちがい
  • 上下にまっすぐ動かす

    3Mの取扱説明書は、パッドを上下の直線の向きに動かすよう勧めています。

  • 円を描くように拭く

    円を描くように擦ると、傷がついたときに目立ちやすくなるとしています。

3Mのフィルムの取扱説明書の拭き方をもとにした模式図です。

用意するもの

  • 柔らかい布(数枚。水拭き用と乾拭き用に分ける)
  • 柔らかいスポンジか、研磨粒子の入っていない洗浄用のパッド
  • 中性洗剤と、薄めるためのバケツ
  • ゴム手袋・保護メガネ
  • ゴム製のスキージー(大きな面のとき)

研磨粒子の入ったスポンジ、ナイロンのたわしのような硬いブラシ、金たわしは、表示面を傷めることがあるため使いません(3M・LIXIL の説明)。

法令・ルール:表示面を削る道具と溶剤は、メーカーの説明で避けるよう書かれています

次の章の表のとおり、シート・アルミ複合板・ステンレス・テントの生地のメーカーは、表示面を削る道具(研磨剤・硬いブラシ・金属のたわしなど)を避けるよう案内しています。シンナーなどの溶剤も、シート・ポリカーボネート板・アルミ複合板・テントの生地で、避けるものに挙がっています。高圧洗浄機も、3Mはシートの看板に、LIXILはオーニングの生地に、使わないよう書いています。

素材ごとに、使ってよいもの・避けるものが違います

同じ中性洗剤でも、素材によって薄め方や避ける薬品が違います。アクリル板は濃いアルコール、ポリカーボネート板はアルコールやシンナー、アルミ複合板とステンレスは酸性・アルカリ性の洗剤を避けます。看板の素材が分からないときは、看板を作った会社に確かめます。

表1素材ごとの手入れと、避けるもの
  • アクリル板

    手入れ(メーカーなどの説明)
    薄めた家庭用の洗剤で拭き、見やすさを保つため十分に拭き取る
    避けるもの
    濃度の高いアルコール(端に細かいひびが入ることがある)
  • ポリカーボネート板

    手入れ(メーカーなどの説明)
    柔らかい布で水洗いするか、水で約200倍に薄めた中性洗剤で軽く拭く
    避けるもの
    エタノール・次亜塩素酸ナトリウムなどの消毒液、シンナーなどの溶剤、アルカリ性・強い酸性の薬品
  • シート(フィルム)

    手入れ(メーカーなどの説明)
    中性洗剤と、研磨粒子のない白いパッド。上下にまっすぐ拭き、文字の端や角は強くこすらない
    避けるもの
    研磨粒子・漂白剤入りの洗剤、コンパウンド、硬いブラシ、ラッカーシンナーやガソリン、高圧洗浄機
  • アルミ複合板

    手入れ(メーカーなどの説明)
    柔らかい布と中性洗剤で拭き、水で洗い流して乾いた布で拭き上げる
    避けるもの
    研磨剤入りのクリーナー、スチールウール、酸性・アルカリ性の洗剤、有機溶剤
  • ステンレス

    手入れ(メーカーなどの説明)
    水でぬらした布で拭き、汚れがひどいときは薄めた中性洗剤で拭いて水で流す
    避けるもの
    酸性・アルカリ性・塩素系の薬品、クレンザー、金たわし、エタノール以外の有機溶剤
  • テントの生地

    手入れ(メーカーなどの説明)
    濡らしたスポンジで拭き、中性洗剤を使ったら残さず拭き取る。濡れたら乾かす
    避けるもの
    ブラシ、たわしなどの硬い物、シンナー・ベンジンなどの溶剤、高圧洗浄機

三菱ケミカルインフラテック「樹脂板製品 使用上のご注意」(2020年6月。飛沫防止用の板についての注意)、3M「スコッチカル フィルムの清掃方法について」(2023年7月)、アルポリック「ご使用上の注意」(塗装したアルミ複合板)、LIXIL のステンレス製品のお手入れと独立オーニング(キャンバスの生地)の取扱説明書をもとにしています。どれも各社の製品についての説明で、製品によって説明が違うため、看板の素材の説明を優先します。シートを貼ったアルミ複合板は、シートの欄も見てください。

光る看板の表示面には、アクリル板のほかに、ポリカーボネート板や、FFシートと呼ばれる光を通す膜が使われることがあります。表に載せていない素材や、どれが使われているか分からない看板は、製品の説明を確かめるか、看板を作った会社に聞くのが確実です。素材の違いは、看板の素材の選び方で紹介しています。

表2汚れの種類ごとの落とし方の例
  • 砂ぼこり

    落とし方(メーカーなどの説明)
    固く絞った布で拭き取るか、水で流してから洗剤を使う
    気をつけること
    砂が付いたままこすらない
  • 雨だれ・水あか

    落とし方(メーカーなどの説明)
    薄めた中性洗剤で、早めに落とす
    気をつけること
    放っておくと固まって落ちにくくなる
  • シートの油などの汚れ

    落とし方(メーカーなどの説明)
    薄めた中性洗剤で拭く。落ちないときは、看板を作った会社に確かめる
    気をつけること
    シンナーやガソリンなどの有機溶剤は使わない(表面を侵す)
  • ステンレスの指紋・手あか

    落とし方(メーカーなどの説明)
    中性洗剤か石けん水で拭き取る
    気をつけること
    落ちないときの溶剤は、製品の説明で確かめる
  • ステンレスのもらいさび

    落とし方(メーカーなどの説明)
    初期のうちに、さびに効く市販の清掃剤で落とす
    気をつけること
    長く放っておくと、ステンレス自体のさびに進む

3M「スコッチカル フィルムの清掃方法について」、ステンレス協会「ステンレス建材の手入れ方法について」をもとにしています。ステンレスに使ってよい溶剤は、資料によって書き方が違います(LIXIL はエタノール以外の有機溶剤を使わないとしています)。看板の製品の説明を優先します。

ポイント:初めて使う洗剤は、目立たないところで試してから

ステンレス協会は、汚れの落とし方を、目立たないところで弱い方法から順に試し、うまくいった方法で全体を掃除するよう勧めています。ほかの素材でも、初めて使う洗剤は、看板の端の小さな範囲で試してから広げると、思わぬ変色やくもりを防げます。

ステンレスはさびにくい金属ですが、さびない金属ではありません。LIXIL は、海沿いや交通量の多い道路沿い、融雪剤をまく地域では、さびや汚れが出やすいため、こまめな手入れを勧めています。ステンレス協会は、表面に付いた「もらいさび」を長く放っておくと、ステンレス自体のさびに進むとしています。初期のさびなら、市販の清掃剤でほとんど元どおりの表面に戻せるとしています。

光る看板は、電源を切ってから、表示面の外側だけを拭きます

光る看板を掃除するときは、まず電源を切ります。拭くのは表示面の外側だけにし、看板を開けて中を掃除したり、照明に触ったりはしません。中には配線や照明の器具があり、それらをつないだり替えたりする工事は、原則として電気工事士の資格が要るためです。

夜に光る、福岡銀行の文字の看板
グリーンクロスグループが手がけた看板(福岡銀行)。夜に光る文字の看板です。

3Mの取扱説明書は、中から光らせる看板(内照式)を掃除するときは、電源を切って作業するよう書いています。水を使う掃除なので、必ず電源を切ってから始め、電気の部品に水がかからないようにします。

看板の中にたまったほこりや虫、ちらつく照明が気になっても、自分で看板を開けるのは控えます。中には照明の器具や配線があり、配線をつないだり器具を替えたりする電気の工事は、原則として電気工事士の資格をもつ人の作業です(電気工事士法 第3条)。照明や配線の点検・交換は、看板の修理や看板のLED化とあわせて頼めます。

補足:外から照らすライトは、傾き・外れかけを地上から見ます

看板の安全管理ガイドブックは、外から照らす看板の照明器具が傾いたり外れかけたりしていないかを、持ち主が日ごろ確かめる項目に挙げています。屋上の看板の項では、アームのつなぎ目の腐食やボルトのゆるみがあると、器具が落ちるおそれがあるとしています。器具に手をかけて掃除をするのは避けます。

脚立の天板より上、高さ2m以上、道路での作業は頼みます

地上に立って手の届く看板は、自分で掃除できます。脚立は天板に乗らずに使い、それでも届かない看板や、高さ2m以上の作業、道路にはみ出す作業は、機材と手続きをそろえた業者に頼みます。

図3自分で掃除する範囲と、頼む範囲の目安
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  1. 地上から手の届く看板置き看板や、入口の横の低いプレートなどは、自分で掃除できます。
  2. 脚立は天板に乗らない天板に乗る・座る・またぐのは禁止とされています(上枠付きの脚立などを除く)。
  3. 高さ2mの目安労働安全衛生規則は、高さ2m以上で落ちるおそれのある作業に、作業床などの墜落を防ぐ措置を、事業者に求めています。
  4. 高い看板と道路での作業高所作業車を使う作業や、道路で行う作業は、機材と道路使用の許可をそろえた業者に頼みます。

考え方を示す模式図で、人と建物の高さはおおよその縮尺です。

製品評価技術基盤機構(NITE)の報告書は、上枠付きの脚立などを除き、脚立の天板に乗る・座る・またぐことを禁止行為とし、製品の取扱説明書や本体の表示にもそう書かれているとしています。はしごの上から3段目より上の段に乗らないことも、注意事項に挙げています。報告書の分析は、補助者を付けることを、はしごや脚立から落ちるリスクを下げる対策に挙げています。片手に布やバケツを持つ掃除は、無理な体勢になりやすい作業です。

従業員に高い所の作業をさせるときは、労働安全衛生規則の決まりもかかわります。第518条は、高さ2m以上の場所で落ちるおそれがある作業では、足場などで作業床を設け、それが難しいときは防網を張ったり、墜落による危険を防ぐための器具(要求性能墜落制止用器具)を使わせたりするよう、事業者に求めています。

歩道に高所作業車を止めるなど、道路で作業をするときは、管轄の警察署の道路使用許可が要ります(道路交通法 第77条)。3Mの取扱説明書は、高い所の掃除では、水や泡、汚れた水が通る人にかからないよう、下を養生するよう書いています。

高所作業車のバケットに乗ったヘルメットと安全帯の作業員が、ビルの2階の壁面の、教室の名前を入れた看板を、柄の付いたブラシで洗う様子。地上にカラーコーン
高所作業車のバケットから、2階の壁面の看板を洗っているところ。高い所の掃除は、作業床のある機材をそろえ、周りの道路や歩道の安全を確保して行います。

掃除のときに、傷みのサインも見ておきます

看板に近づく掃除は、傷みに気づく機会です。さびの筋、アクリル板のひびや外れかけ、表示面のがたつき、照明の不点灯、部品の欠けを見つけたら、掃除を続けずに点検を頼みます。

掃除のときに、一緒に見ておくこと

  • 金具のまわりや支柱の根元から、さびが出ていないか
  • 看板が傾いていないか、袖看板が壁から垂直に付いているか
  • アクリル板に、ひびや外れかけがないか
  • 表示面(パネル)が、がたついていないか
  • 照明が切れていないか、外から照らす器具が傾いていないか
  • 看板の部品が欠けたり、下に落ちたりしていないか

看板の安全管理ガイドブック(2024年6月 第4版)の「看板所有者の日常点検項目」をもとにしています。ガイドブックは、目で見て確かめればよいとしています。看板を揺らしたり、手をかけたりして確かめるのは避けます。

クレイン歯科クリニックの壁面看板。上が面板交換前、下が交換後
グリーンクロスグループが点検・修繕した看板(クレイン歯科クリニック)。上が面板の交換前、下が交換後です。

洗っても色が薄い、表面が白っぽい、ひびが広がっているといった表示面の傷みは、掃除では元に戻りません。表示面だけを替える、LEDに替える、看板ごと替えるなど、直し方は傷みの場所で変わります。見分け方は看板の劣化と交換の時期、点検の決まりは看板の点検は義務?で紹介しています。

多店舗では、掃除と日ごろの確認のやり方をそろえます

店舗が多いと、看板の掃除のしかたや確かめる項目が店ごとにばらばらになりがちです。本部で、素材ごとの手入れのしかた、日ごろ見る項目、写真の撮り方をそろえ、高い所の清掃は点検と一緒に計画します。

表3店舗・本部・専門の業者の分担の例
  • 店舗

    すること
    手の届く看板の掃除、日ごろの目での確認、気になるところの写真を本部へ送る
  • 本部

    すること
    看板の素材と手入れのしかたの一覧、確かめる項目、写真の撮り方をそろえる。記録を店舗ごとにまとめる
  • 専門の業者

    すること
    高い所の看板の清掃、定期の点検、照明や表示面の修理・交換

分担の一つの例です。看板の種類や店舗の形(路面店・商業施設の中・ビルのテナントなど)で変わります。

ガイドブックは、記憶に頼らず、記録によって安全を保つしくみをつくるよう勧めています。店舗ごとに、看板の種類と素材、掃除と点検の日付、写真を残しておくと、傷みの進み方を比べられます。台帳のつくり方は多店舗の看板管理で紹介しています。

迷いやすいところと、やめておきたいこと

気をつけたいのは、高圧洗浄機で一気に流す、除菌用のアルコールでアクリル板を拭く、晴れた夏の日中に洗剤を広げる、といったことです。どれも、メーカーの説明で避けるよう書かれています。

補足:シートの看板に、高圧洗浄機を使わない

3Mの取扱説明書は、シート(フィルム)の看板の清掃に高圧洗浄機を使わないよう書いています。シートの端がはがれるおそれがあるためです。切り抜いた文字のシートは、端や角を強くこすらないようにします。

補足:アクリル板を、除菌用のアルコールで拭かない

三菱ケミカルは、濃いアルコールで拭き取り消毒をすると、アクリル板の端に細かいひびが入ることがあると注意しています。アクリル板は、薄めた家庭用の洗剤で拭きます。アルコールを使ってよいかは素材や製品で違うため、何でできた面かを確かめてから使います。

補足:夏の日中や、風の強い日は避ける

3Mは、清掃中に表面が乾くと汚れがむらになって残るとして、夏の直射日光の下での洗浄をなるべく避け、やむを得ないときは乾かないよう狭い範囲ごとに洗うよう書いています。強い風や雨の日の清掃も避けるとしています。朝や夕方の、日差しの弱い時間帯を選びます。

補足:貼ったばかりのシートは、すぐに洗わない

3Mは、気温の低い冬に貼った直後に洗うと、接着の力が十分でなく、はがれることがあるとしています。十分な接着の力が得られるまでの目安は、貼ってから48時間です。看板を新しくしたあとは、最初の掃除の時期と方法を、看板を作った会社に確かめておくと安心です。

高い所の看板の掃除は、点検と一緒に頼めます

高所作業車を使う清掃も、屋外広告士の点検と一緒にお受けします。夜間や土日祝の作業にも対応し、傷みが見つかれば、修理やLED化まで同じ窓口で進められます。全国61拠点のネットワークで、全国の店舗の看板もまとめてご相談いただけます。

看板の安全管理ガイドブックは、専門の業者による定期の点検の項目に「看板清掃」を挙げ、清掃・点検・補修と予算の管理を含めて、先の予定が見えるようにしておくことを勧めています。高い所の看板の掃除には、高所作業車や、道路で作業するときの道路使用の許可など、点検と同じ準備が要ることがあります。点検と一緒に頼めば、準備は一度ですみます。

表4掃除を頼むときに、伝えておくこと
  • 看板の写真(全体と、汚れのアップ)

    理由
    汚れの種類と範囲、素材の見当をつけるため
  • 取り付けている高さと場所

    理由
    脚立で届くか、高所作業車が要るか、道路で作業するかを決めるため
  • 光る看板かどうか

    理由
    電源を切る段取りと、照明の点検をあわせるかを決めるため
  • 作業できる時間帯

    理由
    店の営業や人通りに合わせるため(夜間や土日祝の作業もできる)
  • 気になっている傷み

    理由
    掃除と一緒に点検・修理をするかを決めるため

写真から概算をお伝えし、正式なお見積りは、清掃や点検の内容が決まり、看板と現地を確かめてからお出しします。ご相談・お見積りは無料です。

費用は、看板の高さと大きさ、使う機材、道路の使用の許可が要るか、作業の時間帯、点検や修理を一緒に行うかで変わります。金額を比べるときは、清掃の範囲(表示面だけか、文字のすきまや金具まわりもか)と、点検の報告の有無をそろえて見ると、違いが分かりやすくなります。

全国61拠点のネットワークで、店舗に近い拠点の担当が伺います。写真1枚からご相談いただけて、ご相談・お見積りは無料です。

よくあるご質問

看板は何で拭けばよいですか?

柔らかい布やスポンジと、水で薄めた中性洗剤が基本です。乾いた砂ぼこりを先に落とし、上下にまっすぐ拭いたあと、洗剤を水拭きで取り、乾いた布で拭き上げます。素材のメーカーの説明があれば、そちらを優先します。

アクリルの看板を、アルコールで拭いてもよいですか?

濃いアルコールは避けます。三菱ケミカルは、濃度の高いアルコールで拭くと、アクリル板の端に細かいひびが入ることがあると注意しています。薄めた家庭用の洗剤で拭き、見やすさを保つため、十分に拭き取ります。

看板に高圧洗浄機を使ってもよいですか?

シート(フィルム)の看板には使いません。3Mは、端がはがれるおそれがあるとして、清掃に高圧洗浄機を使わないよう書いています。LIXIL のオーニングの取扱説明書も、生地に高圧洗浄機を使わないよう書いています。

光る看板の中のほこりや虫は、自分で取れますか?

看板を開けての掃除は控えます。中には照明や配線があり、配線をつないだり器具を替えたりする電気の工事は、原則として電気工事士の資格をもつ人の作業です(電気工事士法 第3条)。表示面の外側だけを、電源を切ってから拭き、中の掃除や照明の交換は点検・修理と一緒に頼みます。

看板の掃除は、どのくらいの頻度ですればよいですか?

汚れ方は場所で違うため、回数を一律には決められません。3Mのフィルムの取扱説明書は「定期的に」、アルミ複合板のメーカーは「適宜」とし、回数は示していません。3Mは、雨だれや油の汚れは放っておくと固まるおそれがあるとしています。手の届く看板は汚れが目立つ前に、高い所の看板は点検の時期に合わせて頼むと、無理がありません。

高い所の看板の掃除は、だれに頼めばよいですか?

看板の点検や修理をしている会社に頼むと、清掃と一緒に傷みも確かめられます。看板の安全管理ガイドブックは、専門の業者による定期の点検の項目に「看板清掃」を挙げています。高所作業車や道路使用の許可が要る作業も、まとめて段取りできます。

看板の掃除を頼むと、費用は何で決まりますか?

看板の高さと大きさ、使う機材、道路の使用の許可が要るか、作業の時間帯、点検や修理を一緒に行うかで変わります。写真から概算をお伝えし、正式なお見積りは、内容が決まり現地を確かめてからお出しします。ご相談・お見積りは無料です。

掃除をしても、看板の色が薄く見えるのはなぜですか?

汚れではなく、表示面の傷み(色あせなど)のことがあります。掃除では元に戻らないため、表示面の交換や、看板の掛け替えを考えます。傷みの見分け方と交換の時期は、看板の劣化の記事で紹介しています。

参考にした資料

この記事について

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運営:GREEN MEDIA(株式会社グリーンクロス グリーンメディア事業部)

監修:横田悠介(屋外広告士)

看板の製作・施工・点検・修理・撤去を、全国61拠点のネットワークで行っています。記事は、屋外広告士の監修のもとで作っています。記事の中の法令や自治体のルールは、国や自治体が公表している資料で確かめた内容で、使った資料は記事の最後に載せています。公開する前と、内容を直すときには、資料と照らし合わせて確かめています。

高い所の看板の掃除は、写真1枚から無料でご相談ください。

看板の写真と取り付けている高さが分かれば、掃除のしかたと、点検・修理の進め方をご案内します。高所作業車を使う清掃も、屋外広告士の点検と一緒にお受けし、全国61拠点のネットワークで全国の店舗に伺います。夜間や土日祝の作業にも対応します。ご相談・お見積りは無料です。

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