全国看板施工・点検ナビ
修理・交換・撤去

看板の修理。「点かない・割れた・傾いた」症状から分かる原因と直し方

看板の明かりが点かない、表示面にひびが入った、なんだか傾いて見える。気づいたら、まず症状を確かめて、急いだほうがよいかを見分けます。落ちるおそれがあれば、看板の下から人を離すのが先です。そのうえで写真を撮って相談すると、原因の見当と直し方の提案がしやすくなります。

更新日
公開日
運営
GREEN MEDIA(グリーンクロス)
看板クリニックの車両の前に立つ3名のスタッフ
看板クリニックの車両の前に立つ、グリーンクロスグループの3名のスタッフ

この記事のポイント

  • 01照明が点かないときは、ブレーカーとタイマーなど手元で見られるところを確かめ、配線や安定器には触れません
  • 02部材の外れ・大きな傾き・焦げたにおいは急ぐサインです。看板の下から人を離し、照明を消して相談します
  • 03照明の不具合は、ランプ、安定器や電源の装置、配線、看板の中に入った水などが原因として考えられます
  • 04直し方は、部品の交換・表示面の交換・看板ごとの作り替えから、傷みの範囲と使う年数で選びます
  • 05台風や大雨のあとは地上から10の項目を確かめ、震度5強以上の地震や大型の台風のあとは、専門の業者に臨時の点検を頼みます

不具合は、照明・表示面・取付部に分けて考えます

看板の不具合は、照明、表示面、本体と取付部の3つに分けると、原因の見当をつけやすくなります。症状の表で、考えられる原因と直し方、急ぐかどうかを確かめてください。

看板の不具合は、夜に明かりが点いていないと気づいたときや、店の前を掃除していて表示面のひびを見つけたときなど、ふとした場面で見つかります。小さな症状に見えても、原因が看板の中や取付部にあることがあります。まずは、照明・表示面・取付部のどこの症状かで分けてみてください。

表1症状ごとの、考えられる原因と直し方
  • 照明が全部点かない

    考えられる原因
    ブレーカーやタイマー、安定器や電源の装置の故障、配線の不具合
    主な直し方
    原因を調べ、部品の交換や配線の補修
    急ぐ目安
    焦げたにおいや煙があれば、すぐ
  • ちらつく・点くのが遅い

    考えられる原因
    蛍光ランプの寿命、安定器の劣化
    主な直し方
    ランプや安定器の交換、LEDへの切り替え
    急ぐ目安
    早めに
  • 一部だけ暗い

    考えられる原因
    ランプやLEDの一部の寿命・故障、電源の装置の劣化
    主な直し方
    傷んだ部品の交換
    急ぐ目安
    早めに
  • 点く・消える時刻がずれる

    考えられる原因
    タイマーや明るさのセンサーの設定のずれ・故障
    主な直し方
    設定の確認、部品の交換
    急ぐ目安
    急がない
  • 雨のあとに点かない・ブレーカーが落ちる

    考えられる原因
    看板の中に水が入り、漏電している
    主な直し方
    照明を消し、水の入り口と配線を調べる
    急ぐ目安
    すぐ(照明を使わない)
  • 表示面が割れた・ひびが入った

    考えられる原因
    強い風や物が当たった、材料の劣化、熱による変形
    主な直し方
    面板の交換。破片が落ちそうなら先に外す
    急ぐ目安
    割れが大きい・外れそうなら、すぐ
  • シートがはがれた・浮いた

    考えられる原因
    シートの劣化、接着が弱くなった
    主な直し方
    シートの貼り替え
    急ぐ目安
    風であおられるなら早めに
  • 色あせた・黄ばんだ

    考えられる原因
    日差しによるシートやインク、板の劣化
    主な直し方
    シートの貼り替え、面板の交換
    急ぐ目安
    急がない
  • 看板が傾いた・ぐらつく

    考えられる原因
    取付金具や支柱のさび・ゆるみ、壁の傷み
    主な直し方
    取付部の補修・補強、付け直し
    急ぐ目安
    すぐ(看板の下から人を離す)
  • さびが出ている

    考えられる原因
    金具や支柱、枠の鉄の部分の腐食
    主な直し方
    さび落としと塗装、部材の交換
    急ぐ目安
    根元や金具のさびは早めに
  • 立体の文字が外れかけている

    考えられる原因
    文字を留める金物の劣化、文字の中に入った雨水
    主な直し方
    文字の付け直しや交換。光る文字は配線も確かめる
    急ぐ目安
    すぐ(看板の下から人を離す)
  • がたつく音がする・部材が外れかけている

    考えられる原因
    ボルトのゆるみ、部材の破損
    主な直し方
    部材の固定・交換
    急ぐ目安
    すぐ(看板の下から人を離す)

考えられる原因の一般的な例です。実際の原因は、写真や現地で看板の状態を確かめてから判断します。

歩み進学塾の壁面看板。上が表示面の劣化時、下が表示変更後
グリーンクロスグループが点検・修繕した看板(歩み進学塾)。日当たりの強い立地で表示面の劣化が進んでいたため、劣化しにくい材料で表示を変更しました。上が劣化していたとき、下が変更後です。

落ちそう・焦げくさいときは、修理の前に人を離し、照明を消します

部材が外れかけている、看板が大きく傾いている、焦げたにおいや煙がある。こうしたときは修理の相談より先に、看板の下から人を離し、照明を消します。

落ちるおそれがあるときの対応の順番

  1. 1

    看板の下から人を離す

    看板の下や周りに人が近づかないよう、コーンやテープで区切り、見張りの人を置きます。

  2. 2

    専門の業者に連絡する

    看板の写真と設置場所を伝えます。確かめようとして高い所に上がったり、看板に触ったりはしません。

  3. 3

    人通りの多い場所は、警察にも

    看板の安全管理ガイドブックは、人通りの多い場所では、警察への連絡もしておくよう勧めています。

  4. 4

    照明は消しておく

    看板が傷んでいるときや、中に水が入ったおそれがあるときは照明を消し、業者が確かめるまで点けません。

補足:焦げたにおいや煙は、照明器具の劣化のサインのことがあります

煙や炎が見えるときは、ためらわず119番に通報してください。堺市消防局は、管内で照明器具から出火した火災を調べた結果、多くは長く使ううちに安定器などの中の部品が劣化したことが原因だったとしています。使い始めて10年を超えた器具は、見た目が正常でも中の劣化が進んでいる場合があるとして、点検と早めの交換を呼びかけています。

看板が落ちて人にけがをさせれば、看板を使っている占有者や所有者が責任を問われることがあります(民法第717条)。急ぐサインがあるときは、営業の都合より安全を先にします。

照明が点かないときは、電気の通り道を手前から確かめます

照明の不具合は、建物の分電盤から看板の中のランプまでの、電気の通り道のどこかで起きています。ブレーカーやタイマーなど手元で見られるところを確かめ、それでも点かなければ、配線や安定器には触れずに相談します。

図1看板の照明に電気が届くまで
12345
  1. 分電盤のブレーカー看板につながるブレーカーが落ちていないかを見ます。上げてもすぐ落ちるときは漏電などが考えられるため、何度も上げ直さずに相談します。
  2. タイマー看板を点ける時刻を決める装置です。停電のあとなどに、時刻や設定がずれていないかを見ます。暗くなると点ける明るさのセンサーを使う看板もあります。
  3. 壁を通る配線建物から看板へ電気を送る線です。壁を通る所から水が入ると、漏電の原因になることがあります。
  4. 安定器・電源の装置蛍光灯を点ける安定器や、LEDに電気を送る電源の装置です。長く使うと劣化し、点かない・ちらつく原因になります。
  5. ランプ・LED蛍光ランプや、LEDを並べた部品(LEDモジュール)です。寿命で暗くなったり、点かなくなったりします。

建物の分電盤から看板の中のランプまでを描いた模式図です。薄い灰色の範囲の1と2は、建物の中で確かめられることがあります。3から5は、看板を開ける作業や電気の工事になります。

表2自分で確かめてよいこと、業者に頼むこと
  • ブレーカーを見る

    だれが
    自分で
    理由
    落ちていないかを見る。雨のあとや焦げたにおいがあるときは上げない。上げてもすぐ落ちるときは上げ直さない
  • タイマーの時刻と設定を見る

    だれが
    自分で
    理由
    取扱説明書の範囲で確かめる
  • 地上から写真を撮る

    だれが
    自分で
    理由
    高い所に上がらず、看板に触らない
  • ランプの交換

    だれが
    業者に頼む
    理由
    高い所の作業で、看板を開ける必要がある。器具に合うランプを選ぶ
  • 安定器・電源の装置の交換

    だれが
    電気工事士
    理由
    配線をつなぎ替える作業があり、電気工事士が行う
  • 配線の補修・引き直し

    だれが
    電気工事士
    理由
    電気工事士法で、資格をもつ人が行う作業
  • 水の跡・漏電の調査

    だれが
    業者に頼む
    理由
    電気を止めて、看板を開けて調べる

電気工事士法は、住宅や店舗などの電気の工事の作業は、電気工事士の資格をもつ人でなければしてはならないとしています(第3条)。資格がなくてよい軽い工事や作業も政令や省令で決められていますが、その範囲は限られています。看板の中の配線を外したりつないだりする作業は、資格のある人に頼みます。

補足:古い安定器には、PCBを含むものがあります

環境省によると、コンデンサーを内蔵する業務用・施設用の蛍光灯器具の安定器には、PCB(ポリ塩化ビフェニル)を含む油が使われたものがあります。沖縄県は、昭和32年から昭和47年にかけて作られた業務用照明器具の安定器にPCBが含まれている可能性があり、製造から40年以上たったものが破裂して漏れる事故が全国で起きているとしています。高濃度のPCB廃棄物の処理の受付はすでに終わっていて、新たに見つかったときは自治体に報告します。古い看板の安定器を外すときは、銘板(器具に付いた札)のメーカー名・型式・力率・製造年月を確かめます。

表示面の割れ・はがれ・色あせは、傷みの範囲で直し方を選びます

表示面の傷みは、シートの貼り替え、面板の交換、看板ごとの作り替えのどれかで直します。割れて破片が落ちそうなときは、直す前に外すことを先にします。

図2内照式の看板で、症状が出るところ
123456
  1. 表示面の板アクリル板などの、樹脂の面板です。物が当たったり材料が劣化したりして割れ、強い熱でゆがんで枠から外れることもあります。
  2. 表示のシート面板に貼った、文字や写真のシートです。日差しで色があせたり、端からはがれたり、浮いたりします。
  3. 枠の継ぎ目枠と面板の継ぎ目のすき間です。ふさいでいる材料が傷むと、雨水が中へ入ることがあります。
  4. ランプ看板の中のランプです。表示面の傷みとは別に、寿命で暗くなります。
  5. 安定器・電源の装置中に水が入ると、漏電や故障の原因になります。
  6. 配線の入り口壁から看板の中へ線を通す所です。すき間から水が入ることがあります。

壁に付けた内照式の看板(中に照明を入れて表示面を光らせる看板)を、横から見た断面(左)と正面(右)から見た模式図です。

看板の安全管理ガイドブックは、ゲリラ豪雨で看板の中に水が回り込み、漏電を起こすことがあるとしています。気温が極端に高くなると、熱でアクリルの面板がゆがみ、枠から外れて落ちることもあると書いています。雨のあとや猛暑のあとは、継ぎ目や面板に変わりがないかを見ておきます。

小さなひびでも、雨水が入ったり、ひびが広がったりするため、早めに面板を替えます。大きく割れて破片が落ちそうなときは、先に外して下を通る人の安全を確かめます。シートのはがれや色あせは、シートの貼り替えで直せることがあり、日当たりの強い場所では劣化しにくい材料を選びます。

面板には、アクリル板のほか、割れにくいポリカーボネート板や、アルミ複合板(樹脂を薄いアルミではさんだ板)なども使われます。割れにくさや光の通り方が違うため、替えるときは看板のつくりと設置場所に合う材料を選びます。素材ごとの割れにくさや光の通り方は、看板の素材の選び方で比べています。

  • 工場で大判プリンターにロール状の面材をセットするスタッフ
    大判プリンターに、ロール状の面材をセットするスタッフ
  • 作業台で、定規を当ててカッティングシートを切るスタッフ
    作業台で、定規を当ててカッティングシートを切るスタッフ

いずれもグリーンクロスグループの工場・作業場の写真です。

ポイント:表示を変えるなら、手続きも確かめます

傷んだ表示面を替えるついでに、店名やデザインを変えるときは、地域によって工事の前に変更の許可が要ります。替え方と手続きは、看板のリニューアルをご覧ください。

傾き・ぐらつき・さびは、取付部の傷みを疑います

看板が傾いたり、風でがたついたりするのは、取付金具や支柱のさび・ゆるみ、取り付けている壁の傷みのサインです。外から見えないところで傷みが進んでいることがあるため、地上から確かめたら、専門の点検で中まで見ます。

図3傾きを、地上から確かめる見方
1234
  1. 看板の傾き建物の縦の線や窓の枠と見比べて、看板の縦の辺が傾いていないかを見ます。
  2. 壁からの向き突き出した看板が、壁から直角に出ているかを見ます。ガイドブックのセルフチェックにもある項目です。
  3. さびの筋取付金具の下の壁に、さびの色の筋が垂れていないかを見ます。
  4. 見る場所看板の真下(黄色の範囲)は避け、離れた所から、正面と横の2つの向きで写真を撮ります。

左は通りの先から見た突き出しの看板(袖看板)、右は上から見た図です。点線が本来の位置を表します。

ガイドブックは、強い風で袖看板やポールの看板の接合部が壊れ、本体が落ちることがあるとしています。酸性の雨で金属の腐食が進み、看板の劣化が早まることもあると書いています。傾きやさびに気づいたら、地上から写真を撮り、取付部の状態を専門の点検で確かめます。

表3看板の種類ごとの、傷みが出やすいところ
  • 壁面看板

    見るところ
    パネルの変形・ずれ・破損、パネルどうしの継ぎ目
    ガイドブックの注意
    パネルどうしの固定が不十分だと、振動や風で落ちるおそれ。取付ボルトのゆるみや壁の劣化は、専門の業者に点検を頼む
  • 袖看板(突き出しの看板)

    見るところ
    取付金具、看板の傾きと向き、金具の下の壁のさびの汚れ
    ガイドブックの注意
    壁にさびの汚れが垂れていれば、取付金具(ブラケット)がさびで腐食している。外側がきれいでも、取付金具や中の鉄骨にさびが進み、強さを保てなくなるおそれ
  • 自立看板(ポールサイン)

    見るところ
    支柱の根元、看板と支柱のつなぎ目
    ガイドブックの注意
    年月がたったものは、支柱の根元の腐食で倒れるおそれ
  • 屋上看板

    見るところ
    骨組みのさび、照明器具
    ガイドブックの注意
    自社ビルの屋上の看板は、点検を忘れがち
  • 外から照らす看板

    見るところ
    照明器具のアームと、つなぎ目
    ガイドブックの注意
    アームや接合部が腐食して、照明器具が落ちるおそれ

看板の安全管理ガイドブック(2024年6月 第4版)p.04〜08の看板の種類ごとの注意をもとにしています。

看板の鉄骨を溶接する作業員
看板の鉄骨を溶接する作業員(グリーンクロスグループの工場)

取付部の修理では、さびた部材の交換や補強をします。状態によっては、いったん看板を外して付け直します。

台風・大雨のあとは、地上から10の項目を確かめます

強い風や大雨のあとは、看板の安全管理ガイドブックのセルフチェックで、地上から目で見て確かめます。震度5強以上の地震や大型の台風のあとは、専門の業者に臨時の点検を頼むよう、ガイドブックは勧めています。

台風・大雨のあとのセルフチェック(地上から)

  • 支柱の根元から、さびが出ていない
  • 看板が傾いていない
  • 取付金具(ブラケット)から、さびが出ていない
  • 看板が壁から垂直に付いている
  • アクリル板にひびが入っていない
  • アクリル板が外れそうになっていない
  • 表示面(パネル)ががたついていない
  • 照明に点かないところがない
  • 照明器具が傾いたり、外れかけたりしていない
  • 看板の部材が欠けていない

看板の安全管理ガイドブック(2024年6月 第4版)p.15の「看板所有者の日常点検項目」をもとにしています。高い所に上がったり看板に触ったりせず、地上から見て写真を撮ります。

大雨のあとに照明が点かなくなった、ブレーカーが落ちるようになったときは、看板の中に水が入ったことが考えられます。照明を点けずに、写真を撮って相談します。

ガイドブックは、営業日などには、店の周りの安全パトロールをするよう勧めています。台風のあとに限らず、ふだんから看板を見上げる習慣があると、小さな変化に気づきやすくなります。

照明に照らされた、夜のニトリのポールサイン
グリーンクロスグループが手がけた看板(ニトリ)。照明に照らされた、夜のポールサインです。

照明の不点灯は、昼間は気づきにくい症状です。台風のあとは、夜にも一度、看板が点いているかを見ておきます。台風の前にしておくこと(置き看板をしまうなど)は、看板の落下事故を防ぐにはでまとめています。

直すか、作り替えるかは、傷みの範囲とこれから使う年数で決めます

部品を替えれば直るのか、表示面ごと替えるのか、看板ごと作り替えるのかは、傷んでいる場所と範囲、看板を使い続ける年数で決めます。照明器具の交換の目安も、判断の材料になります。

表4直し方の選び方
  • 部品の交換・補修

    向いているとき
    ランプ・安定器・電源の装置など、傷みが一部にとどまる
    確かめること
    同じ部品が手に入るか、ほかの部分の傷み
  • 表示面の交換

    向いているとき
    表示面の割れや色あせ。枠と照明と取付部はしっかりしている
    確かめること
    枠の寸法、照明の状態
  • 照明のLED化

    向いているとき
    蛍光灯の看板で、ちらつきや安定器の傷みが出ている
    確かめること
    器具の状態と、これから使う年数
  • 看板ごとの作り替え

    向いているとき
    枠や取付部の腐食が広い、何度も修理している
    確かめること
    取付部と外壁の状態、手続き

一般的な目安です。実際は、看板のつくりと設置場所で変わります。古い看板では同じ部品が手に入らず、ほかの部品や作り替えで対応することがあります。

日本照明工業会は、建物に付けた照明器具の適正交換時期を8〜10年、耐用の限度を15年としています。年数は、周りの温度や湿度などの使う環境で大きく変わるとしています。看板の中の照明器具も、長く使っているものは、ランプを替えただけでは直らないことがあります。

横川内科クリニックの突出し看板。上が更新前、下がLED看板への更新後
グリーンクロスグループが点検・修繕した看板(横川内科クリニック)。看板の老朽化に加えて蛍光灯の照明が劣化していたため、LEDの大型突出し看板へ更新しました。上が更新前、下が更新後です。

法令・ルール:東京都の例:点検で「要改善」なら、許可の申請の前に補修します

東京都では2026年4月1日から、許可の継続などの申請に付ける屋外広告物安全点検報告書の点検項目が6項目から18項目になり、判定は良好・経過観察・要改善の3段階になりました。要改善と判定された箇所は、許可の申請の前に補修が必要で、点検は申請の前3か月以内に行います。許可の更新が近い看板は、点検と修理の日程を合わせて組みます。

傷みのサインと交換の時期は看板の劣化と交換の時期の決め方、修理の費用が修繕費になるか資本的支出になるかは看板の耐用年数の記事でまとめています。

修理を頼むときは、写真と症状の出かたを伝えます

看板全体と気になる部分の写真、設置場所の住所、症状がいつから・どんなときに出るかが分かると、原因の見当をつけやすくなります。高い位置の看板や電気の不具合は、現地で確かめてから見積もることがあります。

修理の相談で伝えること

  • 看板全体と、気になる部分の写真
  • 設置場所の住所と、看板のおおよその高さ
  • 症状が出始めた時期と、出るとき(夜だけ・雨のあとなど)
  • 照明の種類(蛍光灯・LED)が分かれば
  • 看板を付けた時期と、付けた会社が分かれば
  • 作業できる曜日と時間帯

原因の見当がつきやすい写真

  • 看板全体:建物と一緒に、看板がどこに付いているかが分かるように
  • 気になる部分:ひび・さび・はがれなどを、ズームで近くから
  • 横から:傾きや、壁からの向きが分かるように
  • 夜の点灯:照明の不具合は、点けたときの様子を
  • 取り付けているところ:金具や支柱の根元が見えれば

どの写真も、地上から、看板の真下を避けて撮ってください。高い所に上がったり、看板に触ったりする必要はありません。

修理の流れ

  1. 1

    写真でご相談

    看板全体と気になる部分の写真、設置場所の住所をお送りください。フォームから写真を添付できます。

  2. 2

    直し方のご説明

    修理で直せるか、表示面や照明の更新がよいかをご説明します。必要な場合は、現地で状態を確かめます。

  3. 3

    お見積り

    作業の内容、高所作業車の要否、作業の時間帯などを確かめて、お見積りをお出しします。

  4. 4

    修理の作業

    高い位置の作業は高所作業車を使います。照明や電源の工事は、電気工事士が行います。

  5. 5

    作業のご報告

    点灯や取付の状態を確かめ、行った作業の内容をご報告します。

表5修理の費用が変わる条件
  • 高さと大きさ

    変わる理由
    高い位置や大きな看板は、高所作業車やクレーンが要る
  • 作業の時間帯

    変わる理由
    営業時間外や夜間に作業するかで、段取りが変わる
  • 道路の使用

    変わる理由
    作業車を道路に止めるときは、警察署の道路使用の許可が要る
  • 部品の入手

    変わる理由
    古い看板では同じ部品が手に入らず、ほかの部品や作り替えになることがある
  • 照明・電気の工事

    変わる理由
    照明器具や電源の装置の交換、配線の工事があるか
  • 看板の数

    変わる理由
    同じ建物や近くの店舗の看板は、まとめて工程を組める

設置した会社が分からない看板や、ほかの会社が設置した看板の修理もご相談いただけます。夜間の作業もご相談ください。複数の店舗の看板は、点検と修理の記録をまとめて管理すると、次の修理の時期を計画しやすくなります。

よくあるご質問

看板の電気がつかないときは、まず何を見ますか?

まず、看板につながるブレーカーが落ちていないか、タイマーの時刻や設定がずれていないかを見てください。それでも点かないときは、配線や安定器には触れず、看板の写真を撮って相談してください。

看板の蛍光灯は、自分で交換してもいいですか?

高い所での作業になり、看板を開ける必要もあるため、業者に頼むのが安全です。LEDのランプに替えるときは器具の点灯方式に合ったものを選ぶ必要があり、安定器を替えたり配線をつなぎ替えたりする作業は、電気工事士が行います。

看板の修理の費用はいくらですか?

看板の高さと大きさ、作業の時間帯、道路の使用、部品の入手、電気の工事の有無で変わります。看板の写真と設置場所をお送りいただければ、お見積りをお出しします。高い位置の看板や電気の不具合は、現地で確かめてからお見積りすることがあります。

看板の表示面が割れました。すぐに直したほうがいいですか?

割れが大きい、破片が落ちそうなときは、すぐに看板の下から人を離して相談してください。小さなひびでも、雨水が入ったりひびが広がったりするため、早めに面板を替えます。

看板が傾いて見えるときは、まず何をしますか?

看板の下から人を離し、看板には触らずに、離れた所から写真を撮って専門の業者に連絡してください。取付金具や支柱のさび・ゆるみ、壁の傷みが考えられます。

台風のあと、看板は点検したほうがいいですか?

まず地上から、傾き・ぐらつき・部材の外れ・照明の不点灯がないかを確かめてください。震度5強以上の地震や大型の台風のあとは、専門の業者に臨時の点検を頼むよう、看板の安全管理ガイドブックは勧めています。

ほかの会社が付けた看板も、修理してもらえますか?

設置した会社が分からない看板や、ほかの会社が設置した看板の修理もご相談いただけます。看板の状態と設置場所を確かめてから、修理の方法をご提案します。

修理と作り替えは、どちらがいいですか?

看板の年数と傷みの範囲、部品が手に入るかどうかで変わります。修理で直せる場合はその方法を、作り替えたほうがよい場合はその理由をご説明します。

参考にした資料

この記事について

全国看板施工・点検ナビ

運営:GREEN MEDIA(株式会社グリーンクロス グリーンメディア事業部)

監修:横田悠介(屋外広告士)

看板の製作・施工・点検・修理・撤去を、全国61拠点のネットワークで行っています。記事は、屋外広告士の監修のもとで作っています。記事の中の法令や自治体のルールは、国や自治体が公表している資料で確かめた内容で、使った資料は記事の最後に載せています。公開する前と、内容を直すときには、資料と照らし合わせて確かめています。写真は、グリーンクロスグループが手がけた看板と、グループの工場・施工の現場で撮影したものです。

看板の修理のご相談は、気になるところの写真からどうぞ。

看板全体と気になる部分の写真、設置場所の住所が分かれば、考えられる原因と直し方をご案内します。落ちるおそれがあるときは、看板の下から人を離してからご連絡ください。

お電話でのご相談はこちら

0120-418-963

受付時間 9:00〜17:30(土日祝・年末年始除く)

設置場所の写真・ロゴデータの添付も可能です。もちろん、なくてもご相談いただけます。