看板ができるまで。相談から製作・取付までの流れと期間の考え方
看板は、ご相談と現地の確認から始まり、デザイン、お見積り、許可の確認、工場での製作、取付、そして点検へと進みます。それぞれの工程で何をしているのかを、グループの工場と施工の現場の写真でご紹介します。
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- GREEN MEDIA(グリーンクロス)

この記事のポイント
- 01工程は大きく「相談・設計」「製作」「取付」「点検・管理」の4つ
- 02期間を左右するのは、デザインの確定・承認と許可の審査・製作の内容・取付の段取り
- 03工場では、出力・板の加工・溶接・組み立てを、看板の種類に合わせて行います
- 04取付は、脚立・高所作業車・クレーン車など、現場に合った方法を選びます
看板づくりは、4つの段階で進みます
看板づくりは「相談・設計」「製作」「取付」「点検・管理」の4つの段階に分かれます。看板の種類や、図面・データがすでにあるかどうかで、省ける工程もあります。
- 段階 1相談・設計
- ご相談
- 現地の確認・採寸
- デザイン・図面
- お見積り・許可の確認
- 段階 2製作
- 表示面の出力・シート
- 板の切断・切り抜き
- 鉄骨の溶接・組み立て
- 照明の組み込み
- 段階 3取付
- 運搬
- 取付(脚立・高所作業車・クレーン車など)
- 電気の工事
- 点灯の確認・お引き渡し
- 段階 4点検・管理
- 定期の点検
- 修理・LEDへの切り替え
- 許可の更新のときの点検報告
- 撤去・架け替え
一般的な流れです。看板の種類や、すでに図面やデータがあるかどうかで、省ける工程もあります。
デザイン・製作・取付を別々の会社に頼むこともできます。その場合は工程ごとに内容を伝え直すことになるため、図面と現場の条件を共有しておくことが大切です。グリーンクロスでは、全国の拠点・工場で、デザインから製作・施工・点検・撤去まで一貫して対応します。工程が変わっても、窓口と担当者は変わりません。
ご相談と、現地の確認
最初に、看板を付けたい場所と目的、予定の日を伺います。設置場所の写真があれば、合う看板の種類と、現地で確かめることを早い段階で絞り込めます。

最初に伺うこと
- 看板を付けたい場所と、見せたい相手(車で通る人・店の前を歩く人など)
- 開業・改装・社名変更などの予定日
- 店名・ロゴのデータと、使いたい色
- 照明の有無と、予算の考え方
現地で確かめること
取付面の材質と下地、電源の位置、看板の重さを支えられるか、作業車を止められるか、歩道や車道を使う必要があるかを確かめます。高い位置の看板や大きな看板は、写真だけでは分からないことが多いため、現地で採寸します。
デザインと図面で、仕様を決めます
看板の大きさ・素材・色・光らせ方・取付方法を図面にまとめます。この図面が、お見積り・許可の申請・施設の承認・製作のもとになります。

大きさ・形
- 決めること
- 看板の寸法、文字やロゴの大きさと配置
- あとから変えにくい理由
- 許可の申請や施設の承認は、図面の寸法と表示の内容で受けるため
素材・色
- 決めること
- 表示面・骨組みの素材、色の指定(色番号など)
- あとから変えにくい理由
- 材料を手配し、加工を始めると戻せないため
光らせ方
- 決めること
- 照明の有無と種類、点ける方法
- あとから変えにくい理由
- 電源の位置と配線の工事に関わるため
取付方法
- 決めること
- 固定する位置と金物、下地の補強
- あとから変えにくい理由
- 現地の確認の結果と合わせる必要があるため
図面の書き方や項目の分け方は、会社によって違います。
色は、画面で見る色と、印刷やシートで仕上げた色、照明で光らせたときの色が少しずつ違って見えます。ロゴの色が決まっている場合は、色見本の番号で伝えると、仕上がりの色を合わせやすくなります。
お見積りと、許可の確認
図面をもとに費用をお見積りし、看板を出す地域で許可が必要かを確かめます。許可の審査には日数がかかるため、申請に必要な書類を早めにそろえられるよう、製作の段取りとあわせてご案内します。
お見積りでは、看板を作る費用と取り付ける費用、手続きの費用が、それぞれどこまで含まれているかを確かめます。いまある看板の撤去や、電気の工事が含まれているかどうかで、金額は大きく変わります。
横浜市
- 新しく出すときの申請
- 設置しようとする日の30日前まで(横浜市屋外広告物条例 第9条)
- 標準処理期間
- 15日
- 詳しく
- 横浜市のルール
さいたま市
- 新しく出すときの申請
- 工事に着手する日の15日前まで
- 標準処理期間
- 15日
- 詳しく
- さいたま市のルール
千葉市
- 新しく出すときの申請
- 表示・設置する日の14日前まで(千葉市屋外広告物条例施行規則 第2条第7項)
- 標準処理期間
- 10日(書類の不足を補う期間・手数料を納めるまでの期間を除く)
- 詳しく
- 千葉市のルール
標準処理期間は、申請を受け付けてから許可が出るまでの標準の日数です。ほかの地域のルールは、地域ごとの看板のルールのページで確かめられます。
法令・ルール:必要な許可と手続きをご案内します
看板を出す地域の条例を確かめ、許可の要否と、申請に必要な図面・写真などの書類をご案内します。道路の上に突き出す看板は、原則として道路管理者の占用の許可も必要です。
工場での製作は、看板の種類で工程が変わります
工場では、表示面の出力、板の切断や切り抜き、骨組みの溶接、照明の組み込み、組み立てと点灯の確認を、看板の種類に合わせて行います。
製作の主な工程
- 1
表示面の出力
大判インクジェットプリンターで、店名やロゴ、写真を出力します。屋外に出す看板は、印刷した面に透明なラミネートフィルムを貼って、紫外線から印刷を守ることもあります。

プリンターにロール状の面材をセットする - 2
カッティングシートの加工
文字やロゴの形に切ったシートを、板やガラス面に貼れるように仕上げます。

定規を当てて、カッティングシートを切る - 3
板の切断・切り抜き
パネルソーで板材を寸法どおりに切り、フラットベッドカッターで板材をデータどおりの形に切ります。

板材を裁断するパネルソー - 4
鉄骨の溶接・骨組み
自立看板の支柱や、大きな看板の骨組みを、鉄骨の溶接で組み立てます。

看板の鉄骨を溶接する - 5
組み立て・照明の組み込み
表示面と骨組みを組み合わせます。照明のある看板は、配線をして点灯を確かめます。

作業台での加工 - 6
保管・出荷
仕上がった看板と資材は、取付の日まで倉庫で保管し、現場へ運びます。

資材の倉庫
平板の看板
- 出力・シート
- 使う
- 板の加工
- 使う
- 溶接・骨組み
- 大きさ・つくりによる
- 照明の組み込み
- 照明を付けるとき
ボックス(内照式)
- 出力・シート
- 使う
- 板の加工
- 使う
- 溶接・骨組み
- 使うことが多い
- 照明の組み込み
- 使う
箱文字
- 出力・シート
- 面の仕上げによる
- 板の加工
- 使う
- 溶接・骨組み
- 素材・つくりによる
- 照明の組み込み
- 光らせるとき
自立看板・ポールサイン
- 出力・シート
- 使う
- 板の加工
- 使う
- 溶接・骨組み
- 使う
- 照明の組み込み
- 照明を付けるとき
ウインドウサイン
- 出力・シート
- 使う
- 板の加工
- 使わない
- 溶接・骨組み
- 使わない
- 照明の組み込み
- 使わない
一般的な例です。素材や大きさによって、工程は変わります。
製作の期間は、看板の大きさと数、照明の有無、素材の手配によって変わります。同じ看板を何店舗分も作る場合は、仕様をそろえてまとめて製作すると、取付の日程も組みやすくなります。
現場に合った方法で、取り付けます
取付は、看板の高さと重さ、現場の広さに合わせて、脚立・高所作業車・クレーン車・ロープでの作業などから方法を選びます。照明のある看板は、電気の工事と点灯の確認まで行います。
脚立・作業台
店の入口の上など、低い位置の看板に使います。作業のスペースが小さくて済みます。
高所作業車
ビルの壁面など、高い位置の看板に使います。車を止める場所と、作業の範囲の安全の確保が必要です。
クレーン車
自立看板の表示面や、大きな看板の枠など、重いものを吊り上げて取り付けます。
ロープでの作業
高所作業車が届かない高い壁面などで、屋上からロープで降りて作業します。

脚立に上り、店頭の看板を取り付ける 
高所作業車のバケットで、壁面の看板を取り付ける 
クレーン車で、看板の枠を吊り上げる 
ロープで壁面に降りて作業する
いずれもグリーンクロスグループの施工の現場です。
取付の日に関わる手続き
歩道や車道で作業するときは、警察署長の道路使用の許可が必要になることがあります(道路交通法第77条)。商業施設やビルでは、施設が決めた時間に作業することが多くあります。グリーンクロスでは、夜間の施工にも対応しています。
期間を左右する4つの条件
看板ができるまでの期間は、看板の種類だけでは決まりません。デザインの確定、承認と許可の審査、製作の内容、取付の段取りの4つで変わります。
デザインの確定
- 期間が延びやすい場合
- ロゴのデータがない、色や表示の内容の確認に時間がかかる
- 早めにできること
- ロゴのデータと色の指定を、最初にそろえる
承認と許可の審査
- 期間が延びやすい場合
- 商業施設の承認が要る、許可の申請に締め切りがある地域
- 早めにできること
- 看板を出す地域と施設の決まりを、最初に確かめる
製作の内容
- 期間が延びやすい場合
- 照明の組み込み、立体の文字、特別な素材、数が多い
- 早めにできること
- 仕様を早めに決め、材料の手配を先に進める
取付の段取り
- 期間が延びやすい場合
- 高所作業車やクレーン車、道路使用の許可、施設の作業時間の調整が要る
- 早めにできること
- 取付の日の候補を、開業の日から逆算して決めておく
急ぐ場合は、最初のご相談で予定の日をお知らせください。間に合わせるために、仕様の決め方や進める順番をご提案します。
取り付けたあとの、点検と管理
看板は、取り付けたあとも雨・風・日差しを受け続けます。定期的な点検と、照明や表示面の交換で、安全ときれいな見え方を保ちます。

- 取付部のさび・ゆるみ、表示面の割れや色あせを点検します
- 地域によっては、許可の更新のときに点検の結果を報告します
- 照明の不点灯や電源装置の交換、表示面の張り替えに対応します
- 多店舗の看板は、看板の情報と点検の記録をまとめて管理できます
グリーンクロスでは、屋外広告士が点検し、自治体の様式に沿って報告書を作ります。多店舗の看板は、看板管理システム「ONE SIGN VIEW」で、看板の情報・点検・修繕を一つの画面で管理できます。
よくあるご質問
看板ができるまで、どれくらいかかりますか?
看板の種類と大きさ、照明の有無、許可や施設の承認の要否、取付の方法によって変わります。設置場所と予定の日を伺えば、間に合わせるための段取りをご案内します。許可の申請に締め切りを設けている地域もあるため、早めのご相談をおすすめします。
図面やデザインのデータがあれば、製作から頼めますか?
はい。図面やデータをもとに、製作からお受けします。データの形式や色の指定を確かめてから、製作に進みます。
製作だけを頼んで、取付は別の会社に頼めますか?
はい。製作のみのご依頼として全国へ配送し、取付要領や図面もあわせてお渡しします。
取付だけを頼めますか?
取り付けだけのご相談も承っています。看板の構造・重さ・取付金物の仕様を確かめたうえで、お引き受けできる内容をご案内します。
工事は夜でもできますか?
夜間の作業も可能です。作業できる時間帯は現場の条件によって異なるため、ご希望の時間帯がある場合は最初にお知らせください。
許可の申請はどうすればよいですか?
看板を出す地域の条例を確かめ、許可の要否と、申請に必要な図面・写真などの書類をご案内します。許可の審査には日数がかかるため、早めの準備をおすすめします。
参考にした資料
- 道路交通法(e-Gov 法令検索)(別のタブで開きます)第77条(道路の使用の許可)
- スコッチカル オーバーラミネートフィルム 8428G(別のタブで開きます)3M(ラミネートフィルムの役割)
この記事について
全国看板施工・点検ナビ
運営:GREEN MEDIA(株式会社グリーンクロス グリーンメディア事業部)
監修:横田悠介(屋外広告士)
看板の製作・施工・点検・修理・撤去を、全国61拠点のネットワークで行っています。記事は、屋外広告士の監修のもとで作っています。記事の中の法令や自治体のルールは、国や自治体が公表している資料で確かめた内容で、使った資料は記事の最後に載せています。公開する前と、内容を直すときには、資料と照らし合わせて確かめています。写真は、グリーンクロスグループが手がけた看板と、グループの工場・施工の現場で撮影したものです。




