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看板の用語集。見積書や打ち合わせに出てくる専門用語の読み方と意味

見積書に「カルプ文字」「内照式」「出幅」と書いてあっても、意味が分からないと、比べることも決めることもできません。看板づくりでよく出てくる言葉を7つの分類に分け、読み方と意味を短い文で並べました。くわしく知りたい言葉は、表のリンクから記事へ進めます。

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GREEN MEDIA(グリーンクロス)
大判プリンターのある作業場で、作業台を囲んで資料を確かめる3名のスタッフ
大判プリンターのある作業場で、作業台を囲んで資料を確かめるスタッフ(グリーンクロスグループ)。打ち合わせでは、この用語集の言葉がよく出てきます。

この記事のポイント

  • 01言葉を、看板の種類/文字と表示面/素材/照明と電気/取付と工事/許可と法令/点検と管理の7つに分けました
  • 02意味は短い文で、サイトのほかの記事と同じ説明にそろえています
  • 03法律の言葉は、条文を開いて確かめた内容で、条文の番号も添えました
  • 04同じものの別の呼び方(突き出し看板・チャンネル文字など)も、意味の中に書いています

用語集の使い方と、店先の看板の名前

言葉は7つの分類に分け、それぞれ「用語(読み)」「意味」「くわしく」の表にしています。探している言葉があるときは、ページの中を検索すると見つけやすくなります。

パソコンならCtrlキーとFキー(MacはcommandキーとFキー)、スマホならブラウザのメニューにある「ページ内検索」で、言葉を入れて探せます。目次から分類の表へ移ることもできます。

同じ看板が、いくつもの名前で呼ばれることがあります。壁から突き出す看板は「袖看板」「突き出し看板」「突出し看板」、文字の形の箱をつくる立体の文字は「箱文字」「チャンネル文字」などと呼ばれます。呼び方は会社や地域で違うため、表では、よく使われる名前を見出しにして、ほかの呼び方も意味の中に書きました。

図1店先と建物の、主な看板の名前
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  1. ファサード看板(壁面看板)建物の正面に付ける、店名などの看板。
  2. 立体文字(箱文字など)文字やロゴを1文字ずつ立体にして、壁に付ける看板。
  3. 袖看板建物の壁から通りへ、直角に突き出して付ける看板。
  4. テント看板入口や窓の上の日よけのテントに、店名などを表示したもの。
  5. ウインドウサイン店のガラス面に、シートを貼って表示する看板。
  6. スタンド看板店の入口の前など、敷地の中に置く看板。
  7. 自立看板(ポールサイン)敷地に基礎をつくって、支柱で建てる看板。
  8. 屋上看板建物の屋上に、架台を組んで設ける看板。
  9. 懸垂幕建物の屋上や高いところから、縦長に下げて掲げる幕。

建物と店先の模式図です。名前を押すと、くわしい記事を開けます。

意味は短い文で書いています。法律の言葉は、条文を開いて確かめた内容です。看板の決まりは地域で違うことが多いため、自分の地域の決まりは、地域ごとの看板のルールで確かめてください。

見積書で、意味と範囲を確かめたい言葉

  • 表示の方法(カッティングシート・インクジェット出力・ラミネート)
  • 光らせ方(内照式・外照式)と、照明(LED・電源装置)
  • 取付の方法(下地・取付金物・高所作業車・クレーン)
  • 電気の工事(電源につなぐ工事・タイマー)
  • 手続き(屋外広告物の許可・道路占用許可・道路使用許可・確認申請)
  • いまの看板の撤去と処分、壁の補修(原状回復)の範囲

どこまでがお見積りに含まれるかは、項目の書き方で変わります。分からない項目は、そのまま尋ねて確かめます。

補足:ここにない言葉も、そのままお尋ねください

見積書や図面の言葉で分からないものがあれば、ご相談のときにそのままお尋ねください。看板の名前が分からなくても、付けたい場所の写真からご相談いただけます。

看板の種類の言葉

看板の種類の名前は、付ける場所(建物の正面・壁から突き出す・地面に建てる・屋上・店先)と、つくりや光らせ方で決まります。同じ看板に、呼び方がいくつかあることもあります。

表1看板の種類の用語
  • ファサード看板

    意味
    店舗や建物の正面(ファサード)に付ける、店の顔になる看板です。平らな板の看板、中から光る箱型の看板、箱文字などがあります。
  • 壁面看板(へきめんかんばん)

    意味
    建物の外壁の面に沿って付ける看板の総称です。正面だけでなく側面や上の階の壁に付けるものも含み、平らな板の看板・箱型の看板・立体の文字などがあります。
    くわしく
    壁面看板
  • 袖看板(そでかんばん)

    意味
    建物の壁から通りに向かって、直角に突き出して付ける看板です。突き出し看板・突出し看板とも呼ばれ、横の方向から店を見つけてもらえます。
    くわしく
    袖看板とは
  • 自立看板(じりつかんばん)

    意味
    敷地に基礎をつくり、支柱などで地面に建てる看板です。ポールサイン・野立て看板・タワーサインとも呼ばれます。
    くわしく
    自立看板
  • ポールサイン

    意味
    1本または2本の支柱で、表示面を高く上げる自立看板です。遠くや、道路を走る車から見つけてもらうために使います。
    くわしく
    自立看板
  • モニュメント型の看板

    意味
    地面から板状に立てる、背の低い自立看板です。建物の入口や敷地の角で、社名やロゴを落ち着いた形で見せます。
    くわしく
    自立看板
  • タワーサイン

    意味
    縦長の柱そのものに表示する自立看板です。細長い場所でも立てやすく、入口の目印に使われます。
    くわしく
    自立看板
  • 野立て看板(のだてかんばん)

    意味
    道路沿いの土地などに建てて、離れた場所から店の場所を案内する看板です。店の敷地ではない場所に出すため、自家用の看板の条件に当たらないことがあります。
    くわしく
    自立看板
  • 屋上看板(おくじょうかんばん)

    意味
    建物の屋上に、架台を組んで設ける看板です。屋上広告・屋上の広告塔とも呼ばれ、離れた道路や駅からも建物の場所が分かります。
    くわしく
    屋上看板
  • 広告塔・広告板(こうこくとう・こうこくばん)

    意味
    屋外広告物法が、看板・立看板などと並べて屋外広告物の例に挙げている言葉で(第2条第1項)、鉄骨で枠を組んだ大きな看板を広告塔と呼ぶこともあります。高さが4mを超える広告塔・広告板は、原則として工作物の確認申請の対象です(建築基準法 第88条第1項・施行令 第138条第1項第3号)。
    くわしく
    屋上看板
  • 箱型看板・ボックスサイン

    意味
    奥行きのある箱の形にした看板です。中に照明を入れて、表示面を内側から光らせることもあります。
    くわしく
    光る看板
  • スタンド看板

    意味
    店の入口の前など、通る人の近くに置く看板です。置き看板・A型看板とも呼ばれます。置くのは店の敷地の中で、歩道などの道路には原則として置けません。
    くわしく
    スタンド看板
  • 立看板(たてかんばん)

    意味
    地面などに立てて置く看板の呼び方です。屋外広告物法は、看板・はり紙などと並べて「立看板」を屋外広告物の例に挙げています(第2条)。置き看板と分けて決まりを定める地域もあります(さいたま市など)。
    くわしく
    スタンド看板
  • 電飾看板(でんしょくかんばん)

    意味
    照明で光らせたり照らしたりする看板を、広く指す呼び方で、光る看板とも呼ばれます。光らせ方で、内照式・外照式・発光する箱文字・ネオンなどに分かれます。
    くわしく
    光る看板
  • ネオンサイン

    意味
    曲げたガラスの管(ネオン管)で文字や絵をかたどり、管の中で光らせる看板です。ネオン変圧器などの、ネオン用の設備を使います。
    くわしく
    ネオン看板
  • LEDネオン(エルイーディーネオン)

    意味
    細長く並べたLEDを、シリコーンなどの樹脂で覆い、ネオン管のように線で光って見えるようにしたものです。
    くわしく
    ネオン看板
  • デジタルサイネージ

    意味
    画面に映像や文字を映して表示する看板です。地域によっては、映像を映す看板や、点滅する看板に決まりがあります。
    くわしく
    サイネージ
  • LEDビジョン(エルイーディービジョン)

    意味
    LEDを並べた画面に、映像や文字を映す看板です。
    くわしく
    サイネージ
  • ウインドウサイン

    意味
    店のガラス面に、カッティングシートや印刷したシートを貼って表示する看板です。店名や営業時間を見せたり、目隠しにしたりします。
  • テント看板

    意味
    店の入口や窓の上に張り出した日よけのテントに、店名などを表示したものです。生地を巻き取って出し入れするものは、オーニングとも呼ばれます。
    くわしく
    テント看板
  • 懸垂幕(けんすいまく)

    意味
    建物の屋上や高いところから、縦長に下げて掲げる幕です。
  • 横断幕(おうだんまく)

    意味
    横長に張って掲げる幕です。道路の上に張る幕は、道路の占用の許可の対象です(道路法 第32条、道路法施行令 第7条)。
  • のぼり旗(のぼりばた)

    意味
    縦長の布を竿に付けて立てる旗です。広島市や千葉市のように、原則として道路を占用できないとしている地域があります。
    くわしく
    のぼり旗
  • 館銘板・社名プレート(かんめいばん)

    意味
    建物や会社の名前を、入口や受付に掲げる銘板です。建物の名前のものを館銘板(館名板)、会社の入口や受付のものを社名プレートと呼びます。
    くわしく
    プレート看板
  • 館内サイン(かんないサイン)

    意味
    建物の中で、行き先や部屋の場所を伝える看板です。誘導・位置・案内・規制の4つの役割に分けて考えます。
    くわしく
    館内サイン
  • バナースタンド

    意味
    床に立てて使う、縦長の幕の看板です。台座に布を巻き取って収めるロールアップ式や、上下の棒で布を張る型などがあり、展示会のブースや店先で使われます。
  • 社名板(しゃめいばん)

    意味
    展示会のブースで、前の上に渡したパネル(パラペット)に付ける、出展者の名前の板です。基礎小間では、主催者が用意する設備に入っていることがあります。

地域の決まりは、2026年10月時点の内容です。

文字と表示面の言葉

看板の文字や絵を表す面(表示面)と、立体の文字のつくり、表示の方法、文字の大きさの言葉です。立体の文字は、つくり方で切り文字・カルプ文字・箱文字に分かれます。

図2光る箱文字の部位の名前
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  1. 表面の板光を通す板(乳白色のアクリルなど)。ここから光らせる方法は、表面発光と呼ばれることがあります。
  2. 側面の板ステンレスやアルミなどで、文字の形の箱をつくる板です。
  3. LED文字の中に並べた照明です。電源装置につながります。
  4. ボルトとスペーサー文字を壁に固定し、壁から少し浮かせる部品です。
  5. 壁と下地壁の材質と奥の下地で、使うアンカーや補強が変わります。
  6. 配線とすき間の処理壁を通る配線の穴やすき間は、雨水が入らないようにふさぎます。

壁から少し浮かせて付けた、光る箱文字を横から見た断面の模式図です。

表2文字と表示面の用語
  • 表示面(ひょうじめん)

    意味
    看板の、文字や絵を表す面です。自分の店の看板で許可がいらない大きさは、多くの自治体で表示面の面積(表示面積)をもとに決められていて、数え方は地域で違います。
  • 面板(めんいた)

    意味
    表示を支える板です。平らな看板ではアルミ複合板など、光らせる看板では光を通すアクリル板やシート(FFシートなど)を使います。
    くわしく
    看板の素材
  • 面板交換(めんいたこうかん)

    意味
    看板の本体(筐体)や骨組みはそのままにして、面板だけを新しくすることです。社名の変更や、表示の傷みの直しで使われます。
    くわしく
    リニューアル
  • 筐体(きょうたい)

    意味
    看板の本体の箱や枠の部分です。面板の交換で済むか、看板ごと新しくするかは、枠・照明・取付部の状態と、新しい表示の大きさや形で決めます。
    くわしく
    リニューアル
  • 立体文字(りったいもじ)

    意味
    文字を立体にした看板を、広く指す呼び方です。つくり方で切り文字・カルプ文字・箱文字に分かれますが、呼び方は会社によって違い、立体の文字全体を箱文字やチャンネル文字と呼ぶこともあります。
    くわしく
    箱文字の種類
  • 切り文字(きりもじ)

    意味
    アクリル・ステンレス・アルミ複合板などの板を、文字の形に切り抜いたものです。厚みは板の厚さで決まります。
    くわしく
    箱文字の種類
  • カルプ文字(カルプもじ)

    意味
    一般に、発泡素材の板(表面をアクリルや塩ビなどで覆ったもの)を、文字の形に切り出したものと説明されます。軽く、厚みのある文字をつくれます。
    くわしく
    箱文字の種類
  • 箱文字・チャンネル文字(はこもじ)

    意味
    ステンレスやアルミなどの側面の板と表面の板を組み合わせて、文字の形の箱をつくった看板です。中にLEDを入れて光らせることができ、会社によってはボックス文字とも呼びます。
    くわしく
    箱文字の種類
  • 表面発光(ひょうめんはっこう)

    意味
    箱文字の正面の、光を通す板(乳白色のアクリルなど)から光らせる方法を、こう呼ぶことがあります。文字の形がはっきり読め、夜も遠くから目に入ります。
  • 側面発光(そくめんはっこう)

    意味
    箱文字の正面は金属などで光らせず、側面から光を出す方法を、こう呼ぶことがあります。昼は金属の文字、夜は輪郭が光る見え方になります。
  • バックライト・裏面発光

    意味
    文字を壁から浮かせて付け、壁側に光を当てる方法を、こう呼ぶことがあります。文字のまわりが柔らかく光り、落ち着いた見え方になります。
  • カッティングシート・マーキングフィルム

    意味
    文字やロゴの形に切って貼る、色の付いたシートです。屋外向けの製品もあり、持ちは製品と条件で変わります。
    くわしく
    看板の素材
  • 転写シート(てんしゃシート)

    意味
    切り抜いたカッティングシートの文字を、並びを保ったまま貼る面へ移すための透明なシートです。アプリケーションシートとも呼ばれます。
  • インクジェット出力

    意味
    大判のプリンターで、シートに写真や絵を印刷する表示の方法です。色の多いデザインや、グラデーションも表せます。
    くわしく
    看板の素材
  • ラミネート

    意味
    印刷したシートの上に貼る、透明な保護のフィルムです。たとえば3Mの製品(8428G)は、紫外線から印刷を守り、表面を強くし、インクがはがれ落ちるのを防ぐとしています。
    くわしく
    看板の素材
  • UV印刷(ユーブイいんさつ)

    意味
    紫外線(UV)の光でインクをすぐに固め、板などの素材に直接刷る印刷です。店内のサインやプレートで使われます。
    くわしく
    プレート看板
  • すりガラス調のシート

    意味
    すりガラスのような見た目のシートです。ガラス面に貼って、外から店の中を見えにくくします。
  • 文字の高さ

    意味
    文字の大きさを表す寸法です。案内表示の目安の表では、和文は書体の「木」、英文は「E」の高さをいいます。
    くわしく
    文字の大きさ
  • 視距離(しきょり)

    意味
    看板を見る場所から、看板までの距離です。公共施設の案内表示のガイドラインでは、読める文字の高さの目安を、距離1mにつき和文でおよそ4mm、英文でおよそ3mmとしています。
  • 視認性(しにんせい)

    意味
    見つけやすさ・読みやすさのことです。文字の大きさのほか、文字と背景の明るさの差、書体の太さ、照明で変わります。
  • ベクター形式(ベクターけいしき)

    意味
    拡大しても輪郭が崩れない、図形のデータの形式です(AI・EPS・SVGなど)。看板のロゴは、この形式のデータがあると、大きさに合わせてきれいに作れます。
    くわしく
    ロゴの看板
  • アウトライン化(アウトラインか)

    意味
    データの中の文字を、図形に変えておくことです。開くパソコンに同じ書体がなくても、文字の形が変わらなくなります。
    くわしく
    ロゴの看板
  • ピクトグラム

    意味
    言葉を使わずに、絵で意味を伝える図記号です。トイレや出口などの案内に使います。
    くわしく
    館内サイン
青い外壁に取り付けた、TRIAL GOの立体の文字の看板
グリーンクロスグループが手がけた看板(TRIAL GO)。青い外壁に、立体の文字を付けています。

素材の言葉

表示を支える板(面板)、立体の文字、骨組み、幕に使う素材の言葉です。屋外で使うか、光を通すか、どんな仕上げにするかで選びます。

表3素材の用語
  • アルミ複合板(アルミふくごうばん)

    意味
    表と裏のアルミ板で、樹脂の芯材をはさんだ3層の板です。軽く、表面が平らで加工しやすく、平らな看板の面板に使われます。
    くわしく
    看板の素材
  • アクリル板(アクリルばん)

    意味
    透明・乳白・色付きがある樹脂の板で、光らせる看板の表示面や切り文字に使います。クラレの製品の説明では、重さはガラスの半分で割れにくく、乳白色(乳半)の板には光を散らす拡散剤が入っています。
    くわしく
    看板の素材
  • ポリカーボネート板

    意味
    衝撃に強い樹脂の板です。AGCによると、耐衝撃性は同じ厚さのガラスの約200倍、アクリルの約30倍です。
    くわしく
    看板の素材
  • 発泡塩ビ板(はっぽうえんビばん)

    意味
    塩化ビニル樹脂を発泡させた、軽くて硬い板です。
    くわしく
    看板の素材
  • カルプ

    意味
    カルプ文字に使う、軽くて厚みのある発泡素材の板です。一般に、表面をアクリルや塩ビなどで覆ったものと説明され、そのままの仕上げのほか、シートを貼ったり塗装したりして色を付けます。
    くわしく
    箱文字の種類
  • ステンレス

    意味
    クロムを約10.5%以上ふくむ鋼です。表面にできるとても薄い膜(不動態皮膜)が、さびの進行を防ぎます。箱文字やプレートなどに使います。
    くわしく
    看板の素材
  • ヘアライン

    意味
    長く連続した研磨のすじを入れた、金属の仕上げです。ステンレス協会は、建材でもっとも一般的な仕上げとしています。
    くわしく
    プレート看板
  • 鏡面(きょうめん)

    意味
    研磨のすじが残らない、鏡に近い金属の仕上げです。まわりの景色が映り込みます。
    くわしく
    プレート看板
  • ガルバリウム鋼板(ガルバリウムこうはん)

    意味
    アルミニウム55%で、残りのほとんどが亜鉛のめっきをした鋼板です。JFE鋼板によると、従来の亜鉛めっき鋼板の3〜6倍の耐食性(さびにくさ)があります。
    くわしく
    看板の素材
  • スチール

    意味
    鉄を主な成分とする鋼のことです。強く加工しやすいため、看板の骨組みや架台に使いますが、さびへの備え(めっきや塗装)が欠かせません。
    くわしく
    看板の素材
  • 溶融亜鉛めっき(ようゆうあえんめっき)

    意味
    鉄の部材を溶かした亜鉛に浸して、表面を亜鉛で覆うさび止めです。看板の安全管理ガイドブックは、大型の袖看板の鉄骨に、溶融亜鉛めっきを施すなど防錆処理を徹底するよう勧めています。
    くわしく
    袖看板とは
  • 真鍮(しんちゅう)

    意味
    銅に亜鉛を加えた合金で、金色に近い色をしています。黄銅とも呼ばれ、プレートなどに使います。
    くわしく
    プレート看板
  • アルミの鋳物(アルミのいもの)

    意味
    溶かしたアルミを型に流し込んで作る銘板などです。文字が盛り上がった、重みのある仕上がりになります。
    くわしく
    プレート看板
  • エッチング

    意味
    金属の板の、模様の部分を薬品に強い膜で覆い、ほかの部分を腐食液で溶かして模様をつける加工です。ステンレス協会は、ステンレスの仕上げの一つに挙げています。
    くわしく
    プレート看板
  • FFシート(エフエフシート)

    意味
    内照式の看板の表示面に使われる、光を通すシートです。東京消防庁は、燃えにくい不燃製品・防炎製品のFFシートを、努めて使うよう呼びかけています。
    くわしく
    光る看板
  • ターポリン

    意味
    屋外のバナー・横断幕・懸垂幕やテントに使われる、丈夫な生地です。グループの通販サイトでは、屋外に強く耐久性の高い「テント生地」として紹介しています。風の強い場所では、網目で風を通すメッシュターポリンも使われます。
  • マグネットシート

    意味
    磁石の力で、車のドアなどの鉄の面に付けるシートです。付け外しができますが、樹脂やアルミの部分には付きません。

メーカーや団体の資料と、サイトのほかの記事の説明によります(出典は記事の最後)。製品によって、性能は違います。

工場で大判プリンターにロール状の面材をセットするスタッフ
工場で、大判プリンターにロール状の面材をセットするスタッフ(グリーンクロスグループ)。インクジェット出力のシートは、このような機械で印刷します。

照明と電気の言葉

光る看板の光らせ方と、照明の部品、電気の工事と法律の言葉です。光らせ方は、中から光らせる内照式と、外から照らす外照式が基本です。

表4照明と電気の用語
  • 内照式(ないしょうしき)

    意味
    箱の中の照明で、アクリル板やシート(FFシートなど)の表示面を、内側から光らせる方式です。表示面全体が明るく、遠くからでも読みやすくなります。
    くわしく
    光る看板
  • 外照式(がいしょうしき)

    意味
    看板の上や下に付けたスポットライトなどで、表示面を外から照らす方式です。光を通さない平らな看板や、立体の文字にも組み合わせられます。
    くわしく
    光る看板
  • スポットライト

    意味
    外照式の看板で、表示面を照らす照明です。アームの先に器具を付けて、看板の上や下から照らします。器具とアームの傾き・さびは、点検で確かめます。
    くわしく
    光る看板
  • LED(エルイーディー)

    意味
    発光ダイオードを使った光源です。看板では、箱の中の照明・箱文字・LEDネオン・LEDビジョンなどに使います。
    くわしく
    看板のLED化
  • LEDモジュール

    意味
    いくつかのLEDを、小さな基板などに並べて一体にした照明の部品です。看板の箱や文字の中に並べて取り付けます。
    くわしく
    看板の修理
  • 電源装置(でんげんそうち)

    意味
    LEDに合った電気に変えて送る装置です。いずれ交換が必要になる部品なので、点検・交換しやすい位置に置きます。
    くわしく
    光る看板
  • 安定器(あんていき)

    意味
    蛍光灯を点けるための装置です。蛍光灯の看板が点かない原因が、ランプの寿命ではなく、安定器の故障のこともあります。
    くわしく
    看板の修理
  • 蛍光灯(けいこうとう)

    意味
    内照式の看板に使われてきた照明です。一般照明用の蛍光ランプは種類ごとに製造と輸出入が禁止され、直管形・環形は原則2028年1月1日から(一部は2027年1月1日から)ですが、使うことや売り買いすることは禁止されません。
    くわしく
    看板のLED化
  • LED化(エルイーディーか)

    意味
    蛍光灯などの照明を、LEDに切り替えることです。ランプだけを替える方法、照明器具ごと替える方法、看板ごと新しくする方法があります。
    くわしく
    看板のLED化
  • ネオン変圧器(ネオンへんあつき)

    意味
    高い電圧をつくって、ネオン管を光らせる変圧器です。ビルなどの自家用電気工作物では、取り付けや交換がネオン工事に当たります。
    くわしく
    ネオン看板
  • ネオン工事(ネオンこうじ)

    意味
    ビルなどの自家用電気工作物(最大電力500kW未満の需要設備など)で、ネオン用として設ける分電盤・主開閉器・タイムスイッチ・点滅器・ネオン変圧器・ネオン管などの電気工事です(電気工事士法施行規則 第2条の2)。特種電気工事資格者の認定を受けた人でなければ作業できません(電気工事士法 第3条第3項)。
    くわしく
    ネオン看板
  • 電気工事士(でんきこうじし)

    意味
    電気工事の作業をするための資格と、その資格を持つ人のことです。低い電圧で電気を受ける建物の設備(一般用電気工作物等)は第一種か第二種、それ以外のビルなどの設備(自家用電気工作物)は第一種の電気工事士でなければ、原則として作業できません(電気工事士法 第3条)。
    くわしく
    ネオン看板
  • 電気用品安全法(でんきようひんあんぜんほう)

    意味
    電気用品の製造や販売などを規制して、電気用品による危険や障害の発生を防ぐための法律です(第1条)。コンセントの付いた内照式のスタンド看板などは、この法律を守る必要があります。
    くわしく
    スタンド看板
  • 分電盤(ぶんでんばん)

    意味
    建物の電気を、回路ごとに分けて送る盤です。看板の電気は、建物の分電盤から引きます。
    くわしく
    光る看板
  • タイマー・タイムスイッチ

    意味
    看板の照明を点ける時間と消す時間を決める装置です。手で切れるスイッチと一緒に、操作しやすい場所に付けます。
    くわしく
    光る看板
  • 点滅(てんめつ)

    意味
    光を点けたり消したりして見せることです。点滅する看板を使えない地域や、別の決まりがある地域があります。
  • 点検口(てんけんこう)

    意味
    電源装置や配線を、看板を外さずに確かめられるように設ける開口です。
    くわしく
    光る看板
  • 輝度(きど)

    意味
    光る面の明るさを表す量で、単位はcd/㎡です。国土交通省のガイドラインは、屋内のサインの表示面は1,000cd/㎡くらいまでは明るいほど読みやすく、それを超えるとまぶしくて読みづらくなるとしています。

法令は2026年10月時点の内容です。

赤い看板が続く、GiGO 秋葉原1号館の店舗の正面
グリーンクロスグループが手がけた看板(GiGO 秋葉原1号館)。店の正面の赤い看板の上に、照明の器具が並んでいます。
横川内科クリニックの突出し看板。上が更新前、下がLED看板への更新後
グリーンクロスグループが点検・修繕した看板(横川内科クリニック)。支柱に取り付けた突出し看板を、LEDの看板に更新しました。上が更新前、下が更新後です。

取付と工事の言葉

看板を建物や地面に取り付ける部品と、工事の方法の言葉です。看板の重さと風の力は、取付の金物と、壁の下地や基礎で支えます。

図3内照式の袖看板の部位の名前
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  1. 面板(表示面)文字や絵を表す、光を通す板やシートです。
  2. 筐体(箱と枠)看板の本体です。面板を支え、中に照明を納めます。
  3. LEDモジュール箱の中に並べた照明の部品です。
  4. 電源装置LEDに合った電気に変えて送る装置です。いずれ交換が要ります。
  5. ブラケット看板を壁に固定する腕の金物で、重さと風の力が集まります。
  6. アンカーと下地壁に埋め込んだ固定の金物と、壁の奥の構造です。
  7. 配線と、すき間の処理室内から壁を通る配線と、雨水が入らないようにふさいだ穴です。
  8. 出幅壁の面から看板の先までの長さです。
  9. 下端の高さ路面から看板の下端までの高さです。

壁に取り付けた内照式の袖看板を、横から見た断面の模式図です。

表5取付と工事の用語
  • 現地調査(げんちちょうさ)

    意味
    看板を付ける場所で、壁の材質や下地・寸法・電源・作業の方法などを確かめることです。写真だけで決められないときに行います。
    くわしく
    施工のご依頼
  • 下地(したじ)

    意味
    看板を取り付ける壁の、表面の奥にある、建物を支える部分(柱・鉄骨・コンクリートなど)で、看板の重さと風の力を受け止めます。壁の材質(コンクリート・ALC・金属のパネルなど)によって、使う金物と留める場所が変わります。
    くわしく
    壁面看板
  • ALC(エーエルシー)

    意味
    細かい気泡を含む軽いコンクリート(軽量気泡コンクリート)を、高温・高圧の蒸気で固めてつくった板です。外壁の材質の一つで、重い看板は、板ではなく柱などの構造に支えさせます。
    くわしく
    壁面看板
  • アンカー

    意味
    コンクリートなどの壁に埋め込み、ボルトで看板や金物を固定するための金物です。外壁の材質と下地に合ったものを選びます。
    くわしく
    壁面看板
  • 取付金物(とりつけかなもの)

    意味
    看板を建物に固定する、ボルト・アンカー・金具などの呼び方です。
    くわしく
    看板の素材
  • ブラケット

    意味
    袖看板などを壁に固定する、腕の形の金物です。看板の重さと風の力が集まる部分です。
    くわしく
    袖看板とは
  • 架台(かだい)

    意味
    屋上看板などの表示面を支える、鉄骨の骨組みです。さび・塗装のはがれ・部材の変形やゆるみを、点検で確かめます。
    くわしく
    屋上看板
  • 基礎(きそ)

    意味
    自立看板の、地中にあるコンクリートの部分です。看板の重さと風の力を地面に伝えます。
    くわしく
    自立看板
  • 支柱(しちゅう)

    意味
    自立看板の表示面を支える柱です。地面との境目の根元は雨水がたまりやすく、さびや腐食を確かめる箇所です。
    くわしく
    自立看板
  • 溶接(ようせつ)

    意味
    金属の部材を熱で溶かしてつなぐ加工です。看板の鉄骨の骨組みを作るときなどに使います。
    くわしく
    製作の流れ
  • コーキング(シーリング)

    意味
    すき間をふさぐ充てん材や、それを詰める作業です。看板と壁のすき間は、コーキングで雨水が入らないようにします。
    くわしく
    壁面看板
  • 位置出し(いちだし)

    意味
    取付の前に、看板や文字を付ける位置と、取付の穴の位置を壁に印すことです。原寸の型紙などを使います。
    くわしく
    箱文字の取付
  • 出幅

    意味
    壁の面から、看板の先までの長さです。袖看板が道路の上に出る長さは、道路の管理者や自治体の基準で決まります(横浜市は1.0m以下など)。
    くわしく
    袖看板とは
  • 下端の高さ

    意味
    路面から、看板のいちばん低いところまでの高さです。道路法施行令は、道路の上に出る部分を原則として4.5m以上(歩道の上は2.5m以上)としていますが(第10条。例外あり)、実際の基準は道路の管理者や自治体で違います(札幌市は歩道の上で3m以上など)。
    くわしく
    袖看板とは
  • 高所作業車(こうしょさぎょうしゃ)

    意味
    作業する人が乗る台(バケット)を、腕を伸ばして高い位置まで上げる車です。高い位置の看板の取付や点検に使います。
    くわしく
    施工のご依頼
  • クレーン

    意味
    重い看板や部材を吊り上げて運ぶ機械です。自立看板の支柱や表示面は、クレーン付きのトラックなどで吊り上げて取り付けます。
    くわしく
    自立看板
  • ロープでの作業(ロープアクセス)

    意味
    屋上からロープで壁面に降りて行う作業です。高所作業車が届かない高い壁面などで使う方法の一つです。
    くわしく
    製作の流れ
  • 夜間施工(やかんせこう)

    意味
    店の営業時間の外や、人や車の通りが少ない夜に行う工事です。グリーンクロスでも夜間の施工ができ、作業できる時間帯は現場の条件によって変わります。
    くわしく
    施工のご依頼
  • 原状回復(げんじょうかいふく)

    意味
    借りた建物を返すときに、付けた看板を外し、取り付けでできた傷みを元に戻すことです。民法は原則として、借りたあとに付けた物を取り除く義務と、ふつうの使い方による損耗や年月による変化を除いた傷みを元に戻す義務を定めています(第621条・第622条)。どこまで戻すかは、賃貸借の契約で確かめます。
    くわしく
    看板の撤去
  • 撤去(てっきょ)

    意味
    看板を取り外して片付けることです。許可を受けていた看板を撤去したときに、届出を求める自治体があります。
    くわしく
    看板の撤去
  • 架け替え(かけかえ)

    意味
    古い看板を外して、新しい看板に付け替えることです。架台や骨組みが使えれば、表示面の交換で済むこともあります。
    くわしく
    リニューアル

法令と地域の例は2026年10月時点の内容です。出幅や下端の高さの基準は、道路の管理者や自治体で違います。

高所作業車のバケットで、ビルの壁面の看板を取り付ける2名の作業員
高所作業車のバケットに乗って作業する2名の作業員(グリーンクロスグループの施工)。

許可と法令の言葉

看板を出すときの許可と、道路・建物・景観・業者の登録に関わる言葉です。国の法律をもとに、細かな決まりは自治体の条例で定められているため、地域で違います。

表6許可と法令の用語
  • 屋外広告物(おくがいこうこくぶつ)

    意味
    常時または一定の期間続けて、屋外で公衆に表示されるものです。看板・立看板・はり紙・はり札・広告塔・広告板や、建物などに表示されたものが当たります(屋外広告物法 第2条第1項)。
  • 屋外広告物法

    意味
    良好な景観の形成や風致の維持、公衆に対する危害の防止のために、屋外広告物と屋外広告業の規制の基準を定めた法律です(第1条)。実際の決まりは、自治体が条例で定めます。
  • 屋外広告物条例

    意味
    屋外広告物法にもとづいて、都道府県や政令指定都市・中核市などが定める条例です。看板を出せない地域、許可の基準、点検などを決めています。
    くわしく
    地域のルール
  • 屋外広告物の許可

    意味
    条例で決められた地域で看板を出すときに、自治体から受ける許可です。許可には期間があり、続けて出すときは更新(継続)の申請をします。
  • 自家用広告物(じかようこうこくぶつ)

    意味
    自分の名前・店名・商標や、事業・営業の内容を、自分の店や事業所に表示する看板です。大きさなどが基準以内なら、許可がいらないとする自治体が多くあります(基準は地域で違います)。
    くわしく
    34地域の目安
  • 禁止地域(きんしちいき)

    意味
    条例で、原則として看板を出せないと決めた地域です。屋外広告物法は、住居専用地域・風致地区・文化財の周りなどを、条例で禁止できる地域に挙げています(第3条)。自分の店の小さな看板は出せる地域もあります。
  • 許可地域(きょかちいき)

    意味
    条例で、許可を受ければ看板を出せるとされている地域です(屋外広告物法 第4条)。許可区域など、呼び方は自治体で違います。
  • 禁止物件(きんしぶっけん)

    意味
    条例で、看板を出してはいけないと決めた物件です(屋外広告物法 第3条第2項)。大阪市では、街路樹・信号機・道路の上の電柱などが当たります。
  • 表示面積(ひょうじめんせき)

    意味
    看板の、文字や絵を表す面の面積です。合計で数えるか1つずつ数えるか、離して付けた箱文字をどう囲んで数えるかは、地域で違います。
  • 屋外広告業

    意味
    屋外広告物の表示や、看板を掲げる物件の設置を行う営業です(屋外広告物法 第2条第2項)。営業する地域ごとに、原則として条例で決められた登録が必要です(第9条)。
  • 業務主任者(ぎょうむしゅにんしゃ)

    意味
    屋外広告業の登録を受けた事業者が、営業所ごとに選ぶ責任者です。屋外広告士の試験の合格者や、自治体の講習会の修了者などがなれます(屋外広告物法 第10条)。
  • 屋外広告士(おくがいこうこくし)

    意味
    屋外広告物の製作・施工について、専門的で総合的な知識と技術をもつことを認める資格です。屋外広告物法にもとづく登録試験機関(日本屋外広告業団体連合会)が試験を行い、合格者は業務主任者の資格要件に当たります。
    くわしく
    点検のご依頼
  • 屋外広告物管理者

    意味
    看板の管理を担う人です。高さや大きさによって、資格のある管理者を置くことを求める自治体があります(東京都など)。特定屋外広告物安全管理者(相模原市)や維持管理主任者(横浜市)など、呼び方は地域で違います。
    くわしく
    看板の点検
  • 除却の届出(じょきゃくのとどけで)

    意味
    許可を受けていた看板を撤去したときに、自治体へ出す届出です。横浜市は除却した日から7日以内など、期限や様式は地域で違います。
    くわしく
    看板の撤去
  • 道路占用許可(どうろせんようきょか)

    意味
    道路に工作物や物件を設けて、続けて道路を使うときに、道路管理者から受ける許可です(道路法 第32条)。看板は、道路法施行令で許可の対象に挙げられています(第7条第1号)。2026年4月1日からは、占用の期間を更新するときに、看板の安全性を確認したことを道路管理者へ報告することになりました(道路法施行規則の改正)。
    くわしく
    袖看板とは
  • 占用料(せんようりょう)

    意味
    道路を占用するときに、道路管理者が徴収できる料金です(道路法 第39条)。
  • 道路使用許可(どうろしようきょか)

    意味
    道路で工事や作業をするときに、その場所を管轄する警察署長から受ける許可です(道路交通法 第77条第1項第1号)。看板の工事で、道路に作業車を止めるときなどは、原則としてこの許可が要ります。
    くわしく
    施工のご依頼
  • 工作物の確認申請(こうさくぶつのかくにんしんせい)

    意味
    建築基準法の確認の手続きで、高さが4mを超える広告塔・広告板などを設けるときは、原則として申請が必要です(第88条、施行令 第138条)。袖看板・壁面看板・自立看板・屋上看板も、高さが4mを超えれば対象になり、高さの測り方は確認の窓口で確かめます。
    くわしく
    自立看板
  • 防火地域(ぼうかちいき)

    意味
    市街地の火災の危険を防ぐために、都市計画で定める地域です(都市計画法 第9条)。防火地域の看板で、屋上に設けるものや高さ3mを超えるものは、主要な部分を不燃材料でつくるか覆います(建築基準法 第64条)。
  • 不燃材料(ふねんざいりょう)

    意味
    火災の熱で燃えないなどの国の基準に合う建築材料として、国土交通大臣が定めたもの・認定したものです(建築基準法 第2条第9号)。
    くわしく
    看板の素材
  • 景観計画(けいかんけいかく)

    意味
    景観法にもとづいて、景観行政団体(自治体)が定める、良好な景観をつくるための計画です(第8条)。区域によっては、看板の色・大きさ・位置に基準があり、届出や事前の協議が要ります。
  • 特定屋内広告物(とくていおくないこうこくぶつ)

    意味
    京都市の言葉で、窓ガラスの内側から屋外に向けて表示する広告物です。建物の1つの面で合計5㎡を超えると、届出が必要です。
  • 工作物責任(こうさくぶつせきにん)

    意味
    土地の工作物の設置や保存に欠陥があって他人に損害が出たとき、まず占有者(実際に管理している人)が賠償の責任を負い、占有者が必要な注意をしていたときは所有者が負うという決まりです(民法 第717条)。看板が当てはまるか、誰が占有者かは、個別の事情で判断されます。
    くわしく
    落下の防ぎ方
  • 許可票(きょかひょう)

    意味
    建設業者などが、店舗や工事の現場に掲げる標識の呼び名です。大きさと書くことは、建設業法第40条など、業種ごとの法令で決まっています。
    くわしく
    許可票・標識
  • 法定看板(ほうていかんばん)

    意味
    法令で掲げることが決まっている看板・標識をまとめた呼び名です。工事現場では、建設業の許可票、労災保険関係成立票、建築基準法による確認の表示などがあります。
  • 標準処理期間(ひょうじゅんしょりきかん)

    意味
    申請が届いてから許可などが出るまでの、標準の日数として自治体が定める期間です。屋外広告物の許可では、横浜市やさいたま市が15日としています。書類の直しや手数料の納付にかかる日数を含まない自治体もあります。
  • 許可の証票(きょかのしょうひょう)

    意味
    屋外広告物の許可を受けた看板に貼る、許可の番号や期限を示したシールや札です。東京都では許可済シール(標識票)と呼び、看板の見やすいところに貼ります。証票を使わない地域もあります。
  • 防炎ラベル(ぼうえんラベル)

    意味
    カーテンや展示用の合板などが、消防法の防炎の性能をもつことを示す表示です。防炎の性能がない物に、この表示や紛らわしい表示を付けることは禁止されています(第8条の3)。

法令は2026年10月時点の内容です。条例の決まりは自治体で違い、地域の例は、このサイトの地域ごとのページで確かめた内容です。

法令・ルール:許可の手続きは、地域と看板で変わります

どの許可が要るかは、看板の種類と大きさ、設置場所で決まります。設置場所の住所が分かれば、その地域の決まりを確かめてご案内します。

点検と管理の言葉

看板を出したあとの点検・修理・管理の言葉です。点検は、日ごろの目での確認、専門の業者の定期の点検、台風や地震のあとの臨時の点検を組み合わせます。

表7点検と管理の用語
  • 安全点検(あんぜんてんけん)

    意味
    看板の本体・接合部・支える部分の傷みを確かめることです。許可の更新のときに、点検の結果を報告するよう求める自治体があります。
    くわしく
    看板の点検
  • 日常点検(にちじょうてんけん)

    意味
    看板の持ち主や店の人が、ふだんから地上で目で見て確かめる点検です。高い所に上がったり、看板に触ったりして確かめるのは危険です。
    くわしく
    看板の点検
  • 定期点検(ていきてんけん)

    意味
    決めた時期ごとに、専門の業者が看板の各部を確かめる点検です。許可の更新の時期に合わせて組むこともあります。
    くわしく
    看板の点検
  • 臨時点検(りんじてんけん)

    意味
    大型の台風や震度5強以上の地震のあとに、専門の業者に頼む点検です。看板の安全管理ガイドブックが勧めています。
    くわしく
    看板の点検
  • 点検報告書(てんけんほうこくしょ)

    意味
    点検の結果を書いて、許可の更新(継続)の申請のときなどに自治体へ出す書類です。様式や点検の項目は、自治体で違います。
    くわしく
    点検のご依頼
  • 打診(だしん)

    意味
    看板の表面や取付部をたたいて、音や手ごたえで、浮きや傷みを確かめる点検の方法です。目で見る確認と組み合わせます。
    くわしく
    点検のご依頼
  • 看板の安全管理ガイドブック

    意味
    屋外広告物適正化推進委員会が出している、看板の安全管理の手引きです(2024年6月 第4版)。看板の種類ごとの注意点や、持ち主の日常点検の項目がのっています。
    くわしく
    看板の点検
  • 劣化(れっか)

    意味
    日差し・雨・風・熱などで、看板の素材や部品が少しずつ傷むことです。色あせ・はがれ・割れ・さび・傾き・点灯の不良などに表れます。
    くわしく
    劣化と交換
  • 退色(たいしょく)

    意味
    日差しなどで、表示の色が薄くなることです。色あせとも言います。屋外の印刷には、ラミネートなどで備えます。
    くわしく
    劣化と交換
  • さび・腐食(ふしょく)

    意味
    金属が、水や空気にふれて傷むことです。取付金具や内部の鉄骨、自立看板の支柱の根元など、外から見えにくいところで進むことがあります。
    くわしく
    落下の防ぎ方
  • 法定耐用年数(ほうていたいようねんすう)

    意味
    税法で決まっている、減価償却で費用にする期間の年数です。「器具及び備品」の看板・ネオンサインは3年、野立看板や広告塔などの構築物(広告用のもの)は金属造20年・その他10年と、区分で変わります。交換の時期を決めるものではありません。
    くわしく
    耐用年数
  • 看板台帳(かんばんだいちょう)

    意味
    看板ごとに、場所・種類・大きさ・写真・許可の期限・点検と修理の記録をまとめた一覧です。多店舗の看板の管理に使います。
    くわしく
    看板の管理
  • 是正工事(ぜせいこうじ)

    意味
    点検で見つかった不具合を直す工事です。
    くわしく
    点検のご依頼
  • 修理(しゅうり)

    意味
    点かない・割れた・傾いたなどの不具合を、原因を探して直すことです。部品の交換や補修をします。
    くわしく
    看板の修理
  • リニューアル

    意味
    看板のデザインや表示を新しくすることです。シートの張り替えや面板の交換で済む場合と、看板ごと替える場合があります。
    くわしく
    リニューアル

法定耐用年数は2026年10月時点の内容です。

クレイン歯科クリニックの壁面看板。上が面板交換前、下が交換後
グリーンクロスグループが点検・修繕した看板(クレイン歯科クリニック)。表示面のシートに黄ばみと色飛びが出ていたため、面板を交換しました。上が交換前、下が交換後です。

グリーンクロスでは、屋外広告士が看板を点検し、自治体の様式に沿って報告書を作ります。点検で確かめる箇所と進め方は、看板点検・安全管理でご覧いただけます。

よくあるご質問

カルプ文字とは、どんな看板ですか?

一般に、発泡素材の板(表面をアクリルや塩ビなどで覆ったもの)を、文字の形に切り出した立体の文字と説明されます。軽く、厚みのある文字をつくれます。仕上げは、そのままのほか、カッティングシートを貼ったり塗装したりします。

内照式と外照式は、何が違いますか?

内照式は、箱の中の照明で表示面を内側から光らせる方式です。外照式は、看板の上や下に付けたスポットライトなどで、表示面を外から照らします。光を通さない平らな看板や立体の文字は、外照式と組み合わせられます。

箱文字とチャンネル文字は、同じものですか?

同じものを指して使われることが多い呼び方です。ステンレスやアルミなどの側面の板と表面の板で文字の形の箱をつくった看板で、中にLEDを入れて光らせることもできます。会社によって呼び方が違い、ボックス文字と呼ぶこともあります。

袖看板と突き出し看板は、違うものですか?

同じものを指すことが多い呼び方です。建物の壁から通りに向かって直角に突き出して付ける看板で、突出し看板とも書きます。道路の上に出るときは、原則として道路の占用の許可が要ります。

屋外広告物とは、何ですか?

屋外広告物法では、常時または一定の期間続けて、屋外で公衆に表示されるものを屋外広告物としています。看板・立看板・はり紙・はり札・広告塔・広告板や、建物などに表示されたものが当たります(第2条第1項)。店の看板も、原則として屋外広告物です。

自家用広告物とは、何ですか?

自分の名前・店名・商標や、事業・営業の内容を、自分の店や事業所に表示する看板です。大きさなどが基準以内なら、許可がいらないとする自治体が多くあります。基準は、東京都の合計10㎡以下(禁止区域は5㎡以下)、大阪市の1つあたり7㎡以内のように地域で違います。

出幅とは、何ですか?

壁の面から、看板の先までの長さです。袖看板が道路の上に出る長さは、道路の管理者や自治体の基準で決まっていて、横浜市は1.0m以下、京都市は1m以下です。

看板の工事に、資格は要りますか?

照明のある看板を電源につなぐ工事は、原則として電気工事士が行います(電気工事士法 第3条)。ネオン管の工事には、条件によって特種電気工事資格者が必要です。看板の点検では、屋外広告士などの資格者による点検を求める自治体があります。看板の表示や設置を請け負う事業者は、原則として営業する地域ごとに屋外広告業の登録を受け、営業所ごとに業務主任者を置きます。

参考にした資料

この記事について

全国看板施工・点検ナビ

運営:GREEN MEDIA(株式会社グリーンクロス グリーンメディア事業部)

監修:横田悠介(屋外広告士)

看板の製作・施工・点検・修理・撤去を、全国61拠点のネットワークで行っています。記事は、屋外広告士の監修のもとで作っています。記事の中の法令や自治体のルールは、国や自治体が公表している資料で確かめた内容で、使った資料は記事の最後に載せています。公開する前と、内容を直すときには、資料と照らし合わせて確かめています。写真は、グリーンクロスグループが手がけた看板と、グループの工場・施工の現場で撮影したものです。

看板の名前が分からなくても、ご相談いただけます。付けたい場所の写真からご案内します。

専門用語を使わずにご説明します。付けたい場所の写真と、伝えたいことが分かれば、合う看板の種類と進め方をご案内します。ご相談・お見積りは無料です。

お電話でのご相談はこちら

0120-418-963

受付時間 9:00〜17:30(土日祝・年末年始除く)

設置場所の写真・ロゴデータの添付も可能です。もちろん、なくてもご相談いただけます。