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看板の種類

プレート看板とは?素材・サイズ・デザインと、屋外での取り付け方、頼み先と費用まで

会社の入口に社名を出したいときや、マンションの館名板を替えたいときに選ぶのが、プレート看板です。ステンレス・真鍮・アクリル・アルミなどの板に、社名や建物の名前を表した看板のことです。素材と文字の入れ方、サイズ、取り付け方の組み合わせで、見た目の印象と屋外での持ちが決まります。1枚のプレートから全国の拠点の社名変更まで、付けたい場所の写真からご相談いただけます。

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GREEN MEDIA(グリーンクロス)
マンションの入口の壁に取り付けた、SUN PARKの館名板
グリーンクロスグループが手がけた看板(SUN PARK)。マンションの入口の壁に取り付けた館名板です。館名板のような銘板は、素材と文字の入れ方、取り付け方の組み合わせで、入口の印象が変わります。

この記事のポイント

  • 01「プレート看板」には、平らな板の看板と、社名プレート・館銘板などの銘板の2つの意味があります
  • 02素材で印象と屋外での強さが変わり、文字は「彫る」「刷る・貼る」「重ねる・鋳物で盛り上げる」で入れます
  • 03サイズは、読む距離から文字の高さを決め、文字の数と余白を足して決めます
  • 04取り付け方は、壁の材質・重さ・屋外か屋内かで決めます。屋外では、さび・色あせ・伸び縮みにも備えます
  • 05既製品は通販、オーダーと取り付けは看板会社へ。1枚から全拠点の社名変更まで、写真からご相談いただけます

プレート看板とは?2つの意味と、付ける場所ごとの種類

プレート看板とは、金属やアクリル、アルミ複合板などの板に、社名や建物の名前、案内を表した看板のことです。平らな板の看板(平看板)を指すこともあれば、社名プレート・館銘板・表札のような銘板を指すこともあります。この記事では、入口や受付に付ける銘板を中心にご紹介します。

図1「プレート看板」と呼ばれる2つの看板
  • 平らな板の看板(平看板)

    アルミ複合板などの平らな板に、印刷やカッティングシートで表示した看板です。外壁やフェンスに付ける、店名や案内の看板によく使われます。通販では、決まった大きさ(規格サイズ)から選べるものもあります。

    店の正面の看板を詳しく見る
  • 銘板(社名プレート・館銘板・表札)

    金属やアクリルなどの板に、会社や建物の名前を表した看板です。建物の入口や受付など近くで見る場所に付けることが多く、素材の質感が印象を左右します。

銘板は、付ける場所によって呼び方が変わります。建物の名前を入口に掲げるものは館銘板(館名板)、会社の入口や受付に付けるものは社名プレート(社名板)、住まいや事務所の入口のものは表札、部屋の入口のものは室名札と呼ばれます。なお、機械や設備に付けて型式や定格を表す「銘板」は、看板とは別のものです。

MORITA GROUPのロゴとグループ各社の社名を入れた自立看板
グリーンクロスグループが手がけた看板(MORITA GROUP)。グループ各社の社名を並べた、敷地の入口の自立看板です。

付ける場所によって、大事なことも変わります。通りから読む館銘板は離れたところから読めること、受付の社名プレートは近くで見たときの質感、部屋の室名札は分かりやすさが大事です。

表1プレート看板の種類と、大事なこと
  • 館銘板(館名板)

    付ける場所
    マンション・ビル・施設の入口
    大事なこと
    通りから建物の名前が読めること、雨や日差しに強いこと
  • 社名プレート(社名板)

    付ける場所
    会社の入口・エントランス・受付
    大事なこと
    社名とロゴが正しく伝わること、近くで見たときの質感
  • 表札

    付ける場所
    住まい・事務所の入口
    大事なこと
    名前が読みやすいこと、建物の外観になじむこと
  • 室名札・案内プレート

    付ける場所
    部屋の入口・通路・トイレなど
    大事なこと
    迷わず分かること、ピクトグラム(絵文字)との組み合わせ
  • 館内にある快活CLUBの入口の案内サイン
    館内にある、店舗の入口の案内サイン(快活CLUB)
  • 図書館のフロアの案内図と、本棚の端の表示
    図書館のフロアの案内図と、本棚の端の表示
  • 駐車場とトイレの場所を示す、立体的なピクトサイン
    駐車場とトイレの場所を示す、立体的なピクトサイン

いずれもグリーンクロスグループが手がけた看板です。

このほか、建設業・宅地建物取引業・古物商などの事務所に掲げる標識(許可票)は、大きさや書くことが法律で決まっています。業種ごとの決まりは、許可票・標識の大きさと書くことにまとめています。

素材で、印象と屋外での強さが変わります

ステンレスはさびにくく、真鍮は金色に近い色、アクリルは透明感と色の自由さ、アルミの鋳物は文字が盛り上がった重みのある仕上がり、と素材ごとに印象と手入れが違います。

図2プレートに使われる主な素材(見本の模式図)
  • ステンレス(ヘアライン)

    長く続く研磨のすじが入った仕上げです。建材でいちばん一般的な仕上げとされています。

  • ステンレス(鏡面)

    研磨のすじが残らない、鏡に近い仕上げです。まわりの景色が映り込み、華やかな印象になります。

  • 真鍮(黄銅)

    銅に亜鉛を加えた合金で、金色に近い色をしています。屋外での色の変わり方や手入れのしかたは仕上げによって違うため、製作の会社に確かめます。

  • アクリル(透明・色板)

    プラスチック(メタクリル樹脂)の板です。透明な板は光を通す割合がガラスより高く、重さはガラスの約半分で、割れにくい素材です。色のついた板や、光を散らす拡散剤の入った乳白色の板もあります。

  • アルミの鋳物

    溶かしたアルミを砂型に流し込んで作る銘板です。文字や縁が盛り上がり、重みのある仕上がりになります。

  • アルミ複合板

    アルミの板で樹脂の芯をはさんだ3層の板です。軽く、表面が平らで加工しやすく、看板にも使われます。

色や質感の違いを示す模式図です。実物の色やつやは、仕上げによって変わります。

表2素材ごとの特徴と、屋外で気をつけること
  • ステンレス

    特徴
    クロムがつくるとても薄い膜で、さびにくい。ヘアライン・鏡面などの仕上げを選べる
    屋外で気をつけること
    さびにくさの目安は鋼種で違い、SUS304はSUS430より高い(ステンレス協会の目安)
  • 真鍮(黄銅)

    特徴
    銅に亜鉛を加えた、金色に近い合金
    屋外で気をつけること
    屋外での色の変わり方と手入れのしかたは、仕上げによって違うため確かめる
  • アクリル

    特徴
    透明品は光をよく通す。ガラスより割れにくく、重さは約半分。メーカーの資料では、樹脂の中でも耐候性にすぐれる
    屋外で気をつけること
    長く使った板は、紫外線などの影響でもろくなることがある。温度と湿気で伸び縮みする
  • アルミの鋳物

    特徴
    溶かしたアルミを型に流し込み、文字と板が一体で盛り上がった仕上がり
    屋外で気をつけること
    厚みと重さに合った取り付け方を選ぶ
  • アルミ複合板

    特徴
    アルミと樹脂の3層の板。軽く、平らで、加工しやすい
    屋外で気をつけること
    表面の印刷やシートの色あせに、屋外向けのシートやラミネートで備える

素材の性質は、メーカーや業界団体の資料によります。実際の持ちは、地域の気候・日当たり・手入れで変わります。

ポイント:ステンレスは、鋼種と仕上げを確かめます

ステンレスは、クロムを約10.5%以上ふくむ鋼で、表面にできるとても薄い膜(不動態皮膜)がさびを防ぎます。ステンレス協会の耐食性の目安では、SUS304(18クロム・8ニッケル)のほうが、SUS430(18クロム)より高くなっています。さらに耐食性が高く、特に孔食(表面に点のように、虫食いのように進むさび)に強いSUS316もあります。屋外に付けるプレートは、鋼種と仕上げを確かめて選びます。

文字の入れ方は、彫る・刷る・重ねるの3つ

文字やロゴは、板を彫って入れる(凹)、印刷やシートで表す(平)、切り文字を重ねたり鋳物で盛り上げたりする(凸)の3つに分けられます。

図3文字の入れ方ごとの、正面と断面
  • 彫る(凹)

    回転する刃物で削る彫刻や、レーザーで刻む彫刻で、文字を彫り込みます。彫ったところに色を入れることもあります。

  • 刷る・貼る(平)

    UVインクジェットで板に直接印刷したり、色のシートを文字の形に切って貼ったりします。色の数が多いロゴも表せます。

  • 重ねる(凸)

    別の板から切り抜いた文字やロゴを、プレートの上に貼り重ねます。影ができ、立体感のある見え方になります。

  • 鋳物(凸)

    溶かしたアルミを型に流し込み、文字と板を一体で作ります。盛り上がった文字を磨いて仕上げます。

上は正面、下は切り口を大きくした断面の模式図です。

表3主な加工の方法
  • 機械彫刻

    仕組み
    回転する刃物(カッター)で、素材を削って彫る
    特徴
    真鍮・アルミ・アクリル・樹脂などに彫れる
  • レーザー彫刻

    仕組み
    レーザーで素材を熱し、変色・気化させたり焦がしたりして刻む
    特徴
    こすれに強く、消えにくい
  • エッチング

    仕組み
    模様の部分を薬品に強い膜で覆い、ほかの部分を腐食液で溶かして模様をつける(ステンレスの仕上げの例)
    特徴
    細かな方法は、製作の会社で確かめる
  • UV印刷

    仕組み
    紫外線(UV)の光でインクをすぐに固め、素材に直接刷る
    特徴
    色の数が多いロゴも表せる
  • カッティングシート

    仕組み
    色のシート(多くは塩化ビニル)を、文字の形に切って貼る
    特徴
    屋外向けのシートもあり、持ちは製品と条件で変わる
  • 鋳物

    仕組み
    溶かしたアルミを砂型に流し込み、冷えてから取り出す
    特徴
    文字と板が一体で、盛り上がった仕上がり
  • サンドブラスト

    仕組み
    砂を吹き付けて、石・タイル・ガラスなどに文字を彫り込む
    特徴
    彫ったところに色を入れることもある

仕組みの説明は、加工機・表札のメーカーや業界団体の資料によります。

板材を切るフラットベッドカッター
板材を切るフラットベッドカッター(グリーンクロスグループの工場)

おしゃれに見せるには、素材と文字の色、余白と配置をそろえます

プレート看板をおしゃれに見せるのは、素材と文字の色の組み合わせ、文字のまわりの余白、ロゴと社名の配置、取り付けの見せ方です。入れることを社名とロゴにしぼり、色の数を少なくすると、まとまった印象になります。

社名プレートや表札は、入口で近くから見られる看板です。素材の質感や、文字の入れ方の細かなところまで目に入ります。デザインを決める前に、まず何を入れるかをしぼります。電話番号や営業時間まで入れると、文字が小さくなり、余白もなくなります。

図4ロゴと社名の配置の例
  • 横に並べる

    左にロゴ、右に社名を置く形です。横長のプレートに向き、ロゴと社名の高さをそろえると整って見えます。

  • 上下に重ねる

    上にロゴ、下に社名を置く形です。縦と横の長さが近いプレートや、幅の狭い壁に向いています。

  • 2段にして、大きさに差をつける

    上の段に社名、下の段に英字の社名や事業の内容を小さく入れます。どちらを主にするかを、先に決めます。

  • 壁から浮かせて、影を見せる

    スペーサーで壁から少し離すと、壁に影が落ちて立体的に見えます。透明のアクリルでは、影も見た目の一部になります。

正面の模式図です。緑の丸はロゴ、帯は文字を表しています。右下の図の、プレートの右下の灰色は、壁に落ちる影です。

表4印象ごとの、組み合わせの例
  • 落ち着いた・信頼感

    素材と仕上げ
    ステンレスのヘアライン
    文字の入れ方
    エッチング・彫刻
    取り付け
    化粧ビスか、裏のボルトで留める
  • 華やか・高級感

    素材と仕上げ
    鏡面のステンレス・真鍮
    文字の入れ方
    彫って、濃い色を入れる
    取り付け
    壁から浮かせる
  • 軽やか・すっきり

    素材と仕上げ
    透明・乳白のアクリル
    文字の入れ方
    1色で刷る・切り文字を重ねる
    取り付け
    スペーサーで浮かせ、影を見せる
  • 重み・伝統

    素材と仕上げ
    アルミの鋳物
    文字の入れ方
    盛り上がった文字を磨く
    取り付け
    裏のボルトで留める
  • 明るい・にぎやか

    素材と仕上げ
    アルミ複合板
    文字の入れ方
    UV印刷で、ロゴの色をそのまま
    取り付け
    ビスで留める・両面テープで貼る

組み合わせの一例です。社名やロゴの色、壁の色と素材に合わせて決めます。

色は、文字と地の明るさの差を大きくすると、離れたところからも読みやすくなります。名古屋市の福祉都市環境整備指針は、文字などの図の色と地の色の明度の差を大きくするよう示しています。高齢者の白内障に配慮して、青と黒、黄と白の組み合わせは用いないともしています。くわしくは、色の組み合わせの考え方で紹介しています。

自宅で事務所を開くときは、1枚の表札に個人名と会社名を並べることもあります。主に伝えたいほうを上の段に大きく、もう一方を下の段に小さく入れると、どちらも読みやすくなります。英字の社名を添えるときは、和文と同じ距離で読める英字の高さを選びます(次の章の表)。

サイズは、読む距離から文字の高さを決め、余白を足して決めます

プレート看板のサイズは、読ませたい距離から文字の高さを決め、文字の数と字の間、まわりの余白を足して決めます。近くで読む室名札と、通りから読む館銘板では、同じ文字の数でも必要な大きさがまったく違います。

既製品のサイズの一覧から選ぶ前に、何m離れて読ませたいかを決めます。距離が決まれば文字の高さが決まり、そこから必要なプレートの大きさを出せます。

図5プレートのサイズを決めるところ
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  1. 文字の高さ読ませたい距離から決めます(下の表)。和文は「木」、英字は「E」の高さで測ります。
  2. 1行の長さ和文は1文字の幅を文字の高さと同じとみて、文字の高さ×文字の数に、字と字の間を足した長さです。
  3. 余白黄色の部分です。文字のまわりにゆとりがあると読みやすく、落ち着いた印象になります。
  4. プレートの幅と高さ1行の長さと文字の高さに、上下左右の余白を足した大きさです。ロゴを並べるなら、その幅も足します。
  5. 床から表示面の中心までの高さ近くから見るサインを、立っている人と車いすの人の両方が見やすく付けるなら、135cm程度が適当とされています(名古屋市の指針)。
  6. 入口の扉とまわりの壁扉の幅やまわりの壁と比べて、小さすぎ・大きすぎにならないかを見ます。

上はプレートを大きくして描いた正面、下は入口の扉の横に付けたところの模式図です。大きさの比は、実際とは違います。

表5読む距離と、文字の高さの目安
  • 1〜2m

    和文(漢字・かな)
    9mm以上
    英字
    7mm以上
    読む場面の例
    部屋の入口の室名札を、目の前で読む
  • 4〜5m

    和文(漢字・かな)
    20mm以上
    英字
    15mm以上
    読む場面の例
    入口の社名プレートを、少し離れて読む
  • 10m

    和文(漢字・かな)
    40mm以上
    英字
    30mm以上
    読む場面の例
    建物の館銘板を、敷地の外から読む
  • 20m

    和文(漢字・かな)
    80mm以上
    英字
    60mm以上
    読む場面の例
    通りの向かい側から、建物の名前を読む

名古屋市の福祉都市環境整備指針に載っている「文字の大きさの選択の目安」の値です(出典として、国の「公共交通機関の移動等円滑化整備ガイドライン(旅客施設編)」が示されています)。文字の高さは、和文は「木」、英字は「E」の高さで測ります。読む場面は例で、実際の距離は設置場所で確かめます。

サイズの決め方(社名8文字を、10m先から読ませる例)

  1. 1

    読む場所と距離を決める

    入口の前で読むのか、敷地の外や通りの向かいから読むのかを決め、いちばん遠い場所までの距離を測ります。例では10mです。

  2. 2

    文字の高さを決める

    上の表から、距離に合う高さを選びます。10mなら、和文で40mm以上です。細い書体を使うなら、少し大きめにします。

  3. 3

    1行の長さを出す

    和文の1文字の幅を文字の高さと同じとみて、文字の高さ×文字の数に、字と字の間を足します。字の間を文字の高さの1割の4mmとすると、文字が40mm×8文字で320mm、字の間が4mm×7か所で28mm、合わせて348mmです。

  4. 4

    余白を足す

    上下左右に余白を足します。余白を文字の高さと同じ40mmとると、幅は約430mm、高さは120mmです。ロゴを並べるなら、その幅も足します。

  5. 5

    実寸の紙を貼って確かめる

    決めた大きさの紙を付ける場所に貼り、読む場所から見ます。入口の扉やまわりの壁と比べて、小さすぎないかも確かめます。

書体も読みやすさを左右します。名古屋市の福祉都市環境整備指針では、視認性のすぐれた角ゴシック体が望ましいとしています。細い書体や飾りの多い書体を使うときは、文字を大きめにするか、近くで読む場所に使います。距離からの計算は、看板の文字の大きさの計算で試せます。

付ける高さは、名古屋市の指針が目安を示しています。近くから見るサインを、立っている人と車いすを使う人の両方が見やすい高さに付けるなら、床から表示面の中心までを135cm程度と考えるのが適当としています。入口の社名プレートや室名札の高さを決めるときの参考になります。

既製品のプレートは形と大きさが決まっているため、読む距離に合う文字の高さが入るかを先に確かめます。建物の壁に付ける大きな平らな板の看板は、壁面看板で紹介しています。

取り付け方は、壁の材質と重さで決めます

プレートの取り付け方には、ビスで留める、壁から浮かせる、裏側のボルトを壁の穴に差し込む、接着剤や両面テープで貼る、といった方法があります。壁の材質、プレートの重さ、屋外か屋内かで選びます。

図6プレートの主な取り付け方(横から見た断面)
  • ビスで留める

    プレートの表から、見た目を整えたビス(化粧ビス)で壁に留める方法です。

  • 壁から浮かせる

    スペーサーで、プレートを壁から少し浮かせて取り付けます。壁との間に影ができ、立体的に見えます。

  • 裏側のボルトを差し込む

    プレートの裏に付いたボルトを、壁に開けた穴に差し込んで固定します。固定に使う部材や接着剤は、メーカーが製品ごとに指定しています。表にビスが見えず、すっきりした見た目になります。

  • 接着剤・両面テープで貼る

    壁に穴を開けずに、接着剤や看板にも使える強力な両面テープで貼る方法です。壁の材質や表面の状態、重さによって、向き・不向きがあります。

左が壁です。実際の取り付け方は、プレートのメーカーが製品ごとに指定しています。

壁の材質ごとの考え方

  • コンクリート・タイル・石:穴を開けて固定するのが一般的です。タイルや石は、割れや目地の位置を確かめて穴の位置を決めます
  • ガラス:穴を開けられないことが多いため、貼る方法や、ガラスの手前に立てる方法を考えます
  • 室内の壁(石膏ボードなど):壁の中の下地の位置を確かめ、下地のあるところに留めるか、壁に合った金具を使います
  • 外壁の金属パネル・サイディング:パネルの裏の状態と防水を確かめてから、固定の方法を決めます
  • 借りている建物の壁:穴を開ける前に、建物の持ち主や管理会社の承諾を取ります

アクリルのプレートは、温度や湿気で伸び縮みします。クラレのカタログでは、長さ1mの板が10℃変わると0.7〜0.8mm伸び縮みするとし、取り付けのときにはすき間(クリアランス)をみることが必要としています。日の当たる屋外では、伸び縮みの分のすき間をみて取り付けます。

両面テープで貼るときの、メーカーの目安

  • 貼る面の汚れや水分を、IPA(イソプロピルアルコール)などのアルコールで拭き、乾いてから貼り付ける
  • 15℃以上のときに作業する(すぐに強さが要るときは、テープと貼る面をあらかじめ温めておく)
  • 貼ったところを強く押さえる(平らな面なら、テープ1cm²あたり20N以上が目安)
  • 接着剤のように固まるまで待たなくてよく、強さは時間とともに上がる(室温で、1日で最終の接着力の90%、3日(72時間)で最終の接着力)
  • テープの面積は、重さ1kgあたり60cm²以上(静かにかかる重さの推奨)
  • 屋外の熱は、推奨の面積に見込まれている(3Mは、屋外の最高温度を仮に90℃とし、保持する力が23℃のときの3分の1になっても安全率が3.2倍残るとしている)

3M「VHB テープ 接着マニュアル」の説明です。テープの製品と、貼る面の材質で変わるため、使うテープの説明を優先します。塗装やコーティングの面は、強い溶剤で拭くと表面を傷めることがあります。

補足:屋外のプレートは、落ちないことを第一に考えます

屋外に付けるプレートは、雨・風・日差しを受け続けます。プレートのメーカーは製品ごとに取り付け方を指定しているため、その方法に沿って取り付け、取付部のゆるみや接着の傷みを定期的に確かめます。

屋外では、さび・色あせ・伸び縮みに備え、決まりも確かめます

屋外に付けるプレートは、さびや変色、色あせ、もろくなること、伸び縮みに備えて素材と仕上げを選びます。屋外に出すプレートも看板の一つで、原則として屋外広告物条例の対象です。マンションの館銘板は、管理組合などの承認を得て進めます。

法令・ルール:屋外のプレートも、原則として条例の対象です

屋外に表示する看板は、自分の会社や建物の名前を出す看板でも、原則として自治体の屋外広告物条例の対象です。小さな表示なら許可がいらないことも多いものの、許可がいらない大きさの目安は地域ごとに違います。

  • マンション・ビルの館銘板:建物の共用部分に付けるため、管理組合や建物の持ち主の承認を得て進めます
  • さび・変色:屋外の金属のプレートは、素材と仕上げで持ちが変わります。ステンレスなら鋼種を、真鍮なら手入れの仕方も確かめます
  • 色あせ:印刷やシートで表したプレートは、日差しで色があせることがあります。屋外向けのシートや、紫外線から印刷を守るラミネートフィルムを選びます
  • 落下:長く使ったアクリルの板は、紫外線などの影響でもろくなることがあります。取付部とあわせて、定期的に状態を確かめます
  • 伸び縮み:アクリルの板は、温度や湿気で伸び縮みします。日の当たる場所では、すき間をみて取り付けます
  • 接着の弱まり:両面テープで貼ったプレートは、日差しで熱くなると保持する力が下がります。テープのメーカーが示す面積(3Mは重さ1kgあたり60cm²)を守り、浮きやはがれがないかを確かめます

屋外に付けるプレートで、製作の会社に確かめること

  • ステンレスの鋼種と、表面の仕上げ
  • 真鍮の色の変化と手入れ
  • 屋外向けのシートとラミネート
  • アクリルは、伸び縮みの分のすき間
  • 壁に合った留め方と、重さ
  • 許可が要る大きさか(地域で違う。迷うときは自治体の窓口で確かめる)

屋外のプレートは、ときどき汚れも拭き取ります。アクリルは、柔らかい布と薄めた中性洗剤(クラレは1%の水溶液)で拭きます。ステンレスの指紋や手あかは、ほとんどが中性洗剤か石けん水で拭き取れるとされています(ステンレス協会)。

素材ごとに避ける薬品は、素材ごとの手入れにまとめています。

補足:見落としやすいのは、屋外向けかどうかと、壁の承諾です

見落としやすいのは、屋内向けのプレートやテープを屋外に使うことと、寒い日に両面テープで貼ることです。机の上の見本で大きさを決めることや、借りている建物で壁の承諾をあとから取ることもあります。屋外に使えるかは製品の説明で、貼る日は気温で、大きさは実寸の紙で確かめます。承諾は、穴を開ける前に取ります。

社会福祉法人 永生会 清流苑の自立看板
グリーンクロスグループが手がけた看板(清流苑)。施設の入口に立てた、法人名と施設名を入れた自立看板です。

頼み先は、既製品なら通販、オーダーと取り付けは看板会社が向いています

決まった大きさの小さなプレートを1枚だけ用意するなら、既製品や通販が便利です。社名やロゴに合わせたオーダー、建物の館銘板、取り付けまで頼みたいときは、看板会社に相談します。費用は、素材と大きさ、文字の入れ方、数、取り付けの条件で決まります。

表6こんなときは、どこに頼むか
  • 室名札や案内表示を、決まった大きさで1枚だけ

    向いている頼み方
    既製品・通販(グループの看板通販サインシティ(別のタブで開きます)など)
  • 社名やロゴを入れた、オーダーのプレート

    向いている頼み方
    看板会社に、データや写真から相談
  • 建物の館銘板、大きなプレートの取り付け

    向いている頼み方
    看板会社に、現地の確認と取り付けまで相談
  • いくつもの拠点の社名変更

    向いている頼み方
    全国に対応できる看板会社に、まとめて相談
  • 住まいや事務所の表札を、彫刻や鋳物で

    向いている頼み方
    表札の専門店か、看板会社に相談
  • 室内の小さな表示を、自分で作って、費用を抑えたい

    向いている頼み方
    自作(手の届く高さの、軽いものまで)

グループの通販サイト「看板通販サインシティ」では、ステンレス・アクリル・木製のサインプレート(別のタブで開きます)を扱っていて、長方形・正方形・丸型・L型などの形があります。会社や事務所の看板にも使うアクリルのプレート看板(別のタブで開きます)や、ステンレスのエッチングの銘板(別のタブで開きます)、表札(別のタブで開きます)もあります。アルミ複合板のプレート看板は、決まった大きさでも、オーダーの大きさでも作れます。

グリーンクロスでは、1枚からのご依頼にも対応しています。社名やロゴに合わせたオーダーのプレートも、まずは付けたい場所の写真からご相談ください。

ポイント:自作するなら、手の届く高さの軽いプレートまで

小さなプレートなら、市販の板とカッティングシートで自作もできます。目安は、手の届く高さに付ける軽いものです。屋外に出すなら、板もシートも屋外向けを選びます。重い金属のプレートや大きな館銘板、高い所への取り付けは、落ちたときの危険が大きいため、看板会社に頼みます。

表7プレート看板の費用を左右すること
  • 素材と仕上げ

    費用が変わる理由
    ステンレス・真鍮・アクリル・アルミで、材料と加工が違う
    費用を抑えるには
    読む距離と付ける場所に合った素材を選ぶ
  • 大きさと厚み

    費用が変わる理由
    材料の量と、加工や運ぶ手間が変わる
    費用を抑えるには
    読む距離から、要る大きさを決める
  • 文字の入れ方

    費用が変わる理由
    彫る・刷る・鋳物などで、加工が違う
    費用を抑えるには
    ほかの加工でも作れるか聞く
  • 色の数とロゴ

    費用が変わる理由
    色を入れる数と、ロゴのデータを作り直す手間
    費用を抑えるには
    色をしぼり、ロゴの元のデータを用意する
  • 数

    費用が変わる理由
    同じ仕様なら、デザインと段取りを共通にできる
    費用を抑えるには
    拠点や部屋の分を、まとめて頼む
  • 取り付け

    費用が変わる理由
    壁の材質・高さ・屋外か、穴を開けられるか
    費用を抑えるには
    付ける場所の写真と寸法を、先に送る
  • 撤去と壁の補修

    費用が変わる理由
    古いプレートを外す手間と、処分・壁の補修
    費用を抑えるには
    どこまで含むかを、お見積りに明記してもらう

金額は、仕様と現場の条件で変わります。

看板の費用の内訳と、費用を左右する条件の全体は、看板の費用の決まり方で紹介しています。

プレート1枚から、全拠点の社名変更まで、写真からご相談ください

グリーンクロスは、社名プレート・館銘板・表札・室名札などのプレート看板を1枚からお受けし、デザイン・製作・取り付けまで進めます。社名変更や移転で全国の拠点のプレートを替えるときも、全国61拠点のネットワークと47都道府県での屋外広告業の登録で、窓口はひとつのまま進められます。

看板に関することは基本的にすべてお受けしていて、全国に店舗を展開する企業にも、この規模から選ばれています。プレートは、内容に応じてグループの工場か協力会社で製作します。付けたい場所の写真から概算をお出しし、正式なお見積りは、仕様が決まり現地を確かめてからお出しします。ご相談・お見積りは無料です。

社名変更・移転で、全拠点のプレートを替えるとき

社名の変更や移転では、全拠点のプレートを同じ仕様でそろえ、古いプレートの撤去と壁の補修まで、まとめて計画すると進めやすくなります。夜間や土日祝の工事もできるため、休業日や営業時間の外に合わせて日程を組めます。

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    全拠点のプレートを確かめる

    拠点ごとに、プレートの大きさ・素材・取り付け方・壁の材質を、写真と寸法で確かめます。

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    仕様をそろえる

    新しい社名やロゴに合わせて、素材・文字の入れ方・大きさをそろえた図面をつくります。拠点ごとに壁の大きさが違う場合は、寸法を調整します。

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    製作して、取り付けの日程をそろえる

    拠点ごとの取り付けの日程を調整し、できるだけ同じ時期に替えます。

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    古いプレートを外し、壁を補修する

    外したプレートの処分や、ビスの穴などの壁の補修の範囲も、建物の持ち主と確かめておきます。

よくあるご質問

ステンレスと真鍮は、どちらが屋外に向いていますか?

ステンレスは、表面にできるとても薄い膜でさびにくい素材です。真鍮は金色に近い色が魅力で、屋外での色の変わり方や手入れのしかたは仕上げによって違います。さびにくさを重視するならステンレス(屋外なら鋼種も確かめます)、色合いを生かしたいなら真鍮、と見た目と手入れのしかたで選びます。

アクリルのプレートは、屋外でも使えますか?

アクリル板のメーカー(クラレ)は、樹脂の中でも耐候性にすぐれ、長期間の屋外使用に耐えるとしています。ただし、長く使った板は紫外線などの影響でもろくなることがあるため、取付部とあわせて状態を確かめます。日の当たる場所では、温度による伸び縮みの分のすき間をみて取り付けます。

壁に穴を開けずに付けられますか?

接着剤や強力な両面テープで貼る方法があります。両面テープのメーカー(3M)は、貼る面をアルコールで拭くこと、15℃以上で作業すること、貼ったところを強く押さえることを案内しています。壁の材質や表面の状態、プレートの重さ、屋外か屋内かで向き・不向きがあるため、設置場所を確かめてご提案します。

プレート看板のサイズは、何で決めますか?

読ませたい距離から文字の高さを決め、文字の数と字の間、上下左右の余白を足して決めます。名古屋市の指針の目安では、10m先から読む和文の文字は40mm以上です。社名8文字を1行で入れ、1文字の幅を文字の高さと同じ、字の間を文字の高さの1割、余白を文字の高さほどとすると、幅430mm・高さ120mmほどになります。決めた大きさの紙を壁に貼り、読む場所から確かめます。

プレート看板の価格は、何で決まりますか?

素材と仕上げ、大きさと厚み、文字の入れ方、色の数、数、取り付けの条件で決まります。古いプレートの撤去や壁の補修があれば、その分も加わります。金額は仕様と現場の条件で変わるため、付けたい場所の写真と、入れたい社名やロゴが分かれば、概算をお出しします。

プレート看板は自作できますか?

手の届く高さに付ける、軽くて小さなプレートなら、市販の板とカッティングシートで自作もできます。屋外に出すなら、板もシートも屋外向けを選びます。重い金属のプレートや大きな館銘板、高い所への取り付けは、落ちたときの危険が大きいため、看板会社に頼みます。

プレート看板は、どこに頼めばよいですか?

決まった大きさの既製品なら看板の通販、住まいの表札なら表札の専門店、社名やロゴに合わせたオーダーや館銘板、取り付けまで頼みたいときは看板会社が向いています。グループの通販サイト「看板通販サインシティ」では、サインプレートや社名プレート、表札を扱っています。

社名が変わったとき、文字だけ替えられますか?

プレートのつくりによっては、表示の部分だけを作り替えて、名称を変えられる場合があります。いまのプレートの素材や取り付け方を確かめてご提案します。

プレート1枚からでも頼めますか?

1枚からのご依頼にも対応しています。決まった大きさの既製品なら、グループの通販サイト「看板通販サインシティ」も便利です。

ロゴのデータがなくても、頼めますか?

ご相談いただけます。名刺や印刷物、写真から、ロゴの形を作り直して進める方法があります。まずはお手元にあるものでご相談ください。

参考にした資料

この記事について

全国看板施工・点検ナビ

運営:GREEN MEDIA(株式会社グリーンクロス グリーンメディア事業部)

監修:横田悠介(屋外広告士)

看板の製作・施工・点検・修理・撤去を、全国61拠点のネットワークで行っています。記事は、屋外広告士の監修のもとで作っています。記事の中の法令や自治体のルールは、国や自治体が公表している資料で確かめた内容で、使った資料は記事の最後に載せています。公開する前と、内容を直すときには、資料と照らし合わせて確かめています。写真は、グリーンクロスグループが手がけた看板と、グループの工場・施工の現場で撮影したものです。

プレート看板のご相談は、入口の写真1枚からどうぞ。

付けたい場所の写真と、入れたい社名やロゴが分かれば、合う素材・文字の入れ方・サイズ・取り付け方をご案内し、概算をお出しします。拠点がいくつもある社名変更もご相談ください。ご相談・お見積りは無料です。

お電話でのご相談はこちら

0120-418-963

受付時間 9:00〜17:30(土日祝・年末年始除く)

設置場所の写真・ロゴデータの添付も可能です。もちろん、なくてもご相談いただけます。