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作り方・頼み方

看板の取り付け方法と、金具の選び方。壁・フェンス・ポール・ブロック塀の留め方まで

看板を用意したものの、どこに何で留めればよいか迷っているとき。看板の取り付け方は、付ける場所の材質と下地、看板の重さと大きさ、風と高さの3つで決まります。外壁は奥の下地に効く金具で、フェンスや支柱は巻く・締める金具で、室内の石膏ボードの壁は下地のある所で留めるのが基本です。高い所や重い看板の取り付けは、看板の構造を確かめたうえで、全国の現場をひとつの窓口でお受けします。

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GREEN MEDIA(グリーンクロス)
駐車場とトイレの場所を示す、立体的なピクトサイン
グリーンクロスグループが手がけた看板(立体的なピクトサイン)。駐車場とトイレの場所を示す、壁から突き出した立体のピクトサインです。壁から突き出す看板は、取付部の金具で重さを支えます。

この記事のポイント

  • 01看板の取り付け方は、付ける場所の材質と下地、看板の重さと大きさ、風と高さの3つで決まります
  • 02外壁は下地に効くアンカー、フェンスは結束バンドや針金、支柱はバンド、室内の石膏ボードの壁は下地のある所で留めます
  • 03屋外の金具は、さびにくい材質か、さびを防ぐ処理をしたものを選びます。結束バンドは耐候性のものにします
  • 04電柱・ガードレール・街路樹などに、勝手に看板を付けてはいけません。ガードレールや街路樹は、条例で広告物を禁止している自治体があります。ブロック塀は、先に塀そのものの安全を確かめます
  • 05高い所・重い看板・電気の工事が要る取り付けは、看板会社へ。取り付けだけのご依頼も、構造を確かめてお受けします

看板の取り付け方は、場所・重さ・風の3つで決まります

看板の取り付けとは、看板を壁・フェンス・支柱などに、落ちたり倒れたりしないように留めることです。留め方は、付ける場所の材質と下地、看板の重さと大きさ、風と高さの3つで決まります。

同じ看板でも、コンクリートの壁に付けるのと、メッシュのフェンスに付けるのとでは、使う金具がまったく違います。看板の重さと、看板が受ける風の力は、最後は付けた場所が受け止めます。そのため、まず「何に付けるか」を決め、その場所が看板を支えられるかを確かめます。

図1看板を付ける場所の地図
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  1. 外壁建物の外の壁。表面の奥にある下地(コンクリート・柱など)に効く金具で留めます。
  2. ガラス窓や扉のガラス。穴を開けずに、シートを貼るか、内側に吊る・置く方法をとります。
  3. ひさし・軒先から吊るひさしや天井の中の下地に吊り金具を留め、チェーンやワイヤーで下げます。
  4. 置く店の敷地の中に置き、重しで倒れにくくします。風の強い日はしまいます。
  5. ブロック塀塀そのものの高さ・厚さ・傷みを確かめてから、小さく軽い看板を付けます。
  6. フェンス四すみの穴に、屋外で使える結束バンドや針金を通して留めます。
  7. 支柱・ポール支柱の太さに合ったバンドで締めて留めます。支柱を立てるときは、地面に基礎をつくります。
  8. 電柱など電柱・ガードレール・街路樹・信号機などは、ほかの人が管理する物で、勝手に看板を付けてはいけません。ガードレールや街路樹などへの広告物を禁止し、電柱へのはり紙や立看板などを制限している自治体があります(横浜市の例)。

店の建物と敷地のまわりを、正面から見た模式図です。8は、看板を付けない所の例です。

付ける場所では、壁の材質(コンクリート・ALC・タイル・サイディング・石膏ボード)や、フェンス・支柱の太さと傷みを見ます。看板では、重さ・大きさ・厚みと、裏の金具の形を見ます。風と高さでは、角地や吹きさらしの場所か、地面からどのくらいの高さに付けるかを見ます。この3つで、使う金具と留める位置、作業の方法(脚立・高所作業車・足場)が決まります。

「建物壁面の種類や状態に合わせて、適切な施工方法を選択するよう注意が必要」。屋外広告物適正化推進委員会の「看板の安全管理ガイドブック」(2024年6月 第4版)は、壁面看板の項でこう注意しています。取り付けたあとは、壁とのすき間をコーキングでふさぎ、雨水が入らないようにします。

場所ごとの付け方。外壁・フェンス・ポール・室内・吊る・置く

外壁は奥の下地に効くアンカーで、フェンスは結束バンドや針金で、支柱はバンドで、室内の石膏ボードの壁は裏の下地のある所で留めます。吊るときは天井や軒の中の下地に吊り金具を、置くときは重しを使います。

図2場所ごとの留め方
  • 外壁(横から見た断面)

    壁の奥の下地に効くアンカーで取付金物を留めます。壁とのすき間はシーリングでふさぎ、雨水が入らないようにします。

    壁の材質ごとの留め方を見る
  • 室内の壁(石膏ボード)

    裏の下地(点線)のある所で留めます。下地のない所では、ねじが効きません。

  • フェンス

    四すみの穴に結束バンドなどを通し、フェンスの網やパイプに留めます。

  • 支柱・ポール

    看板の裏の金具を、支柱に回したバンドで締めて留めます。

  • 天井・軒先から吊る

    天井や軒の中の下地(緑)に吊り金具を留め、チェーンやワイヤーで下げます。

  • 置く

    店の敷地の中に置き、足もとに重しを置きます。右の帯の道路には出しません。

    置き看板の置ける場所を見る

いずれも模式図です。実際の留め方は、現地で材質と下地を確かめて決めます。

表1付ける場所ごとの、主な留め方と確かめること
  • 外壁(コンクリート・タイル)

    主な留め方
    穴をあけてアンカーを入れ、取付金物を留める
    確かめること
    ひび割れやタイルの浮き、壁の中の配管や配線
  • 外壁(ALC・サイディング・金属)

    主な留め方
    重いものは、柱などの構造や補強した下地に支えさせる
    確かめること
    下地の位置と強さ、穴のまわりの防水
  • ガラス

    主な留め方
    穴を開けずに、シートを貼る・内側に吊る・手前に置く
    確かめること
    ガラスの種類(熱割れ)、外から読める向き
  • フェンス(メッシュ・パイプ)

    主な留め方
    結束バンドや針金を四すみに通す。パイプにはバンド
    確かめること
    フェンスの持ち主、さびや傷み、風の当たり方
  • 支柱・ポール

    主な留め方
    支柱の太さと形に合ったバンドで締める
    確かめること
    支柱の太さ、根元のさび、基礎
  • ブロック塀

    主な留め方
    塀の安全を確かめてから、小さく軽い看板を付ける
    確かめること
    塀の高さ・厚さ・控え壁・ひび割れ・傾き
  • 室内の壁(石膏ボード)

    主な留め方
    下地のある所にねじで留める。軽いものは、ボード用のアンカーやフックで
    確かめること
    下地の位置、看板の重さと金具の制限重量
  • 天井・軒先から吊る

    主な留め方
    下地に留めた吊り金具から、チェーンやワイヤーで下げる
    確かめること
    吊る所の下地、揺れたときに当たる物
  • 置く(スタンド看板)

    主な留め方
    店の敷地の中に置き、重しで倒れにくくする
    確かめること
    道路に出ていないか、風の強い日にしまえるか

ALC協会・石膏ボード工業会・看板の安全管理ガイドブックなどの資料をもとにした目安です。建物や物によって下地と強さは違うため、現地で確かめます。

外壁は、表面ではなく奥の下地で支えます

外壁の看板は、タイルや塗装の表面ではなく、その奥のコンクリートや柱などの下地で、重さと風を受け止めます。ALCは、細かい気泡を含む軽いコンクリートの板です。ALC協会は、重いものは柱などの構造躯体に支えさせ、支える金物と板のあいだにはすき間(クリアランス)を設けて、シーリング材などで防水するよう案内しています。

ALCの板への穴あけなどの加工は、原則として避けるように計画するとしています。壁の材質ごとの留め方は、壁面看板の記事にまとめています。

室内の石膏ボードの壁は、下地を探してから留めます

事務所や店の中の壁は、石膏ボードを張ったものがよくあります。石膏ボード工業会は、一般の下地は壁や天井裏に303mmや455mmなどの間隔で入っていて、重いものは必ず胴縁などの下地に留めるよう案内しています。下地のない所にくぎやねじを打っても、効き目はありません。

下地のない所に軽いものを付けるなら、石膏ボードの壁に使うアンカーやフックを使います。石膏ボード工業会は、中空の壁専用のフック類は軽いもの用で、カタログやパッケージにある制限重量を必ず守るよう求めています。アンカーのメーカーの中には、試験の値は最大の荷重で、許容荷重や保証値ではないと書いているところもあります。重い看板は、下地を合板などで補強してから付けます。

フェンス・支柱は、巻く・締める金具で留めます

駐車場のメッシュフェンスに、結束バンドで留めた、契約者以外の駐車を断る小さな看板
メッシュのフェンスに、板の四すみの穴に通した結束バンドで留めた小さな看板。四すみを留めて、風であおられないようにします。

メッシュのフェンスには、看板の四すみの穴に結束バンドや針金を通して留めます。土地の看板をフェンスや支柱に付ける方法は、空き地・土地の看板の記事でも紹介しています。足場に使う鋼管(単管)で組むときは、つなぎ目を金具(クランプ)で留め、地面への固定も確かめます。

支柱やポールには、パイプの太さと形(丸・角)に合ったバンドで、看板の裏の金具を締めて留めます。グループの通販サイト「看板通販サインシティ(別のタブで開きます)」では、看板・標識の取付金具として、アルミの平リブ・Uバンド・角バンドなどを扱っています。支柱を地面に立てるときは基礎をつくり、高さが4mを超える看板は、原則として工作物の確認申請が要ります(ポールサインの記事)。

敷地の入口に立つ、三和ホームの自立看板
グリーンクロスグループが手がけた看板(三和ホーム)。敷地の入口に立てた自立看板です。支柱で立てる看板は、支柱と地面の基礎で、看板の重さと風を受け止めます。

金具は、重さと材質、さびにくさで選びます

看板の取付金具は、L字の金具・バンド・アンカー・ボード用のアンカー・結束バンド・針金・化粧ビス・両面テープなどから、付ける場所と看板の重さで選びます。屋外では、さびにくい材質か、さびを防ぐ処理をした金具を使います。

図3主な取付金具のしくみ
  • L字の金具(アングル・金折れ)

    直角に曲げた金具で、板を壁や枠に留めます。壁から突き出す小さな板を支える使い方もあります。

  • バンド(Uバンド・角バンド)

    支柱を抱えるように回し、看板の裏の金具(平リブ)と締めます。上から見た図です。

  • あと施工アンカー

    コンクリートにあけた穴に入れて効かせる金具です。図は、穴の中で広げて効かせる種類です。取付金物を、ボルトとナットで留めます。

  • 中空の壁用のアンカー

    石膏ボードの裏で開き、板をはさんで留めます。軽いものに使います。左が壁の中です。

  • 結束バンド・針金

    板の穴とフェンスの網に通して締めます。屋外では、紫外線やさびに強いものを選びます。

  • 化粧ビス・スタンドオフ

    見た目を整えたビスや筒で、板を壁から少し浮かせて留めます。板と壁のあいだに影ができます。

いずれもしくみの模式図です。製品ごとの使い方と使える重さは、メーカーの説明で確かめます。

表2取付金具と留め具の、向く場所と気をつけること
  • L字の金具(アングル・金折れ)

    向く場所
    壁・枠・棚の下
    気をつけること
    下地に留める。屋外ではさびにくいものを
  • バンド(Uバンド・角バンド)

    向く場所
    支柱・ポール・パイプのフェンス
    気をつけること
    パイプの太さと形(丸・角)に合わせる
  • あと施工アンカー

    向く場所
    コンクリートの外壁
    気をつけること
    壁のひび割れ。大きな地震のあとは強さが落ちることがある
  • 中空の壁用のアンカー・フック

    向く場所
    室内の石膏ボードの壁
    気をつけること
    軽いものだけ。制限重量を守る
  • 結束バンド

    向く場所
    メッシュのフェンス
    気をつけること
    屋外では耐候性のものを。四すみを留め、傷んだら替える
  • 針金・番線

    向く場所
    フェンス・単管・杭
    気をつけること
    さびにくい材質を選び、ゆるみを確かめる
  • 化粧ビス・スタンドオフ

    向く場所
    入口や受付のプレート
    気をつけること
    壁に穴をあける。浮かせる長さと板の重さ
  • 両面テープ

    向く場所
    平らでなめらかな面
    気をつけること
    使える素材と条件を、製品の説明で確かめる。重い看板はテープだけに頼らない
  • チェーン・ワイヤー

    向く場所
    天井や軒先から吊る
    気をつけること
    吊り金具は下地に。揺れたときに当たる物がないか

金具の名前は、メーカーや通販によって呼び方が違うことがあります。

看板通販サインシティ(別のタブで開きます)では、金物・取付金具として、アングル金具・金折れ、L字などのプレート、ボルト・ナットも扱っています。プレート看板やパネルを付ける化粧ビス・ポピックや、看板に使える両面テープもあります。取り付けに使う部品を、価格を確かめて注文できます。

屋外の金具は、さびにくさで選びます

金具のさびは、外から見えにくい所で進みます。ガイドブックは、袖看板の取付金具や内部の鉄骨にさびが進むと、強度を保てなくなるおそれがあるとしています。そのうえで、ブラケット(取付金物)の防錆処理は、耐用年数や設置環境に合ったものにするよう勧めています。地面に建てる看板では、基礎ポールや鉄骨に溶融亜鉛メッキを施すと、さびに強く耐久性が高くなるとしています。

ポイント:ステンレスも、鋼種でさびにくさが変わります

ステンレス協会の耐食性の目安では、SUS304(18クロム・8ニッケル)はSUS430(18クロム)より高く、SUS316はさらに高い区分です。屋外に付けるねじや金具は、ステンレスなら鋼種まで確かめて選びます。

店舗の外壁の看板の上に取り付けた、アーム式のLEDスポットライトと取付金具、配線を通す金属の管
店舗の外壁の看板の上に取り付けた、アーム式のLEDスポットライトと取付金具、配線を通す金属の管。照明のアームや金具も、看板と同じく、さびとゆるみを確かめる所です。

針金・結束バンドで留めるときは

結束バンドは、屋外で使えると書かれた耐候性のものを選びます。たとえばエスコの耐候性の結束バンドの説明では、カーボンの粒を加えて紫外線に強くし、屋外の天候の下で使えるとしています。針金は、ステンレスなどのさびにくい材質のものを選びます。

針金・結束バンドで留めるときに確かめること

  • 屋外で使える(耐候性の)結束バンドか
  • 針金は、さびにくい材質か
  • 看板の四すみを留めているか(風であおられないように)
  • 留める先のフェンスや網が、さびたり、ゆるんだりしていないか
  • 強い風のあとに、切れやゆるみがないか
  • 電柱やガードレールなど、ほかの人が管理する物に留めていないか

結束バンドや針金は、日差しと雨を受け続けます。切れたまま放っておくと看板が飛ぶおそれがあるため、ゆるみや切れに気づいたら替えます。

穴を開けない付け方は、貼る・巻く・吊る・置くが基本です

壁に穴を開けずに看板を付けるなら、両面テープで貼る、フェンスや柱に巻く・挟む、すでにあるフックやひさしに吊る、置く、の4つが基本です。小さな表示なら吸盤やマグネット、ガラスにはシートを貼る方法もあります。どれも、看板の重さと付ける面の状態で持ちが変わります。

表3穴を開けない付け方と、向く看板
  • 両面テープで貼る

    向く場所と看板
    平らでなめらかな面に、軽い板
    限りと気をつけること
    面の材質・汚れ・凹凸で持ちが変わる。製品の説明の条件で貼る
  • 巻く・挟む

    向く場所と看板
    フェンス・柱・パイプ
    限りと気をつけること
    フェンスや柱の持ち主の承諾。ゆるみを確かめる
  • 吊る

    向く場所と看板
    すでにあるフック・レール・ひさし
    限りと気をつけること
    吊る所の強さ。揺れて当たる物がないか
  • 置く

    向く場所と看板
    店の敷地の中
    限りと気をつけること
    道路に出さない。重しを置き、風の強い日はしまう
  • 吸盤・マグネット

    向く場所と看板
    室内のガラスや金属の面に、小さな表示
    限りと気をつけること
    落ちても危なくない場所と大きさにする
  • ガラスにシートを貼る

    向く場所と看板
    窓や扉のガラス
    限りと気をつけること
    ガラスの熱割れ、外から読める向き

化粧ビス・ポピックの吸盤・マグネットのタイプや、看板に使える両面テープは、グループの通販サイトでも扱っています。

両面テープで貼るなら、看板にも使える強力な両面テープを選びます。3Mは、VHBテープについて、ねじ留めや液状の接着剤の硬化を待たずに、屋内や屋外にサイネージ(看板や表示)を付けられるとしています。屋外の低温から真夏の炎天下、紫外線や湿気にも耐え、時間がたつほど強さが増すとしています。

ただ、テープの持ちは、貼る面の材質や状態、温度、看板の重さで変わります。貼る条件は製品ごとに違うため、製品の説明に沿って貼ります。屋外の高い所に付ける看板や、重い看板は、テープだけに頼らず、下地に留める方法を考えます。ガラスに表示を出すときは、ウインドウサインの記事で、シートの選び方と熱割れの注意を紹介しています。

補足:借りている建物は、穴を開けない付け方でも先に確かめます

店や事務所を借りているときは、穴を開けない付け方でも、外壁や共用の部分に付けるなら、貸主や管理会社の承諾を確かめます。ビルによっては、看板の大きさや色に決まりがあります。退去のときにどこまで元に戻すかは、契約書と特約で確かめます。

ブロック塀に付ける前に、塀そのものの安全を確かめます

ブロック塀に看板を付けるなら、先に塀の高さ・厚さ・控え壁・基礎・傾きやひび割れを確かめます。国土交通省のチェックポイントでは、ひとつでも合わないところがあれば危険なので改善するとしています。

看板は風を受けるため、看板を付けた塀には、看板が受ける風の力もかかります。傷んだ塀に看板を付けると、塀そのものの安全に関わります。国土交通省は、日本建築防災協会のパンフレットをもとに、ブロック塀の点検のチェックポイントをまとめています。

図4ブロック塀で確かめるところ
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  1. 高さ地面から塀の上まで、2.2m以下か。
  2. 厚さ10cm以上か。高さが2mを超え2.2m以下の塀は、15cm以上か。
  3. 控え壁の間隔高さが1.2mを超える塀は、長さ3.4m以下ごとに、塀の高さの5分の1以上突き出した控え壁(右の断面の三角の部分)があるか。
  4. 基礎コンクリートの基礎があるか。高さが1.2mを超える塀は、基礎の根入れ(地面の下の深さ)が30cm以上か(専門家に確かめる)。
  5. ひび割れ・傾き塀に、傾きやひび割れがないか。
  6. 鉄筋直径9mm以上の鉄筋が、縦横とも80cm以下の間隔で入り、縦の鉄筋は塀の上の端と基礎の横の鉄筋に、横の鉄筋は縦の鉄筋に、かぎ掛けされているか(専門家に確かめる)。
  7. 看板塀の安全を確かめてから付けます。大きな看板ほど、受ける風の力も大きくなります。

左は塀の正面、右は控え壁のところで切った断面の模式図です。数字は、国土交通省「ブロック塀等の点検のチェックポイント」のブロック塀の項目によります。

法令・ルール:ひとつでも合わないところがあれば、看板の前に塀の改善を

国土交通省のチェックポイントは、外から見て確かめる5つの項目(高さ・厚さ・控え壁・基礎・傾きとひび割れ)を挙げています。ひとつでも合わないところがあれば、危険なので改善するとしています。合わないところがあるときや、判断がつかないときは、専門家に相談します。このチェックポイントは塀そのものの点検の目安で、看板を付けたときの重さや風の力のことは書かれていません。大きな看板や重い看板は、付ける前に看板会社や専門家に相談します。

フックや接着剤で、穴を開けずに付ける場合も、塀に傾きやひび割れがないかは同じように確かめます。隣の家との境にある塀は、どちらの持ち物かを確かめ、相手の塀なら承諾を得てから付けます。道路に面した塀は、看板や塀が倒れたときに通る人に当たるおそれがあるため、看板は小さく軽いものにします。

電柱・ガードレール・街路樹に、勝手に看板を付けてはいけません

電柱・ガードレール・街路樹・信号機・道路標識などはほかの人が管理する物で、屋外広告物の条例で広告物の表示を禁止・制限している自治体があります。道路の上に突き出す看板や、人の建物・塀に付ける看板も、許可や承諾が要ります。

表4看板を付けられない所・許可や承諾が要る所の例
  • ガードレール・街路樹・信号機・道路標識

    決まりの例
    横浜市は、すべての広告物の設置を禁止する物件に挙げている
    確かめる先
    看板を出す場所の自治体
  • 橋りょう・トンネル・消火栓・郵便差出箱

    決まりの例
    横浜市は、すべての広告物の設置を禁止する物件に挙げている
    確かめる先
    看板を出す場所の自治体
  • 電柱・街灯柱

    決まりの例
    横浜市は、はり紙・はり札・広告旗・立看板の設置を制限する物件に挙げている
    確かめる先
    看板を出す場所の自治体
  • 道路の路面

    決まりの例
    横浜市は、広告物などの表示を禁止している
    確かめる先
    看板を出す場所の自治体
  • 道路の上に突き出す

    決まりの例
    屋外広告物の許可とあわせて、原則として、道路の占用の許可が要る
    確かめる先
    看板を出す場所の自治体と、道路の管理者
  • 人の建物・塀・フェンス

    決まりの例
    持ち主の承諾なく付けない
    確かめる先
    建物や土地の持ち主・管理会社

上の4行は、横浜市の資料による例です。禁止・制限する物件は、地域の条例で違います。

電柱やガードレールに、針金や結束バンドで看板を巻き付けて留めるのは、手軽に見えても、ほかの人の物に付けることになります。禁止・制限する物件は地域で違うため、上の表の横浜市の例を目安に、看板を出す場所の自治体の決まりを確かめます。

道路の上に突き出す看板は、原則として、屋外広告物の許可とあわせて、道路の占用の許可が要ります(袖看板の記事)。人の建物や塀、駐車場のフェンスに付けるときは、持ち主の承諾を得てから付けます。自分の敷地の中でも、屋外に出す看板は原則として屋外広告物条例の対象で、許可がいらない大きさは地域で違います(看板の許可・申請ガイド)。

法令・ルール:置き看板も、歩道には出しません

スタンド看板などの置き看板は、店の敷地の中に置きます。ガイドブックも、歩道など通行の妨げになる場所には置かないよう注意しています。キャスター付きのスタンド看板は、傾いた所に置くと勝手に動き出して倒れるおそれがあります。台風など強い風が予想されるときは、屋内にしまうか、飛ばされないように固定します。

自分で付けてよいのは、手の届く高さの軽い看板までです

自分で取り付けてよい目安は、脚立に上らずに作業できる高さに、軽く小さな看板を、下地に合った留め方で付けることです。高い所・重い看板・電気の工事・道路での作業が関わる取り付けは、看板会社に頼みます。

表5自分で付けるか、頼むかの目安
  • 高さ

    自分で付けられる目安
    脚立に上らずに手が届く
    看板会社に頼む目安
    脚立に上る高さ、それより上
  • 重さと大きさ

    自分で付けられる目安
    軽く小さな板
    看板会社に頼む目安
    重い看板、風を受ける大きな看板
  • 付ける所

    自分で付けられる目安
    下地の場所が分かる壁、フェンス
    看板会社に頼む目安
    下地が分からない外壁、ALCやタイルの壁、ブロック塀
  • 電気

    自分で付けられる目安
    電気を使わない看板
    看板会社に頼む目安
    照明のある看板を、建物の電源につなぐ
  • 道路

    自分で付けられる目安
    敷地の中で作業できる
    看板会社に頼む目安
    道路に作業車を止める、道路の上に突き出す

一般的な目安です。小さな看板でも、付ける場所によって決まりや危なさが変わります。

看板の取り付けで難しいのは、作ることより、落ちないように留めることのほうです。手の届く高さに軽い板を付けるなら自分でもできますが、高い所の作業は落ちたときの危険が大きく、下を通る人に当たるおそれもあります。看板が落ちて人にけがをさせると、看板を管理する人や持ち主が、賠償の責任を問われることがあります(看板の落下事故を防ぐには)。

看板の取り付けを請け負う会社には、原則として、看板を出す地域での屋外広告業の登録が要ります。作業する人にも、光る看板の配線なら電気工事士、高所作業車の運転なら作業床の高さに応じた技能講習や特別教育と、原則として作業ごとに資格や講習が決まっています(看板工事の資格)。自作の看板の作り方と、自作でも変わらない決まりは、看板を自分で作る方法にまとめています。

見落としやすいところ

  • 表面の板だけに留める:石膏ボードやサイディングの表面だけに留めると、重さや風で抜けるおそれがあります。下地のある所に留めます
  • 屋内用のテープや結束バンドを外で使う:屋外では、屋外用・耐候性と書かれたものを選びます
  • さびる針金で留めたままにする:さびて切れると、看板が飛ぶおそれがあります。さびにくい材質にして、ときどき確かめます
  • 留める先の傷みを見ない:フェンスや塀、支柱が傷んでいると、金具が効きません
  • 建物の持ち主に後から聞く:外壁や共用の部分に付けるなら、穴を開ける前に承諾を確かめます
  • 大きな地震や台風のあとに見ない:ガイドブックは、震度5強の揺れで壁や天井にひびが入り、アンカーの強さが落ちるとしています。強い揺れや風のあとは、ぐらつきやゆるみを確かめます
高所作業車のバケットで、ビルの壁面の看板を取り付ける2名の作業員
高所作業車のバケットに乗る2名の作業員(グリーンクロスグループの施工の現場)。高い所の取り付けは、作業する場所と安全の備えから決めます。

取り付けだけのご依頼も、看板の構造を確かめて、全国でお受けします

グリーンクロスは、壁・ポール・フェンス・高い所への看板の取り付けを、製作から点検まで含めてお受けしています。取り付けだけのご依頼は、看板の構造・重さ・取付金具を確かめてからお受けします。全国61拠点のネットワークと47都道府県での屋外広告業の登録で、窓口はひとつのまま全国の現場に対応します。

看板に関することは、基本的にすべてお受けしています。看板の製作から、壁やポール・フェンスへの取り付け、高所作業車や足場を使う高い所の工事、点検・修理・撤去まで、同じ窓口でご相談いただけます。全国に店舗を展開する企業にも、この規模から選ばれています。

ポイント:取り付けだけのご依頼は、看板の構造を確かめてから

取り付けだけのご依頼は、看板の構造・重さ・取付金具の仕様を確かめたうえで、お引き受けできる内容をご案内します。作りの分からない自作の看板の取り付けは、原則としてお受けしていません。取り付けまで考えるなら、看板を作る前にご相談いただければ、取り付けに合った作りにできます。

ご相談からの進み方

  1. 1

    写真と寸法を送る

    建物の全体・取り付けたい位置・取付面の近く・周りの作業スペースの写真と、看板の大きさ・重さ・裏の金具の写真をお送りください。写真から概算をお出しできます。

  2. 2

    現地で確かめる

    必要なときは、近くの拠点の担当が伺い、壁の材質と下地、支柱やフェンスの傷み、電源、作業車を止める場所を確かめます。

  3. 3

    留め方とお見積り

    金具と留め方、作業の方法をご提案し、正式なお見積りをお出しします。ご相談・お見積りは無料です。

  4. 4

    取り付け

    日程を合わせて取り付けます。夜間や土日祝の工事もできます。

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    固定と点灯の確認・記録

    取付位置・水平・固定の状態と、照明のある看板は点灯を確かめ、必要に応じて記録の写真を残します。点検の報告書が要る地域では、屋外広告士が点検し、自治体の様式に沿って報告書を作成します。

表6取り付けの費用が変わる主な条件
  • 看板の大きさと重さ

    費用が変わる理由
    金具の数と強さ、作業の人数が変わる
  • 取付位置と高さ

    費用が変わる理由
    脚立で届くか、高所作業車や足場が要るか
  • 取付面と下地の状態

    費用が変わる理由
    下地の補強や、壁に合わせた金具が要るか
  • 電気の工事

    費用が変わる理由
    照明のある看板の電源と配線
  • 作業の条件と時間帯

    費用が変わる理由
    作業車を止める場所、道路の使用、夜間や休業日の作業
  • いまの看板の撤去

    費用が変わる理由
    外した看板の運搬と処分、壁の補修の範囲

金額は、看板と現場の条件で変わるため、この記事には載せていません。

取り付けの費用は、看板そのものの値段だけでは決まらず、同じ看板でも、付ける位置と作業の条件で変わります。そのため、相場を1つの金額で言い切ることはできません。作る・付ける・手続きの費用の全体は看板の費用が決まるしくみに、帳簿での扱いは看板の耐用年数と勘定科目にまとめています。

ご相談のときにあると話が進むもの

  • 建物の全体と、取り付けたい位置の写真
  • 取付面(壁・フェンス・支柱)の近くの写真
  • 看板の大きさと重さ(分かる範囲で)
  • 看板の裏の金具の写真(取り付けだけのご依頼のとき)
  • 照明があるか、電源の位置
  • 希望の時期と、作業できる時間帯

高い所に上って撮っていただく必要はありません。届く範囲・安全な場所からの写真で構いません。

よくあるご質問

看板の取り付け方法には、どんな種類がありますか?

付ける場所で分けると、基本は6つです。外壁にアンカーで留める、フェンスに結束バンドや針金で留める、支柱にバンドで締める、室内の壁の下地にねじで留める、天井や軒先から吊る、敷地の中に置く、です。ガラスにはシートを貼る方法もあります。どれを選ぶかは、付ける場所の材質と下地、看板の重さ、風と高さで決まります。

看板の取付金具は、何で選びますか?

付ける場所で選びます。コンクリートの壁はあと施工アンカーと取付金物、支柱はパイプの太さと形に合ったバンド、フェンスは屋外用の結束バンドです。室内の石膏ボードの壁は、下地に留めるねじか、軽いものならボード用のアンカーを使います。屋外では、ステンレスや、さびを防ぐ処理をした金具を選びます。

フェンスに看板を付けるときは、何で留めますか?

看板の四すみの穴に、屋外で使える耐候性の結束バンドや、さびにくい針金を通して、フェンスの網に留めます。パイプのフェンスなら、パイプの太さに合ったバンドも使えます。人の土地や駐車場のフェンスなら、持ち主の承諾を得てから付けます。強い風のあとは、切れやゆるみを確かめます。

壁に穴を開けずに看板を付けられますか?

両面テープで貼る、フェンスや柱に巻く・挟む、すでにあるフックやひさしに吊る、置く、の方法があります。両面テープは、看板に使える強力なものでも、面の材質や状態、看板の重さで向き・不向きがあります。屋外の高い所や重い看板は、下地に留める方法を考えます。借りている建物なら、先に貸主や管理会社に確かめます。

ブロック塀に看板を付けても大丈夫ですか?

先に塀そのものの安全を確かめます。国土交通省のチェックポイントは、高さが地面から2.2m以下、厚さが10cm以上(高さ2m超2.2m以下は15cm以上)であることを挙げています。高さ1.2m超なら控え壁があること、コンクリートの基礎があること、傾きやひび割れがないことも見ます。ひとつでも合わないところがあれば、看板を付ける前に専門家に相談します。

電柱やガードレールに看板を付けてもよいですか?

勝手に付けてはいけません。電柱やガードレールはほかの人が管理する物です。横浜市は、ガードレール・街路樹・信号機などを、すべての広告物の設置を禁止する物件に、電柱・街灯柱を、はり紙・はり札・広告旗・立看板の設置を制限する物件に挙げています。看板は、自分の敷地か、持ち主の承諾を得た所に付けます。

看板の取り付けだけを、業者に頼めますか?

取り付けだけを受ける看板会社もあります。グリーンクロスでは、看板の構造・重さ・取付金具の仕様を確かめたうえで、お引き受けできる内容をご案内します。作りの分からない自作の看板の取り付けは、原則としてお受けしていません。取り付けまで考えるなら、看板を作る前にご相談ください。

看板の取り付け費用は、何で決まりますか?

看板の大きさと重さ、取付位置と高さ、取付面と下地の状態、電気の工事、高所作業車や足場の要否、作業する時間帯、いまの看板の撤去で決まります。同じ看板でも現場の条件で変わるため、相場を1つの金額では言えません。付けたい場所の写真と看板の大きさが分かれば、概算をお出しします。

参考にした資料

この記事について

全国看板施工・点検ナビ

運営:GREEN MEDIA(株式会社グリーンクロス グリーンメディア事業部)

監修:横田悠介(屋外広告士)

看板の製作・施工・点検・修理・撤去を、全国61拠点のネットワークで行っています。記事は、屋外広告士の監修のもとで作っています。記事の中の法令や自治体のルールは、国や自治体が公表している資料で確かめた内容で、使った資料は記事の最後に載せています。公開する前と、内容を直すときには、資料と照らし合わせて確かめています。

看板の取り付けは、付けたい場所の写真からどうぞ。

付けたい場所の写真と、看板の大きさ・重さが分かれば、合う金具と留め方、作業の方法をご案内します。取り付けだけのご依頼も、看板の構造を確かめてからお受けします。全国61拠点のネットワークで全国の現場に対応し、夜間や土日祝の工事もできます。ご相談・お見積りは無料です。

お電話でのご相談はこちら

0120-418-963

受付時間 9:00〜17:30(土日祝・年末年始除く)

設置場所の写真・ロゴデータの添付も可能です。もちろん、なくてもご相談いただけます。