看板の見積もりの頼み方。写真と寸法の伝え方と、見積書の見方・比べ方
開業や改装、移転が決まり、看板の見積もりを取りたいとき。看板の見積もりは、設置する住所と取り付ける場所の写真、分かる範囲の寸法があれば始められます。写真から出す概算のあと、仕様と現地を確かめて正式な見積書になり、届いた見積書は合計の金額より先に、項目ごとの中身と前提の条件を見ます。グリーンクロスでは写真から概算をお出しし、ご相談・お見積りは無料です。
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この記事のポイント
- 01看板の見積もりは、写真と寸法から出す概算と、仕様が決まり現地を確かめてから出す正式な見積りの2段階です
- 02頼む前にそろえるのは、設置する住所・やりたいこと・看板の種類と数・写真・希望の時期など。分からない項目は空けたままで構いません
- 03写真は、建物全体・取り付けたい位置・取付面・周辺の作業スペースの4枚が基本。寸法は、幅・高さ・出幅と地面からの高さです
- 04見積書は、項目ごとの中身と前提の条件を確かめ、相見積もりは同じ条件で頼んで、含まれる範囲をそろえて比べます
- 05このページから、写真を添えてそのまま見積もりを頼めます。撤去・点検・修理の見積もりも、同じ窓口でお受けします
看板の見積もりは、写真から出す概算と、現地を確かめてからの正式な見積りの2段階です
看板の見積もりとは、看板を作る・付ける・手続きにかかる費用を、仕様と現場の条件に合わせて出したものです。写真と寸法から出す概算で予算の見当をつけ、仕様が決まり現地を確かめてから、正式な見積書になります。
建物に合わせて作る看板には、決まった値段がありません。同じ大きさでも、素材、光らせるか、取り付ける高さ、いまある看板を外すかで、費用の組み立てが変わるためです。そのため看板の見積もりは、何を、どこに、どう付けるかを伝えるところから始まります。
- 写真と寸法を送る設置する住所と、取り付ける場所の写真、分かる範囲の寸法を送ります。看板の種類が決まっていなくても構いません。
- 概算写真と寸法から、費用の見当を出します。予算を考えたり、仕様を選んだりするための目安です。
- 仕様を決める大きさ・素材・光らせ方・取り付け方を決めます。デザインの案も、ここで固めます。
- 現地を確かめる取付面の下地、電源の位置、作業車を止める場所などを、必要に応じて現地で確かめます。
- 正式な見積書決まった仕様と現地の条件をもとに、項目ごとの内訳と前提の条件を書いた見積書を出します。
看板の見積もりの進み方を示した模式図です。左の点線の枠が概算の段階、右の緑の枠が正式な見積りの段階です。いまの看板と同じ位置で替えるときや、詳しい図面があるときは、写真と書面で確かめられることもあります。
概算は、写真から読み取れる範囲で出すため、仕様と現地の条件で動きます。注文を決めるときは、正式な見積書で判断します。相見積もりで比べるときも、正式な見積書どうしを、同じ条件で比べます。

ポイント:費用が何で決まるかは、別の記事にまとめています
看板の費用を左右する条件、相場を1つの金額で言えない理由、予算に合わせる考え方は、看板の費用は何で決まる?で紹介しています。この記事は、見積もりの頼み方と、届いた見積書の読み方・比べ方に絞ります。
補足:スタンド看板や許可票は、グループの通販でも扱っています
スタンド看板や、規格の大きさのプレート看板、1枚から作る許可票などは、グループの通販サイト「看板通販サインシティ(別のタブで開きます)」でも扱っています。建物に合わせて作る看板と、取り付け・点検・撤去は、このサイトからご相談ください。
頼む前にそろえるのは、住所・やりたいこと・写真・時期など。分からない項目は空けたままで構いません
見積もりを頼む前にそろえるのは、設置する住所、やりたいこと、看板の種類と数、大きさ、写真、希望の時期などです。そろうほど見積りの前提がはっきりし、あとで金額が変わりにくくなります。分からない項目は、空けたままで構いません。
見積もりを頼む前にそろえるもの
- 設置する住所:地域の条例や、前の道路の条件で、手続きと工事が変わります
- やりたいこと:新しく作る・表示を替える・直す・外す・点検する
- 看板の種類と数:壁面看板・袖看板・自立看板など。分からなければ「通りから店名を見せたい」でも
- 大きさ:分かる範囲で。いまある看板の寸法や、壁の幅でも
- 取り付ける場所の写真:建物全体・取り付けたい位置・取付面・周辺の4枚が基本
- 地面からの高さ:何階のあたりか。脚立で届くか、高所作業車が要るかが変わります
- 照明と電源:夜も光らせたいか。近くにスイッチやコンセントがあるか
- ロゴなどのデータ:あれば。手書きのメモや、名刺・チラシの写真でも
- 希望の時期:開業・退去・工事の日など、動かせない日
- 予算の目安:決まっていれば。仕様の選び方を合わせられます
- 建物の持ち主の承諾:テナントなら、管理会社に聞く
- 店舗の一覧:複数の店舗をまとめて頼むとき(Excel・CSVでも)
すべてそろっていなくても、見積もりの相談は始められます。分かる範囲を送れば、足りない情報はこちらから順にお伺いします。
テナントの看板は、建物の持ち主や管理会社の承諾を受けてから出します。ビルによっては、看板の大きさや色、付ける位置に決まりがあります。承諾が要るか、ビルの決まりがあるかを先に聞いておくと、見積もりの仕様が途中で変わりにくくなります。ビルの決まりの確かめ方は、テナント看板の出し方で紹介しています。
壁面看板
- 足して伝えること
- 壁の材質(タイル・ALC・金属のパネルなど)と、付ける高さ
- 理由
- 留め方と、高所作業車や足場が要るかが変わるため
袖看板(突き出し看板)
- 足して伝えること
- 壁からの出幅と、下が歩道や道路か
- 理由
- 道路の上に出る看板は、原則として道路占用の許可が要るため
自立看板・野立て看板
- 足して伝えること
- 立てる場所の地面(土・アスファルトなど)と、土地の持ち主
- 理由
- 基礎の工事が変わり、借りた土地なら持ち主の承諾が要るため
光る看板
- 足して伝えること
- 電源の位置と、点ける時間(タイマー)
- 理由
- 配線の工事の範囲が変わるため
表示だけを替える
- 足して伝えること
- いまの看板の寸法と、表示面の写真
- 理由
- 枠を使えるかで、作るものが変わるため
撤去
- 足して伝えること
- 看板の大きさと高さ、許可を受けていたか
- 理由
- 処分・壁の補修・届出の範囲が変わるため
置き看板・スタンド看板
- 足して伝えること
- 置く場所と、置く数
- 理由
- 形の決まったものなら、グループの通販でも扱っているため
名古屋市は、道路上(上空)に突出看板を設置するには、道路占用許可申請が必要としています。確かめる先は、道路の管理者(国・都道府県・市区町村)です。
そのまま使える依頼文の例
お名前・会社名
- 書く内容の例
- 〇〇株式会社 総務部 〇〇(店舗なら店名も)
設置する住所
- 書く内容の例
- 〇〇県〇〇市〇〇町〇-〇(店舗の名前でも)
やりたいこと
- 書く内容の例
- 新しく出す店舗の看板を作って、取り付けたい
看板の種類と数
- 書く内容の例
- 入口の上の壁面看板を1つと、袖看板を1つ(種類が分からなければ、見せたい相手と目的だけでも)
大きさ
- 書く内容の例
- 壁の幅はおよそ〇m。入口の上から、2階の窓の下まで
写真
- 書く内容の例
- 建物全体・取り付けたい位置・取付面・周辺の4枚を添付
照明
- 書く内容の例
- 夜も光らせたい。入口の横にコンセントがある
希望の時期
- 書く内容の例
- 〇月〇日の開店に間に合わせたい
予算
- 書く内容の例
- 〇〇円くらいまで(決まっていなければ「相談したい」)
連絡の方法
- 書く内容の例
- メールで。電話なら平日の日中に
このサイトのご相談・お見積りのフォームには、会社名・店舗名、お名前、メールアドレス・お電話番号、設置場所(住所・地域)、対象の店舗数、ご希望の時期の欄と、写真の4つの欄があります。看板の種類と数、大きさ、照明、予算は「ご相談の詳細」に書けば足ります。写真は4枚まで、図面・ロゴのデータ・店舗の一覧などの資料は5点まで添えられます。
メールで頼むときも、同じ順に書けば足ります。件名に「看板の見積もりのお願い(〇〇店)」のように店の名前を入れると、写真や資料をあとから足すときにも話がつながります。
写真は、建物全体・取り付けたい位置・取付面・周辺の4枚が基本です
見積もりの写真は、道路の向かい側から撮った建物全体、取り付けたい位置、取付面と金物の近く、周辺の作業スペースの4枚が基本です。いまある看板があれば、表示面と取付部、電源のスイッチも撮ります。高い所に上って撮る必要はありません。
看板の会社は、写真から、看板の大きさの見当、取り付け方、使う機材、作業の時間帯を考えます。壁に寄って撮った1枚だけでは、建物のどこに付くのか、作業車を止められるのかが分かりません。離れて撮った全体と、近くの写真を組み合わせて送ります。
建物全体
道路の向かい側から、建物の正面と前の道路が入るように。看板を付ける位置が、建物のどこかが分かります。
取り付けたい位置
取り付ける壁を、なるべく正面から。壁の左右と上下の端が入っていると、大きさの見当がつきます。
取付面・既存金物の近景
壁の材質と、目地やボルトが分かるくらいまで寄ります。留め方を決める手がかりになります。
周辺の作業スペース
歩道・電線・車を止められそうな場所・入口。高所作業車を止める場所と、作業の安全の確保を考えます。
いまある看板
表示面の正面と、横・裏・取付部、許可のシールなどのラベル。替える・外す見積もりに使います。
電源
看板のスイッチやタイマー、近くのコンセント。光る看板の配線の見当がつきます。
写真の写し方を示した模式図です。四隅のかぎの印が、写真に入れる範囲です。緑の点線は、看板を付けたい位置です。スマートフォンで撮った写真で十分です。
建物全体
- 分かること
- 看板の位置、建物の高さ、前の道路の広さ
- 撮るときのこつ
- 道路の向かい側から。建物の上の端まで入れる
取り付けたい位置
- 分かること
- 看板を付けられる幅と高さの見当
- 撮るときのこつ
- 壁の端が入るように、なるべく正面から
取付面・既存金物の近景
- 分かること
- 壁の材質と下地、留め方
- 撮るときのこつ
- タイルの目地や、壁の継ぎ目が見えるくらいまで寄る
周辺の作業スペース
- 分かること
- 作業車を止める場所、歩道や電線、人の通り
- 撮るときのこつ
- 看板の下の歩道と、車を止められそうな場所を入れる
いまある看板
- 分かること
- 大きさ、つくり、取付部の傷み、許可のシール
- 撮るときのこつ
- 正面と、横・裏・取付部を分けて撮る
電源
- 分かること
- スイッチ・タイマーの位置と、配線の見当
- 撮るときのこつ
- スイッチと、看板までの道筋が分かるように
撮った日と、分かる範囲のおおよその大きさを添えると、確認が進めやすくなります。危険な場所へ移動したり、高い場所へ上がって撮影したりする必要はありません。

補足:高い所の看板は、地上から撮れば十分です
2階より上の看板や屋上の看板は、地上から見上げて撮った写真で構いません。はしごや屋上に上って撮る必要はありません。寸法が測れない所は、次の章の「比べられるもの」と一緒に撮ると、大きさの見当がつきます。
寸法は、幅・高さ・出幅と、地面からの高さを測ります
看板の寸法は、幅・高さ・出幅(壁から看板の前の面までの長さ)と、地面から看板の下の端・上の端までの高さを測ります。手の届かない所は測らずに、窓・ドア・タイルの目地・人など、大きさの分かるものと一緒に撮れば見当がつきます。
- 幅看板の左の端から右の端まで。取り付ける壁の幅も、分かれば一緒に。
- 高さ看板の上の端から下の端まで。
- 出幅(厚み)壁から看板の前の面まで。袖看板なら、壁から看板の先の端までの長さです。
- 地面から下の端地面から看板の下の端までの高さ。作業の方法と、看板の下を人が通れるかに関わります。
- 地面から上の端地面から看板の上の端までの高さ。高所作業車や足場が要るかの目安になります。
- 窓・ドア・タイルの目地手の届かない所は、窓やドアの大きさ、目地の数と比べると、寸法の見当がつきます。
- 人人が一緒に写っていると、看板の大きさをつかみやすくなります。
壁に付けた箱型の看板を、正面(左)と横(右)から見た模式図です。白い丸の番号は測る寸法、黒い丸の番号は、測れないときに比べるものです。
測れないときに、代わりに伝えること
- 何階のあたりに付けたいか(2階の窓の下まで、など)
- 窓・ドア・シャッターの数と、その幅
- タイルや外壁のパネルの目地の数
- いまある看板のラベルや、前に作った会社の図面(あれば)
- 建物の図面(テナントなら、管理会社に聞く)
メジャーで測るのは、手の届く範囲だけで構いません。脚立やはしごに上って測る必要はありません。正確な寸法は、仕様を決めるときに、必要に応じて現地で測ります。
いまの看板を同じ大きさで替えるなら、いまの看板の寸法が手がかりになります。新しく付けるなら、どこから誰に見せたいかで大きさを決めます。大きさの考え方は、看板の大きさの決め方で、見る距離と文字の大きさから紹介しています。
見積書は、項目ごとの中身と、前提の条件を確かめます
見積書は、合計の金額より先に、項目ごとの中身と、どんな条件で計算したか(前提の条件)を確かめます。看板の見積書には、デザイン・製作・取付の工事・高所作業車・電気の工事・運搬・撤去と処分・手続き・諸経費などの項目が並び、「一式」の項目は中身を聞きます。
- 宛先・日付・番号誰あての、いつの見積書か。番号があると、問い合わせるときや比べるときに伝えやすくなります。
- 有効期限見積りの金額が、いつまで有効か。書かれていなければ聞いておきます。
- 件名と工事の場所どの建物の、何の看板の見積りか。複数の店舗なら、店舗ごとに分かれているか。
- 合計と消費税税込みか、税抜きか。小計・消費税・合計が分かれているか。
- 内訳項目・数量・単位・単価・金額。数量と単位(m²・台・日・式など)を見ると、中身の見当がつきます。
- 「一式」の行黄色の行です。いくつかの作業や材料を、まとめて1つの金額にした書き方です。何が入っているかを聞きます。
- 備考(前提の条件)作業の時間帯、下地の状態、電源の有無、含まない工事(電気の工事・撤去・処分など)が書いてあるか。
- 見積書を出した会社会社名・住所・連絡先。屋外広告業の登録や、建設業の許可の番号を書く会社もあります。
看板の見積書の見るところを示した模式図です。書き方と項目の並びは、会社によって違います。
デザイン
- 中身
- デザインの案、文字やロゴの配置、校正
- 確かめること
- 案の数と、修正の回数。ロゴのデータを作るか
製作
- 中身
- 材料・加工・印刷・照明の部品・組み立て
- 確かめること
- 素材と厚み、照明の種類が書いてあるか
取付の工事
- 中身
- 取り付けの作業、金物、下地の補強
- 確かめること
- 作業の人数と時間帯。補強が要るときの扱い
高所作業車・足場・クレーン
- 中身
- 高い所の作業や、重いものを吊るための機材
- 確かめること
- 何台を何日か。作業車を止める場所の前提
電気の工事
- 中身
- 電源から看板までの配線、スイッチ・タイマー
- 確かめること
- 電源がある前提か。建物の中の工事を含むか
運搬
- 中身
- 工場から現場までの運搬
- 確かめること
- 取付の工事に含むか、別の項目か
いまある看板の撤去と処分
- 中身
- 取り外し・運搬・処分、壁の穴の補修
- 確かめること
- 処分と補修を含むか。許可を受けていた看板の届出
手続きの費用
- 中身
- 屋外広告物の許可の手数料、道路の占用料など、自治体や道路の管理者に納めるもの
- 確かめること
- 額は地域で違う。誰が納めるか
交通誘導・道路の使用
- 中身
- 道路で作業するときの誘導、警察署の道路使用の許可
- 確かめること
- 要るかどうか。許可を誰が受けるか
諸経費
- 中身
- 現場の管理、駐車場、交通費など
- 確かめること
- 率で計上しているか。何が入っているか
金額は看板と現場の条件で変わるため、ここでは項目と中身だけを挙げています。項目の名前と分け方は、会社によって違います。
道路で工事や作業をするときは、原則として、その場所を管轄する警察署長の道路使用の許可を受けます(道路交通法 第77条第1項第1号)。道路の上に突き出す看板は、原則として道路管理者の占用の許可が要ります(道路法の決まりは袖看板の記事で紹介しています)。名古屋市では、突出看板の年間の占用料を、表示面積と、場所の区分(等地)ごとの単価で計算します。施工の見積書の項目は、施工費用が変わる条件と見積書の見方でも紹介しています。
法令・ルール:看板の取り付けが建設工事にあたるときは、見積書に建設業法の決まりがあります
看板の取り付けの工事は、国土交通省のガイドラインで、建設工事の業種に分けられています(看板工事を頼む会社の資格と登録)。建設業の許可を受けた建設業者は、工事の種別ごとの材料費・労務費などの内訳と、工程ごとの作業と準備に必要な日数を書いた見積書を作るよう努め、注文者から請求があれば、契約が成立するまでにその見積書を渡すことになっています(建設業法 第20条第1項・第4項)。注文する側も、契約の前に工事の内容や着手・完成の時期などをできる限り具体的に示し、見積りに必要な期間を設けます(第20条第3項。工事1件の予定価格が500万円に満たない工事は1日以上。建設業法施行令 第5条の9)。見積書の決まり(第20条)は、2024年6月14日に公布された改正法(令和6年法律第49号)で改められ、改正後の第20条は2025年12月12日から施行されています。このとき、通常必要と認められる材料費などの額を著しく下回る見積りや、注文者がそうした額への変更を求めることを禁じる決まりも加わりました(第20条第2項・第6項)。

見積もりのあとで金額が変わるのは、現地で分かることと、仕様を変えたときです
見積もりのあとで金額が変わりやすいのは、現地で初めて分かる条件があるときと、大きさ・素材・照明などの仕様を変えたときです。見積書に前提の条件を書いてもらい、変わるときは前もって知らせてもらうと、理由が分かります。
現地で分かる条件
- 例
- 下地が傷んでいて補強が要る、近くに電源がない、作業車を止める場所がない
- 前もってできること
- 取付面と周辺の写真を最初に送る。現地の確認が要るかを聞く
道路を使う
- 例
- 歩道や車道に作業車を止める、看板が道路の上に出る
- 前もってできること
- 前の道路の写真を送る。道路の手続きを誰がするか決める
作業の時間帯
- 例
- 商業施設の決まりで夜の作業になる、営業時間を避ける
- 前もってできること
- 作業できる時間帯を、最初に伝える
仕様の変更
- 例
- 大きさ・素材・照明・取り付け方を、見積りのあとで変える
- 前もってできること
- 変える前に、金額がどう変わるかを聞く
デザインの直し
- 例
- 決めた修正の回数を超える、承認のあとに中身を変える
- 前もってできること
- 入れる内容と優先順位を、最初に決める
許可の基準
- 例
- 地域の基準に合わせて、大きさや位置を変える
- 前もってできること
- 設置する住所を最初に伝え、許可が要るかを確かめる
どの条件で計算したかが見積書に書いてあれば、金額が変わったときに理由が分かります。
法令・ルール:内容を変えるときは、書面で決め直します
建設工事の請負契約では、原則として、工事の内容、代金の額、着手と完成の時期などを書面に書き、署名か記名押印をして互いに渡します。内容を変えるときも、変える内容を書面にします(建設業法 第19条第1項・第2項)。相手の承諾を得れば、書面に代えて電子の方法も使えます(第3項)。契約に書く事項には、設計の変更などを申し出たときの工期や代金の額の変更の定めと、価格の変動などにもとづく工事内容の変更などの定めも入っています(第19条第1項第6号・第8号)。
グリーンクロスでは、追加の費用が発生する場合は、事前にお伝えします。いまある看板の撤去・処分・補修をどこまで含むかは、お見積りに明記します。
相見積もりは、同じ条件で頼み、含まれる範囲をそろえて比べます
相見積もり(複数の会社から見積もりを取ること)は、看板でも一般的な頼み方です。比べるときは、どの会社にも同じ写真と希望を伝えて頼み、合計の金額の前に、仕様・含まれる範囲・保証とアフター・工事の時間帯・登録と資格をそろえて見ます。
見積書の合計が会社ごとに違うのは、含まれる範囲と仕様が違うことが多いためです。ある会社は撤去と処分を含み、別の会社は別の項目にしている、ということがあります。金額を比べる前に、同じものを比べているかをそろえます。
相見積もりでそろえて比べること
- 同じ仕様か:大きさ、素材と厚み、照明、取り付けの方法
- 含まれる範囲:デザイン・撤去と処分・電気の工事・手続きのご案内・夜間の作業
- 前提の条件:作業の時間帯、下地の状態、電源の有無、道路を使うか
- 保証とアフター:取り付けたあとの不具合の扱いと、点検・修理の窓口
- 工期と工事の時間帯:開業日に間に合うか、休業日に工事できるか
- 登録と資格:看板を出す地域での屋外広告業の登録、点検の資格者
- 有効期限:比べているあいだに切れないか
相見積もりを頼むときは、どの会社にも同じ写真と希望を伝えると、比べやすくなります。
保証と工事の時間帯は、見積書だけでは分からないことがあります。建設業法 第19条第1項は、契約書に書く事項として、工事をしない日や時間帯の定めをするときはその内容と、目的物が契約の内容に合わないときの責任などの定めをするときはその内容を挙げています(第4号・第13号)。見積もりの段階で、どう扱うかを聞いておくと比べやすくなります。
ほかと比べて金額が大きく違う見積書は、取り付けや撤去、電気の工事が別になっていないかを確かめます。看板の工事を頼む会社は、看板を出す地域で屋外広告業の登録をしているかも見ます。登録と資格の確かめ方は看板工事を頼む会社の資格と登録に、依頼先の種類と選び方は看板屋さんの選び方にまとめました。
迷いやすいのは、金額だけで比べることと、頼む時期が遅れることです
見積もりで迷いやすいのは、金額だけで比べる、一式の中身を聞かない、写真が近すぎて大きさが分からない、テナントで管理会社の承諾をあとから取る、開業日の直前に頼む、の5つです。どれも、頼む前のひと手間で防げます。
- 金額だけで比べてしまう:合計が小さい見積書に、撤去や電気の工事が入っていないことがあります。含まれる範囲をそろえてから比べます。
- 一式の中身を聞かない:一式の項目は、それだけで問題があるわけではありません。ただ、何が入っているかを聞いておくと、あとで金額が変わったときに理由が分かります。鳥取県は、建設業法の遵守と、適正な元請・下請の関係のために行った調査の結果で、工事の種別ごとの内訳を示さずに一式で作った見積書を、建設業法 第20条第1項に照らした不適切な事例に挙げています(令和元年度の事例)。
- 写真が近すぎて、大きさが分からない:壁のアップだけでは、建物のどこに付くかが分かりません。建物全体の写真と、窓やドアが入った写真を一緒に送ります。
- テナントで、管理会社の承諾をあとから取る:ビルの決まりで大きさや位置が変わると、見積もりをやり直すことになります。承諾が要るかを先に聞きます。
- 開業日の直前に頼む:デザインの確定、許可の審査、製作、取り付けの段取りには日数がかかります。許可の申請に締め切りを設けている地域もあります。日にちが決まったら、写真を撮って早めに相談します。

写真から概算、正式な見積書まで。撤去・点検・修理も同じ窓口でお受けします
グリーンクロスは、写真から概算をお出しし、仕様が決まり現地を確かめてから正式なお見積りをお出しします。ご相談・お見積りは無料です。新しい看板のほか、撤去・点検・修理の見積もりも、全国61拠点のネットワークと47都道府県での屋外広告業の登録で、窓口はひとつのまま全国で承ります。
グリーンクロスは、看板に関することは基本的にすべてお受けしていて、全国に店舗を展開する企業にも、この規模から選ばれています。看板を作って付けて点検している会社なので、見積もりの段階から、取り付けたあとの点検や修理のことまで含めてご相談いただけます。点検は屋外広告士が行い、自治体の様式に沿って報告書を作成します。
ご相談からの進み方
- 1
写真と住所を送る
設置する住所と、取り付ける場所の写真をお送りください。フォームには、写真を4枚まで、図面・ロゴのデータ・店舗の一覧などの資料を5点まで添えられます。
- 2
内容を確かめて、ご連絡
1〜2営業日以内に、担当者からご連絡します。いただいた写真とご希望を確かめ、足りない情報は、こちらから順にお伺いします。
- 3
概算
写真と寸法から、概算をお出しします。予算に合わせた仕様の選び方も、ご相談いただけます。
- 4
仕様を決めて、現地を確かめる
大きさ・素材・照明・取り付け方とデザインの案を決め、必要なときは現地を確かめます。
- 5
正式なお見積り
内訳が分かる形でお見積りをお出しします。いまある看板の撤去・処分・補修をどこまで含むかも、お見積りに明記します。
- 6
ご注文から取り付けまで
デザインの確認(校正)、許可の確認とご案内、製作、取り付けへ進みます。夜間や土日祝の工事もできます。
- 7
点灯と固定の確認
点灯と固定を確かめ、作業の写真を記録に残します。点検の報告書が要る地域では、自治体の様式に沿って報告書を作成します。
写真から概算、全国の現場に対応設置場所の写真から、概算をお出しします。各地の現場も、窓口はひとつです。運営会社・拠点を見る
製作から取り付けまで内容に応じて、グループの工場か協力会社で製作し、取り付けと点灯の確認まで進めます。看板製作を見る
撤去・点検・修理の見積もりもいまある看板の撤去や、点検・修理・LED化の見積もりも、同じ窓口でお受けします。看板点検・安全管理を見る
写真は、グリーンクロスグループの拠点のスタッフ・工場・看板クリニックの車両です。
ポイント:社内の稟議や、全国の店舗をまとめて頼むときも
稟議に使う資料は、見積書・工事の範囲・スケジュール・仕様などを、状況とご希望に応じてご用意します。まず見積書だけ、というご相談も承ります。複数の店舗は、店舗の一覧(Excel・CSV)をお送りいただければ、所在地と看板の状況を確かめたうえで、対応範囲とスケジュールをご提案し、全国の店舗をまとめてお見積りします。株式会社グリーンクロスの会社資料もお送りできます。
よくあるご質問
看板の見積もりは無料ですか?
ご相談・お見積りは無料です。現地調査も無料でお伺いしますが、高所作業車が必要な場合や、現地までが遠方となる場合には、必要経費をいただくことがあります。費用が発生する場合は、事前にお伝えします。
写真だけで見積もりできますか?
設置場所の写真とおおよその大きさが分かれば、多くの場合は概算をお出しできます。正式なお見積りは、仕様が決まり、必要に応じて現地を確かめてからお出しします。建物の構造や下地の状態によっては、現地の確認をお願いすることがあります。
看板の見積もりを頼むとき、何を伝えればよいですか?
設置する住所、やりたいこと(新しく作る・替える・直す・外す・点検する)、看板の種類と数、分かる範囲の大きさ、取り付ける場所の写真、希望の時期を伝えます。予算の目安や、テナントなら管理会社の承諾が要るかも、分かれば添えます。分からない項目は、空けたままで構いません。
見積もりの写真は、どこを撮りますか?
道路の向かい側から撮った建物全体、取り付けたい位置、取付面と金物の近く、周辺の作業スペース(歩道・電線・車を止められる場所)の4枚が基本です。いまある看板があれば、表示面と取付部、電源のスイッチも撮ります。スマートフォンの写真で十分で、高い所に上って撮る必要はありません。
見積書の「一式」とは何ですか?
いくつかの作業や材料をまとめて、1つの金額にした書き方です。一式の項目は、それだけで問題があるわけではありませんが、何が入っているかを聞いておくと比べやすく、金額が変わったときの理由も分かります。建設業法は、建設業の許可を受けた建設業者に、工事の種別ごとの材料費・労務費などの内訳を書いた見積書を作るよう努めることを求めています(第20条第1項)。
相見積もりを取ってもよいですか?
はい。複数の会社から見積もりを取るのは、看板でも一般的な頼み方です。どの会社にも同じ写真と希望を伝え、届いた見積書は、仕様と含まれる範囲をそろえてから比べます。
見積もりのあとで、金額が変わることはありますか?
現地で初めて分かる条件(下地の補強が要る、近くに電源がない、作業車を止める場所がないなど)や、大きさ・素材・照明の変更があると、金額が変わることがあります。前提の条件が見積書に書いてあれば、理由が分かります。グリーンクロスでは、追加の費用が発生する場合は、事前にお伝えします。
看板の撤去や点検だけでも、見積もりできますか?
はい。撤去だけのご依頼もご相談いただけます。新しい看板を付けない場合も、届出や処分、補修の範囲を確かめてお見積りします。点検だけのご依頼も承り、報告書の提出まで行います。
参考にした資料
- 建設業法(e-Gov 法令検索)(別のタブで開きます)第2条第3項(建設業者)、第19条第1項〜第3項(請負契約の内容と変更の書面、電子の方法)、第20条第1項〜第4項(建設工事の見積り等)。法令データで2026年11月1日に確認
- 建設業法施行令(e-Gov 法令検索)(別のタブで開きます)第5条の9(建設工事の見積期間)
- 香川県「建設業法及び公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律の一部を改正する法律(概要)」(別のタブで開きます)令和6年6月14日公布(令和6年法律第49号)、著しく低い見積りの禁止など見積りの改正
- 国土交通省「建設業法及び公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律の一部を改正する法律の全面施行について(通知)」(2025年12月10日)(別のタブで開きます)北海道開発局のサイトに掲載。見積書に関する規定(第20条)は2025年12月12日から施行。第20条第2項・第6項の著しく低い見積り・見積り変更依頼の禁止
- 鳥取県 県土整備部県土総務課「不適切な事例一覧」(建設工事における適正な契約等の確保に向けた調査結果)(別のタブで開きます)見積書に工事種別ごとの内訳を明示せず一式で作成している事例(建設業法第20条第1項)
- 新潟県警察「根拠条文(道路使用許可申請)」(2020年9月23日更新)(別のタブで開きます)道路交通法第77条第1項第1号(道路において工事や作業をしようとする者)と、場所を管轄する警察署長の許可
- 名古屋市「道路上(上空)の突出看板」(2026年4月1日更新)(別のタブで開きます)突出看板の道路占用許可申請と、占用料の算定方法(表示面積と、等地ごとの単価)
- 看板通販サインシティ(トップ)(別のタブで開きます)グループの通販サイト。スタンド看板、壁面看板(プレート看板:規格サイズ・オーダーサイズ・デザイン済み、許可票:1枚からのオーダー製作)、オリジナル製作の扱い
この記事について
全国看板施工・点検ナビ
運営:GREEN MEDIA(株式会社グリーンクロス グリーンメディア事業部)
監修:横田悠介(屋外広告士)
看板の製作・施工・点検・修理・撤去を、全国61拠点のネットワークで行っています。記事は、屋外広告士の監修のもとで作っています。記事の中の法令や自治体のルールは、国や自治体が公表している資料で確かめた内容で、使った資料は記事の最後に載せています。公開する前と、内容を直すときには、資料と照らし合わせて確かめています。写真は、グリーンクロスグループが手がけた看板と、グループの工場・施工の現場で撮影したものです。




