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看板の種類

大型看板の種類と、サイズ・価格の決まり方。許可とデータの解像度、設置と撤去まで

社屋や工場、商業施設に大きな看板を出したいとき、最初に決めるのは「どこに付けて、どこから見せるか」です。大型看板は付ける場所で種類が分かれ、見る距離で文字の大きさが、高さと大きさで要る手続きと工事の方法が決まります。価格も撤去費用も、大きさと素材に、構造・作業の方法・手続きが加わって決まります。製作から取り付け・点検・撤去まで、全国の現場をひとつの窓口でご相談いただけます。

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GREEN MEDIA(グリーンクロス)
青い外壁に取り付けた、TRIAL GOの立体の文字の看板
グリーンクロスグループが手がけた看板(TRIAL GO)。青い外壁に取り付けた、大きな立体の文字の看板です。建物の大きさと、見る人までの距離に合わせて、文字の大きさを決めます。

この記事のポイント

  • 01このサイトでは、屋上看板・壁面の大きな看板・袖看板・懸垂幕・LEDビジョン・自立看板・野立て看板・大型の立て看板を、まとめて大型看板と呼びます
  • 02サイズは、見る距離から文字の高さを出して決めます。公共の案内のサインの目安では、30m先から読ませる和文の文字は、高さ120mm以上です
  • 03高さ4m超の広告塔・広告板は、原則として確認申請。防火地域の屋上の看板と高さ3m超の看板は、原則として主要な部分を不燃材料で造るか覆います
  • 04印刷する画像の解像度は、看板通販サインシティの推奨で100〜150dpi以上。大きな看板は、頼む会社の入稿の決まりも確かめます。ロゴと文字は、パスのデータで用意します
  • 05価格と撤去費用は、大きさ・素材・構造・高さと作業の方法・手続き・処分で決まります。建物の写真と住所から、概算をお出しします

大型看板は、遠くから見せる大きな看板の総称です

大型看板とは、建物の屋上や外壁、敷地、道路沿いに出す、遠くから見てもらうための大きな看板のことです。法令で決まった言葉ではありません。このサイトでは、屋上看板・壁面の大きな看板・袖看板・懸垂幕・大型のLEDビジョン・自立看板・野立て看板・大型の立て看板を、まとめて大型看板と呼びます。

大型看板は、離れた道路や駅、駐車場の奥から、建物や会社の名前を見つけてもらうための看板です。店の入口の看板より高い位置に、大きく出すことが多くなります。そのぶん、作るときは高い所での工事と、大きさに応じた手続きがかかわります。

図1大型看板の種類の地図
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  1. 屋上看板・広告塔建物の屋上に架台を組んで立てる看板。遠くの道路や駅からも見えます。
  2. 壁面の大きな看板外壁に沿って付ける看板。大きな面の看板のほか、文字を一つずつ付ける箱文字もあります。
  3. 袖看板(突出し看板)建物の壁から通りへ突き出す看板。縦に長いものは、ビルの上の階まで続きます。
  4. 懸垂幕建物の壁に縦に下げる幕。期間を決めて出すことが多い看板です。
  5. 大型のLEDビジョン映像や文字を切り替えて映す、LEDの大きな画面です。
  6. 自立看板(ポールサイン)敷地に基礎をつくり、支柱で表示面を高く上げる看板です。
  7. 野立て看板店や会社から離れた道路沿いの土地に建てて、場所を案内する看板です。
  8. 大型の立て看板工事の現場やイベントで、脚や支柱で地面に立てる大きな看板です。

建物と敷地を正面から見た模式図です。7の野立て看板は、離れた道路沿いにあるため小さく描いています。

表1大型看板の主な種類と、気をつけること
  • 屋上看板・広告塔

    付ける場所
    屋上の架台の上
    見せる相手
    離れた道路・駅
    気をつけること
    防火地域では、原則として主要な部分を不燃材料で造るか覆う。屋上の看板を禁止・制限している地域もある
  • 壁面の大きな看板

    付ける場所
    外壁の高い位置・側面
    見せる相手
    向かいの歩道・離れた道路
    気をつけること
    壁の下地に合った留め方と、パネルのつなぎ目の固定
  • 袖看板

    付ける場所
    外壁から通りへ突き出す
    見せる相手
    通りを歩く人・走る車
    気をつけること
    道路の上に出るなら、原則として道路の占用の許可
  • 懸垂幕・横断幕

    付ける場所
    外壁・屋上の手すり・柱の間
    見せる相手
    通りを歩く人
    気をつけること
    出しておく期間と、風への備え
  • 大型のLEDビジョン

    付ける場所
    外壁・屋上・敷地
    見せる相手
    交差点や広場の人
    気をつけること
    電源の工事と、夜の明るさの調整
  • 自立看板(ポールサイン)

    付ける場所
    敷地(基礎の上)
    見せる相手
    道路を走る車
    気をつけること
    高さ4m超は、原則として確認申請
  • 野立て看板・ビルボード

    付ける場所
    離れた道路沿いの土地
    見せる相手
    道路を走る車
    気をつけること
    自家用にあたらず、小さくても許可が要ることがある
  • 大型の立て看板

    付ける場所
    工事の現場・イベントの会場
    見せる相手
    現場や会場のまわりの人
    気をつけること
    風で倒れないよう、重りや控えで支える

見せる相手は、一般的な傾向です。実際は、建物の高さ、道路の向き、地域の決まりで変わります。

鉄骨のやぐらの上にWONDER LANDの看板を載せた広告塔
グリーンクロスグループが手がけた看板(WONDER LAND)。鉄骨のやぐらの上に看板を載せた広告塔です。大型看板は、表示面をどの高さに上げるかで、見える距離が変わります。

サイズは、見る距離・建物・地域の決まりの順に決めます

大型看板のサイズは、見る距離から文字の高さを出し、付ける壁や敷地の広さで形を決め、地域の決まりで、許可が要る大きさと上限を確かめる順に決めます。公共の案内のサインの目安では、30m先から読ませる和文の文字は高さ120mm以上です。

まず、どこから読ませたいかを決めます。名古屋市の「福祉都市環境整備指針」は、案内のサインの文字の大きさの目安を、見る距離ごとに表にしています。30mなら和文の高さ120mm以上で、10〜30mの値は、見る距離1mにつき和文でおよそ4mmの割合です。

表2見る距離と、文字の高さの目安
  • 30m

    和文の文字の高さ
    120mm以上
    英文の文字の高さ
    90mm以上
  • 20m

    和文の文字の高さ
    80mm以上
    英文の文字の高さ
    60mm以上
  • 10m

    和文の文字の高さ
    40mm以上
    英文の文字の高さ
    30mm以上

名古屋市「福祉都市環境整備指針」(令和4年改定)の「文字の大きさの選択の目安」から。文字の高さは、和文は「木」、英文は「E」の高さで測ります。30mより遠い距離は、このサイトの文字の大きさの計算で、同じ割合の参考値を出せます。

ポイント:遠くから読ませるなら、入れる言葉を絞ります

大型看板は、遠くから短い時間で読まれます。入れる言葉を社名やロゴ、目印になる一言に絞ると、同じ大きさの看板でも文字を大きくできます。夜も見せるなら、照らし方も一緒に決めます。

次に、建物と敷地から形を決めます。壁面の看板は、窓や出入口、設備を避けた壁の広さで、横長か縦長かが決まります。屋上の看板やポールサインは、建物の高さと道路の向きに対して、表示面をどの高さに上げるかで見え方が変わります。

最後に、地域の決まりで、許可が要る大きさと、出せる大きさの上限を確かめます。横浜市では、自分の店や会社の看板(自家用の看板)でも、1つの敷地で表示面積の合計が10㎡を超えると許可の申請が必要です。景観計画の区域では、10㎡以下でも許可が要ることがあります。許可がいらない大きさや高さの基準は、地域で違います。

補足:1枚の板より大きい看板は、パネルのつなぎ目まで固定します

看板の面に使うアルミ複合板は、910×1820mm(3×6)や1220×2440mm(4×8)、1220×3000mmなどの大きさの板で扱われています(看板通販サインシティ)。これより大きい看板は、何枚かのパネルを並べるか、枠に幕を張るつくりにすることが多くなります。看板の安全管理ガイドブック(2024年6月 第4版)は、隣り合うパネル同士をきちんと固定しないと、振動や風などで落ちるおそれがあるとしています。

サイズを決める前に、そろえておきたいこと

  • 建物の全体と、付けたい場所が写った写真
  • 付けたい壁の幅と高さ、地面から付けたい位置までの高さ(階数でも分かります)
  • 読ませたい場所(道路・駅・駐車場の入口など)と、そこまでのおおよその距離
  • 入れたい言葉とロゴ
  • 夜も見せたいか
  • 建物の持ち主や管理会社の承諾が要るか

写真に人や車が写っていると、大きさの見当をつけやすくなります。

高さ4m超は確認申請。許可・防火・道路・点検も、大きいほどかかわります

高さが4mを超える広告塔・広告板は、原則として建築基準法の工作物の確認申請が必要です。防火地域では、建物の屋上に設ける看板と、高さが3mを超える看板は、原則として主要な部分を不燃材料で造るか覆います。屋外広告物の許可、道路を使うときの許可、資格者の点検の決まりも、大きな看板ほどかかわります。

図2大型看板にかかわる主な決まり(横から見た図)
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  1. 屋上の看板防火地域で建物の屋上に設ける看板は、高さにかかわらず、原則として主要な部分を不燃材料で造るか覆います(建築基準法 第64条)。
  2. 道路の上に突き出す看板道路の上(上空)に出す看板は、原則として道路の管理者の占用の許可が要ります。
  3. 道路で作業する作業車道路で工事や作業をするときは、場所を管轄する警察署長の許可を受けます(道路交通法 第77条)。
  4. 照明の配線照明やLEDの配線を電源につなぐ電気工事は、原則として電気工事士の資格を持つ人が行います。
  5. 自立看板防火地域で高さが3mを超える看板も、原則として主要な部分を不燃材料で造るか覆います。看板の重さと風の力は、地面の下の基礎で支えます。
  6. 高さ地面から看板の上端までの高さ。4mを超える広告塔・広告板は、原則として工作物の確認申請が必要です(建築基準法 第88条・施行令 第138条)。

ビルと道路、敷地の自立看板を横から見た模式図です。

表3大型看板に関わる主な決まり
  • 工作物の確認申請

    内容
    高さが4mを超える広告塔・広告板などは、原則として確認申請が必要(建築基準法 第88条・施行令 第138条)
    確かめる先
    建築の確認の窓口
  • 防火地域の材料

    内容
    防火地域で、建物の屋上に設ける看板と、高さ3mを超える看板は、原則として主要な部分を不燃材料で造るか覆う(建築基準法 第64条)
    確かめる先
    建物がある場所の防火地域の指定
  • 屋外広告物条例の許可

    内容
    自分の店や会社の看板でも、原則として地域で決められた大きさを超えると許可が要る(横浜市は1つの敷地で合計10㎡超)。自家用でない看板は、大きさにかかわらず申請が要る(横浜市)
    確かめる先
    看板を出す場所の自治体
  • 道路の上に突き出す

    内容
    道路の上(上空)に出す看板は、原則として道路の管理者の占用の許可が要る(名古屋市の案内)
    確かめる先
    道路の管理者
  • 工事で道路を使う

    内容
    道路で工事や作業をするときは、場所を管轄する警察署長の許可(道路交通法 第77条第1項第1号)
    確かめる先
    所轄の警察署
  • 電気の工事

    内容
    照明やLEDビジョンの配線を電源につなぐ電気工事は、原則として電気工事士の資格を持つ人が行う(電気工事士法)
    確かめる先
    工事を行う会社
  • 建物の持ち主の承認

    内容
    借りているビルの屋上や外壁に出すときは、建物の持ち主や管理組合の承認を、先に得ておく
    確かめる先
    建物の持ち主・管理会社

法令は2026年11月時点の内容です(建物の持ち主の承認は、法令ではなく、契約や管理の取り決めによるものです)。確認申請の対象になる高さの測り方は、建物がある場所の確認の窓口に確かめます。

法令・ルール:高さ4m超の看板は、変えるときや更新のときも建築基準法に合わせます

札幌市は、高さが4mを超える広告塔・広告板を設けるときは建築確認申請が必要とし、変更や更新のときにも建築基準法に合っている必要があるとしています。高さの測り方は、市の確認申請の手引きで確かめるよう案内しています。看板の安全管理ガイドブックも、袖看板・壁面看板・屋上看板などで高さ4mを超えるものは、工作物確認申請による構造の審査が必要としています。

大きな看板は、資格者の点検が決まっている地域も

許可を受けた看板の点検の決まりも、大きい看板・高い看板ほど対象になりやすくなります。たとえば次の2つの市では、大きい看板や高い看板を、資格者が点検します。

  • 横浜市:すべての屋上看板とアーチ、上端の高さが地上4mを超える壁面看板(直接塗装のものを除く)・袖看板・広告塔・広告板が対象です。屋外広告士、屋外広告物点検技能講習の修了者、一級・二級建築士が、継続許可の申請の前3か月以内に点検します
  • 川崎市:工作物の確認を受けた看板(高さ4mを超えるものなど)のほか、表示面積が、建物の上部で50㎡、壁面で30㎡、建物から突き出すもので20㎡を超える看板などが対象です。許可の更新のときに、屋外広告士などの資格者が点検します

対象になる看板と点検の時期は、地域で違います。大型看板を計画するときは、出したあとの点検の段取りまで決めておきます。

素材は、表示の面・骨組み・光の組み合わせで選びます

大型看板の素材は、表示する面(幕・シート・板)と、それを支える骨組み(鉄骨の枠・架台・支柱)、光らせる部品(照明・LED)の組み合わせで考えます。出しておく期間、風の当たり方、夜も見せるかで選びます。

表4大型看板で使う主な素材
  • ターポリン

    特徴
    屋外のバナー・横断幕・懸垂幕などに使う幕の素材。耐久性と耐水性に優れる(サインシティ)
    大型看板での使い方
    懸垂幕・横断幕、枠に張る大きな表示面
  • メッシュターポリン

    特徴
    サインシティは、風の強い場所では、メッシュターポリンや高強度ターポリンを勧めている
    大型看板での使い方
    風の強い場所の幕
  • FFシート

    特徴
    内照式の看板に向くシート。光を広げる性質と、高い耐候性があるとサインシティは説明している
    大型看板での使い方
    内側から光らせる、大きな看板の表示面
  • アルミ複合板

    特徴
    発泡ポリエチレンの芯材を薄いアルミで挟んだ板で、軽く、剛性に優れる(サインシティ)
    大型看板での使い方
    壁面の看板の面。何枚か並べて大きな面にする
  • 鉄骨の枠・架台・支柱

    特徴
    表示面の重さと風の力を、建物や基礎に伝える骨組み
    大型看板での使い方
    屋上の架台、ポールサインの支柱、壁面の看板の下地
  • 照明・LED

    特徴
    外から照らす照明、内側から光らせるLED、映像を映すLEDビジョン
    大型看板での使い方
    夜も見せる看板

ターポリン・メッシュターポリン・FFシート・アルミ複合板の説明は、看板通販サインシティの商品の案内で確かめた範囲です。屋外での持ちは、日当たり・風・雨の当たり方で変わります。

ビルの壁面には、文字やロゴを立体に作って一つずつ付ける箱文字(チャンネル文字)を選ぶこともあります。夜も見せるなら、文字の中にLEDを入れて光らせるか、外から照らすかを決めます。

看板の鉄骨を溶接する作業員
看板の鉄骨を溶接する作業員(グリーンクロスグループの工場)。大型看板の枠や架台は、表示面の重さと風の力を支える骨組みです。

幕は、出しておく期間を決めて掲げることが多い看板です。サインシティのターポリン幕は、防炎加工もでき、好みのサイズとデザインで作れます。長く出す看板の面は、板やFFシートで作り、骨組みに留めます。

看板の画像はサインシティの推奨で100〜150dpi以上、ロゴと文字はパスのデータで用意します

看板通販サインシティは、看板のデザインに使う写真や画像の解像度を、100〜150dpi以上と案内しています。看板は離れて見るため、写真のプリントやチラシ(300〜350dpi)ほどは要りません。大きな看板で、どの大きさのときに何dpiあればよいかは、頼む会社の入稿の決まりで確かめます。ロゴや文字は、形を線の情報で持つパスのデータ(Illustrator の形式など)で用意します。

dpiは、1インチ(2.54cm)の中に点(ドット)がいくつ並ぶかを表す単位で、数が大きいほど細かく印刷できます。同じ画像でも、大きく引き伸ばすほど、1インチあたりの点は少なくなります。大型看板は、引き伸ばす倍率が大きくなります。どの大きさのときに何dpiあればよいかを、頼む会社に確かめてから画像を用意します。

表5看板と印刷物の、解像度の目安
  • 看板のデザイン

    解像度の目安
    100〜150dpi以上(サインシティの推奨)
  • 写真のプリント

    解像度の目安
    300〜350dpi
  • チラシ(フルカラー印刷)

    解像度の目安
    300〜350dpi
  • A3ほどのポスター

    解像度の目安
    150〜200dpi程度
  • Web・SNS

    解像度の目安
    72dpi

看板通販サインシティ「看板デザインでも重要な『画像解像度』とは?」(2022年5月16日更新)の目安です。看板は離れて見るため、近くで見るチラシより低い解像度でも気になりにくい、A3ほどのポスターなら150〜200dpi程度でもよい、としています。入稿の決まりは、頼む会社ごとに違います。

図3パスのデータと、画像のデータの違い
  • パスのデータ(Illustrator など)

    形を、点と線の情報で持つデータです。カッティングシートの文字や、板を形どおりに切る加工には、このデータが要ります。

  • 画像のデータ(JPEG・PNG など)

    細かい点の集まりです。解像度が低いまま大きくすると、点が大きくなって輪郭がぎざぎざに見えます。そのままでは、形どおりに切る加工に使えません。

左の小さな形を、右へ大きく引き伸ばしたときの模式図です。

入稿の前に確かめること

  • データの大きさを、看板の面の大きさ(面板サイズ)で作ったか
  • 文字をアウトライン化したか(しないと、文字化けやずれが出るおそれがあります)
  • 特色の指定を、CMYKのプロセスカラーに変えたか
  • 写真は、頼む会社が決めた大きさと解像度に足りるか
  • ロゴは、画像ではなくパスのデータがあるか
  • 確認用のPDFかJPGを、データと一緒に送るか

看板通販サインシティの「データ入稿時に必要な作業について」(大きさ・アウトライン化・特色の変換・確認用のファイル)と「イラストレーターデータとは?」(パスのデータ)をもとにしています。サインシティは、Illustrator(.ai)か Photoshop(.psd)での入稿を案内しています。

ロゴが画像しかないときは、画像をなぞってパスを作る「トレース」を、別の費用で頼めることがあります(看板通販サインシティ(別のタブで開きます))。グリーンクロスでも、ロゴや手書きのラフ、Word・PowerPointの原稿から、製作できる形へ整えます。

価格は、大きさと素材に、構造・高さ・手続きが加わって決まります

大型看板の価格は、看板そのものの大きさと素材に、支える構造、照明、取り付ける高さと作業の方法、手続き、道路の使用、いまの看板の撤去と処分が加わって決まります。条件の組み合わせで大きく変わるため、相場を1つの金額では言えません。

表6大型看板の価格が決まる条件
  • 大きさと素材

    価格が変わる理由
    面が大きいほど材料が増え、パネルのつなぎや枠も要る。幕・板・立体の文字・光る箱で、加工が変わる
  • 構造

    価格が変わる理由
    屋上の架台、ポールサインの支柱と基礎、壁の下地の補強が要るか
  • 照明と電気の工事

    価格が変わる理由
    外から照らすか、内側から光らせるか。LEDビジョンの機器、電源の位置と配線の長さ
  • 高さと作業の方法

    価格が変わる理由
    はしご・高所作業車・クレーン・足場・ロープのどれを使うか。作業の人数と日数
  • 手続き

    価格が変わる理由
    確認申請が要るか、屋外広告物の許可。自治体に納める手数料(額は地域で違う)
  • 道路の使用

    価格が変わる理由
    作業車を道路に止めるときの許可と、通る人や車の誘導
  • いまの看板の撤去と処分

    価格が変わる理由
    架け替えなら、古い看板の取り外し・運搬・処分と、取付部の補修
  • 作業の時間帯

    価格が変わる理由
    夜間や休日の作業、営業中の施設での段取り

金額は、看板と現場の条件で変わるため、この記事には載せていません。

同じ大きさの看板でも、地上から付けられる場所と、クレーンで屋上へ上げる場所では、作業の方法が変わります。見積もりを比べるときは、作業の方法と、撤去・処分・手続きのご案内がどこまで含まれているかをそろえて見ます。

ポイント:費用を抑えたいときは、いまの枠や支柱を使えるかを確かめます

いまの架台・支柱・枠に傷みが少なければ、表示面の交換だけで済むことがあります。外壁の工事で足場を組む時期に合わせると、作業車や足場の手配をまとめられることもあります。

設置は、現地の確認から点灯と記録まで。撤去と点検も段取りで決まります

大型看板の設置は、現地の確認、手続きの確認、製作、作業の計画、取り付けと点灯の確認、記録の順に進めます。撤去の費用は、外す範囲・作業の方法・処分で決まり、さびが進んだ看板ほど、外す作業に危険と手間が増えます。

大型看板を設置するまでの流れ

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    写真と住所で、見当をつける

    建物の全体、付けたい場所、まわりの道路の写真と住所から、種類・大きさ・手続きの見当をつけます。

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    現地で確かめる

    壁や屋上の下地、基礎をつくる地面、電源の位置、作業車を止める場所を確かめます。

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    手続きを確かめる

    屋外広告物の許可、高さ4m超の確認申請、道路の許可が要るかを、窓口で確かめます。借りている建物は、持ち主や管理組合の承認も得ます。

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    作る

    鉄骨の枠や架台を組み、表示面を出力・加工します。

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    作業を計画する

    高所作業車・クレーン・足場のどれを使うか、作業の時間帯、通る人の誘導を決めます。

    高所作業車のバケットで、ビルの壁面の看板を取り付ける2名の作業員
    高所作業車のバケットで、ビルの壁面の看板を取り付ける
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    取り付けて、点灯と固定を確かめる

    固定と、すき間のふさぎを確かめます。照明の配線は、原則として電気工事士の資格を持つ人が電源につなぎます。

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    記録を残す

    取付部の写真と図面を残すと、点検や表示面の交換、撤去のときに役立ちます。

撤去と架け替えの費用は、外す範囲と作業の方法で決まります

大型看板の撤去は、表示面だけを外すか、看板ごと外すか、架台や基礎まで外すかで作業が変わります。看板の安全管理ガイドブック(2024年6月 第4版)によると、長年放置された屋上看板は、さびによる腐食でぼろぼろになります。撤去の工事に危険が伴う場合もあり、多額の費用がかかるとしています。

  • 外す範囲:表示面だけ・看板ごと・架台や基礎まで
  • 高さと作業の方法:高所作業車・クレーン・足場と、作業の人数と日数
  • 看板の傷み:さびが進んだ看板は、外す作業に手間と危険が増えます
  • 処分:鉄骨・板・照明の部品の量と、運び出しの経路
  • 道路の使用:作業車を止める道路使用の許可と、通る人の誘導
  • 取付部の補修:アンカーの穴、屋上の防水、基礎の跡。範囲を確かめて、お見積りに明記します
  • 届出:許可を受けていた看板を撤去したときに、届出を求める自治体があります(名古屋市は、撤去した日から10日以内)
歩み進学塾の壁面看板。上が表示面の劣化時、下が表示変更後
グリーンクロスグループが点検・修繕した看板(歩み進学塾)。上が表示面の劣化していたとき、下が表示を変えたあとです。枠と照明を使えるなら、看板ごと外さずに表示面を替える方法もあります。

高い所の看板は、点検の時期を先に決めておきます

大型看板は高い位置にあり、ふだん近くで見られません。ガイドブックは、屋上看板では小さなボルトの落下も重大な事故につながるとし、自社ビルの屋上看板は点検を忘れがちだと注意しています。照明のアームの接合部の腐食やボルトのゆるみがあると、器具が落ちるおそれがあるとも書いています。

日ごろ、離れた場所から見て確かめたいこと

  • 看板が傾いていないか
  • 表示面(パネル)ががたついていないか
  • 取付金具や支柱の根元から、さびが出ていないか
  • 照明が点かないところや、照明器具の傾き・外れかけがないか
  • 看板の部材が欠けていないか

看板の安全管理ガイドブック(2024年6月 第4版)の、所有者の日常点検の項目から選びました。震度5強以上の地震や大型の台風のあとは、専門の業者に臨時の点検を頼むよう勧めています。

グリーンクロスでは、屋外広告士が点検し、自治体の様式に沿って報告書を作成します。点検の時期と作業の方法も、看板の高さと場所に合わせてご相談ください。

自作できるのは小さな看板まで。大きな幕や立て看板は、データを作って頼めます

大型看板は、構造・高い所の作業・電気・許可がかかわるため、自分で作って付けるのは避けます。自作の目安は、脚立に上らずに付けられ、電気の工事が要らず、道路の上に出ない看板です。幕やイベント・工事の立て看板は、自分でデータを作り、印刷と製作を頼む方法があります。

  • 自分でできることデザインのデータを作ることです。入稿の決まり(大きさ・アウトライン化・解像度)に合わせれば、幕や立て看板は、データを作って印刷と加工を頼めます。
  • 看板の会社に頼むこと屋上や外壁の高い所への取り付け、支柱・基礎・架台、照明やLEDの電源の工事です。落ちたときの危険が大きく、高さ4m超なら原則として確認申請もかかわります。電源の配線の工事は、原則として電気工事士の資格を持つ人が行います。

工事の現場やイベントで使う大きな立て看板は、脚や支柱で地面に立てる看板です。面が大きいほど風を受けやすくなるため、重りや控えで支え、風の強い日はしまいます。

データを作って注文できる看板は、グループの通販の看板通販サインシティ(別のタブで開きます)で扱っています。ターポリンの幕は好みのサイズとデザインで作れ、工事の看板や標識は、既成のデザインのほか、オーダーのデザインにも対応しています。建物に合わせて作る看板と、取り付け・点検・撤去は、グリーンクロスへご相談ください。

大型看板で見落としやすいところ

  • 自分の会社の看板でも、許可が要る大きさではないか:横浜市は、自家用の看板でも、1つの敷地で表示面積の合計が10㎡を超えると申請が必要です
  • 借りているビルなら、承認を先に得たか:屋上や外壁の看板は、建物の持ち主や管理組合の承認が要ります
  • ロゴは、画像のデータしかないのではないか:文字やロゴの形どおりに切る加工には、パスのデータが要ります。画像しかないときは、なぞってパスを作るトレースを、別の費用で頼めることがあります
  • 使わなくなった看板を、そのままにしていないか:さびが進むほど、撤去に危険と費用がかかります。表示面の交換か撤去かを、傷みが進む前に決めます

大型看板の製作から取り付け・点検・撤去まで、全国の現場をひとつの窓口でお受けします

グリーンクロスは、屋上看板・広告塔・ポールサイン・ビルの壁面の大きな看板などの製作から、取り付け、点検、表示面の交換、撤去まで、まとめてお受けします。全国61拠点のネットワークと47都道府県での屋外広告業の登録で、窓口はひとつのまま全国の現場に対応し、夜間や土日祝の工事もできます。

グリーンクロスは、看板に関することは基本的にすべてお受けしていて、全国に店舗を展開する企業にも、この規模から選ばれています。広告塔やポールサイン、建物の上や高い壁面の看板の実績があり、高所作業車やクレーン車を使う大型の看板も、現場に近い拠点が取り付けます。

ご相談からの進み方

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    写真と住所を送る

    建物の全体と付けたい場所の写真、設置場所の住所、入れたい文字やロゴをお送りください。写真から概算もお出しできます。

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    現地で確かめる

    下地・基礎・電源・作業車を止める場所と、許可や確認申請が要るかを確かめます。

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    仕様と、正式なお見積り

    大きさ・素材・照明・作業の方法を決め、撤去や処分、手続きのご案内をどこまで含むかを、お見積りに明記します。ご相談・お見積りは無料です。

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    製作

    内容に応じて、グループの工場か協力会社で製作します。

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    取り付け

    夜間や土日祝の工事もできます。営業中の施設や、交通量の多い道路沿いの段取りもご相談ください。

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    点検と記録

    取り付けたあとの点検もお受けします。点検の報告書が要る地域では、屋外広告士が点検し、自治体の様式に沿って報告書を作成します。

よくあるご質問

大型看板とは、どんな看板ですか?

建物の屋上や外壁、敷地、道路沿いに出す、遠くから見てもらうための大きな看板です。法令で決まった言葉ではありません。このサイトでは、屋上看板・壁面の大きな看板・袖看板・懸垂幕・大型のLEDビジョン・自立看板・野立て看板・大型の立て看板を、まとめて大型看板と呼んでいます。

大型看板の価格は、何で決まりますか?

看板の大きさと素材に、支える構造(架台・支柱・基礎)、照明、取り付ける高さと作業の方法が加わって決まります。確認申請や許可などの手続き、道路の使用、いまの看板の撤去と処分でも変わります。条件で大きく変わるため、建物の写真と設置場所の住所から、概算をお出しします。

大型看板のサイズは、どうやって決めますか?

見る距離から文字の高さを出し、付ける壁や敷地の広さで形を決め、地域の決まりで、許可が要る大きさと上限を確かめます。案内のサインの目安(名古屋市の福祉都市環境整備指針)では、30m先から読ませる和文の文字は高さ120mm以上で、10〜30mの値は見る距離1mにつきおよそ4mmの割合です。

大型看板に印刷する画像の解像度は、どのくらい必要ですか?

看板通販サインシティは、看板のデザインに使う写真や画像の解像度を、100〜150dpi以上と案内しています。写真のプリントやチラシ(300〜350dpi)より低いのは、看板を離れて見るためです。大きな看板は、どの大きさで何dpiあればよいかを、頼む会社の入稿の決まりで確かめます。ロゴや文字は、パスのデータで用意します。

大型看板を設置するのに、許可は要りますか?

屋外に出す看板は、自分の会社の看板でも屋外広告物にあたり、原則として、地域の条例で決められた大きさを超えると許可が要ります。たとえば横浜市では、自家用の看板は1つの敷地で表示面積の合計が10㎡を超えると申請が必要で、景観計画区域では10㎡以下でも許可が要ることがあります。許可がいらない大きさは、地域で違います。高さが4mを超える広告塔・広告板は、原則として工作物の確認申請も必要です。

大型看板の撤去費用は、何で決まりますか?

外す範囲(表示面だけか、看板ごとか、架台や基礎までか)、高さと作業の方法、看板の傷み、処分する量、道路の使用、取付部の補修で決まります。さびが進んだ看板ほど、外す作業に危険と手間が増えます。許可を受けていた看板は、撤去したあとに届出を求める自治体もあります。

大型看板を自作できますか?

屋上や外壁の高い所の作業、支柱と基礎、照明の電源の工事がかかわる大型看板は、自作を避けて看板の会社に頼みます。自分でできるのは、デザインのデータを作ることです。幕は、データを作って印刷と加工を頼む方法があり、グループの通販の看板通販サインシティでは、ターポリンの幕を好みのサイズとデザインで作れます。工事の立て看板も、既成のデザインのほか、オーダーのデザインで作れます。

ビルの看板には、どんな種類がありますか?

屋上に立てる屋上看板(広告塔)、外壁に沿って付ける壁面看板、壁から通りへ突き出す袖看板(突出し看板)、壁に下げる懸垂幕、映像を映すLEDビジョンなどがあります。どれが合うかは、見せたい方向と距離、建物の持ち主の決まり、地域の決まりで変わります。

参考にした資料

この記事について

全国看板施工・点検ナビ

運営:GREEN MEDIA(株式会社グリーンクロス グリーンメディア事業部)

監修:横田悠介(屋外広告士)

看板の製作・施工・点検・修理・撤去を、全国61拠点のネットワークで行っています。記事は、屋外広告士の監修のもとで作っています。記事の中の法令や自治体のルールは、国や自治体が公表している資料で確かめた内容で、使った資料は記事の最後に載せています。公開する前と、内容を直すときには、資料と照らし合わせて確かめています。写真は、グリーンクロスグループが手がけた看板と、グループの工場・施工の現場で撮影したものです。

大型看板のご相談は、建物の全体の写真からどうぞ。

建物の全体と付けたい場所の写真、設置場所の住所が分かれば、合う種類と大きさ、確かめる手続き、作業の方法と概算をご案内します。いまある大型看板の点検・表示面の交換・撤去もお受けします。全国61拠点のネットワークで全国の現場に対応し、夜間や土日祝の工事もできます。ご相談・お見積りは無料です。

お電話でのご相談はこちら

0120-418-963

受付時間 9:00〜17:30(土日祝・年末年始除く)

設置場所の写真・ロゴデータの添付も可能です。もちろん、なくてもご相談いただけます。