駐車場の看板。書くこと・置く場所と、無断駐車の注意書きの文言
駐車場の看板は、入口を知らせ、料金や使い方を伝え、契約していない車の駐車を断るためのものです。誰でも止められる有料の駐車場は、駐車に使う部分が500㎡以上で都市計画区域の中にあれば、利用時間と料金を見やすい場所に示すことが法令で決まっています。無断駐車の注意書きは、「罰金」と書いても、書いた金額を請求できるとは限りません。断っていることと連絡先を、はっきり書きます。
- 更新日
- 公開日
- 運営
- GREEN MEDIA(グリーンクロス)

この記事のポイント
- 01入口の案内・料金・注意書き・区画番号など、看板ごとに置く場所が違います
- 02誰でも止められる有料の駐車場で500㎡以上のものは、利用時間と料金を見やすい場所に示します(都市計画区域の中)
- 03新しく設ける、誰でも利用できる500㎡以上の有料の駐車場には、車いす使用者用の区画と表示が要ります
- 04「罰金」は刑罰の言葉。看板に書いた金額を、そのまま請求できるとは限りません
- 05出口のまわりは、道路を通る人が見えるように、看板を立てずに空けておきます
駐車場の看板は、役割ごとに置く場所が決まります
駐車場の看板には、入口を知らせる看板、料金と利用時間、注意書き、区画番号、車いす使用者用の区画の表示などがあります。それぞれ、その情報が要る人の目に入る場所に置きます。
- 入口の案内道路を走る車から見える、出入口の横に立てます。月極か時間貸しか、満車か空車かも、ここで伝えます。
- 料金・利用時間出入口と精算機の近くに、料金と利用できる時間、最大料金の条件を示します。
- 注意書きフェンスや区画の前に、契約者以外の駐車を断る表示と、管理者の連絡先を出します。
- 区画番号区画の先頭に番号を付けます。契約者が、自分の区画を見つけやすくなります。
- 車いす使用者用の区画の表示出入口に近い、幅の広い区画(斜線の乗り降りの部分を含めて幅350cm以上)か、その付近に表示します。
- 出口のまわりの見通し出る車から、歩道や道路を通る人が見えるように、看板やのぼりを立てずに空けておきます。
駐車場を上から見た模式図です。下が道路と歩道で、下の真ん中が出入口です。
入口の案内
- 書くこと
- 駐車場の名前、月極・時間貸しの別、満車・空車、入口の向き
料金・利用時間
- 書くこと
- 料金、利用できる時間、最大料金の条件、精算のしかた
注意書き
- 書くこと
- 契約者以外の駐車を断る表示、管理者の連絡先
区画番号
- 書くこと
- 区画の番号、契約者専用・来客用の別
車いす使用者用の区画の表示
- 書くこと
- 車いす使用者用の区画であること
場内の案内
- 書くこと
- 出口の向き、一方通行、徐行、歩く人の通路
一般的な例です。場内の案内は、車路の分かれ目や歩く人の通路の近くに出します。グループの通販サイトでも、月極・契約者専用・来客用・満車・空車・出入口・注意書き・前向き駐車など、用途ごとの看板を扱っています。

店の駐車場では、道路から入口を見つけてもらう看板が欠かせません。自立看板・ポールサインのように高く掲げると、離れた場所を走る車からも見えます。建物の中に駐車場があるときは、館内の案内サインで駐車場の場所を知らせます。

住まいが近い駐車場では、場内の決まりを伝える看板も出します。グループの通販サイトでも、前向き駐車・場内徐行・アイドリング禁止・お静かに、などの看板を扱っています。電気自動車の充電の区画や、車いす使用者用の区画のように、使える人が決まっている区画には、区画ごとに表示します。
月極・コインパーキング・店の駐車場で、書くことが変わります
月極駐車場は、契約者以外の駐車を断る表示と管理者の連絡先、コインパーキングは料金と利用の条件、店の駐車場は使える人と時間が中心です。読む人が、その場で迷わないことを優先します。
月極駐車場
- 主に書くこと
- 月極であること、契約者以外の駐車を断る表示、区画番号、管理者の連絡先、空き区画の案内
- 読む人
- 契約している人と、借りたい人
コインパーキング
- 主に書くこと
- 料金、最大料金とその条件、利用できる時間、精算のしかた、問い合わせ先
- 読む人
- これから止める人
店の駐車場
- 主に書くこと
- 店のお客様専用であること、使える時間、出入口の向き
- 読む人
- 来店する人
一般的な例です。
グループの通販サイトでは、月極駐車場の看板に入れる言葉の例を挙げています。「月極駐車場」「空きあり」「契約者様募集中」「契約者以外駐車禁止」「管理連絡先」と、区画番号です。置き場所の例は、道路沿いのフェンス、入口の手前、区画の先頭、精算機のまわり、歩く人と車の分かれ目です。注意書きを入口と区画の前にくり返し出す、という例もあります。
ポイント:最大料金は、条件も同じくらい分かりやすく
鹿児島市消費生活センターは、看板に最大料金の500円が目立つように示され、3日間止めたところ高い料金を請求された相談を紹介しています。最大料金が使えるのは入庫から決まった時間までで、そのあとは通常の料金が加わることが、小さな文字で書かれていました。最大料金の時間や回数の条件は、金額のすぐ近くに、読める大きさで書きます。
法令・ルール:料金は、消費税を含めた総額で表示します
消費税を納める事業者が、消費者に向けて料金をあらかじめ表示するときは、消費税を含めた総額で表示します(消費税法 第63条)。財務省は、総額で表示する場面として、値札・店内の表示・チラシ・ポスターなどを挙げています。

店や会社の駐車場では、敷地の入口に立てる看板が、駐車場の入口の目印にもなります。お客様専用であることや使える時間は、入口の看板の下の段や、区画の前の小さな看板で伝えます。
車から読む看板は、文字を大きく、言葉を少なく
入口の案内は、走っている車から短い時間で読まれます。見る距離1mにつき和文でおよそ4mmの文字の高さを目安にし、遠くから読ませる言葉を絞ります。料金の細かい条件は、出入口の近くで、止める前に読める看板に書きます。
公共施設の案内表示のガイドラインの表では、見る距離1mにつき、和文でおよそ4mmの文字の高さが目安です。30m先から入口の看板を読ませたいなら、120mm以上です(看板の文字の大きさの計算)。駐車場の名前、月極か時間貸しか、満車か空車かなど、遠くから読ませたい言葉だけを大きくします。
道路を走る車から、入口の看板
- 見る距離の例
- 30m
- 和文の文字の高さ
- 120mm以上
駐車場に入った車から、場内の案内
- 見る距離の例
- 10m
- 和文の文字の高さ
- 40mm以上
車を降りた人が、精算機の横の料金
- 見る距離の例
- 4〜5m
- 和文の文字の高さ
- 20mm以上
距離は一例です。文字の高さは、名古屋市「福祉都市環境整備指針」に掲載された、公共施設の案内表示の目安の表によるものです。
料金の看板は、近づいて読まれるので、条件まで書けます。ただし、車を止めずに読ませる入口の看板では、細かい文字は読めません。料金の条件は、出入口の近くと精算機の横の看板で、止める前に読めるようにします。入口の看板に最大料金を出すときは、その条件も同じ看板に、読める大きさで書きます。
誰でも止められる有料の広い駐車場は、料金と利用時間の表示が法令で決まっています
都市計画区域の中にある、誰でも止められる有料の駐車場は、駐車に使う部分が500㎡以上なら、設置の前に届け出て、利用時間と料金を見やすい場所に示します。こうした広さの有料の駐車場を新しく設けるときは、車いす使用者用の区画と、その表示も求められます。
駐車場法の「路外駐車場」は、道路の外に設ける駐車場のうち、誰でも利用できるものです(第2条)。駐車に使う部分が500㎡以上の路外駐車場には、構造や設備の基準があります(第11条)。都市計画区域の中で、そうした駐車場で料金を取るものを設けるときは、前もって都道府県や市に届け出ます(第12条)。届け出た駐車場の管理者は、利用しようとする人の見やすい場所に、利用できる時間(供用時間)と料金を示さなければなりません(駐車場法施行令 第17条)。
料金を取る500㎡以上の路外駐車場は、バリアフリー法で「特定路外駐車場」と呼ばれます(建物にある駐車場などは除きます)。特定路外駐車場を新しく設けるときは、幅350cm以上の車いす使用者用の区画を設けます(第11条)。区画かその付近には、車いす使用者用の区画であることを表示します。いまある特定路外駐車場は、この基準に合わせるよう努めることとされています。区画の数は、2025年6月1日以降に工事を始めるものから、台数に応じて決まります。普通自動車の区画が200以下なら2%以上、200を超えるなら1%に2を加えた数以上です(端数は切り上げ)。
利用時間と料金の表示(駐車場法施行令第17条)
- 対象
- 届け出た路外駐車場(誰でも利用でき、都市計画区域の中、500㎡以上、料金を取る)
- 内容
- 利用しようとする人の見やすい場所に、供用時間と料金を示す
車いす使用者用の区画の表示(バリアフリー法 第11条・特定路外駐車場の基準の省令 第2条)
- 対象
- 新しく設ける特定路外駐車場(誰でも利用でき、500㎡以上、料金を取る)
- 内容
- 区画かその付近に表示する。区画の幅は350cm以上。数は普通自動車の区画の2%以上など(2025年6月1日以降に工事を始めるもの)。いまある駐車場は、合わせるよう努める
出口の見通し(駐車場法施行令 第7条)
- 対象
- 誰でも利用できる、500㎡以上の路外駐車場
- 内容
- 出口から2m下がった位置で、左右それぞれ60度以上の範囲の、道路を通る人を確かめられるようにする
料金の総額表示(消費税法 第63条)
- 対象
- 消費者に料金を示す、消費税を納める事業者
- 内容
- 消費税を含めた総額で表示する
標識に似たものの禁止(道路交通法 第76条)
- 対象
- すべての人
- 内容
- 道路標識などに似たものを、みだりに設置しない。交通の妨げになる方法で、物をみだりに道路に置かない
2026年10月時点の内容です。届出や基準の細かいところは、駐車場のある自治体の窓口に確かめます。
ポイント:見落としやすいところ
月極駐車場や従業員専用の駐車場のように、使う人が決まっているものは、届出がいらないと堺市は案内しています。誰でも利用できる駐車場には当たらないためです。料金の表示の決まり(施行令 第17条)も、届出の対象の駐車場の管理者に向けたものです。反対に、店や病院の駐車場でも、利用者を厳密に限っていなければ、誰でも利用できる駐車場として扱うとしています。車いす使用者用の区画の台数の決まりは、2025年6月1日以降に工事を始める駐車場からです。
無断駐車の注意書きは、強い言葉より、断っていることと連絡先を
「罰金」は刑罰の一つで、駐車場の持ち主が科すものではありません。契約者以外の駐車を断っていることと、見つけたときの連絡先を、はっきり書きます。
刑法は、罰金を拘禁刑などと並ぶ刑罰の一つとしています(第9条)。民法は、故意や過失によって他人の権利を侵害した人は、それによって生じた損害を賠償する責任を負うとしています(第709条)。看板に書いた金額が、そのまま「生じた損害」になるとは限りません。無断駐車の看板は、相手を脅す言葉より、断っていることが誰にでも分かる言葉で書きます。
無断駐車は罰金1万円
- 言い換えの例
- 契約者以外の駐車は、お断りします
無断駐車の車は、タイヤをロックします
- 言い換えの例
- 無断駐車を見つけたときは、管理会社が対応します(連絡先)
関係者以外駐車禁止
- 言い換えの例
- 〇〇(店名)をご利用のお客様専用です。ご利用は〇時から〇時まで
道路標識に似せた図柄だけ
- 言い換えの例
- この駐車場は、契約者専用です(駐車場の名前と管理者)
言い方の一例です。「関係者」では、だれが止めてよいのかが伝わらないため、使える人をはっきり書きます。駐車場の使われ方によって、ふさわしい書き方は変わります。
注意書きは、入口と区画の前の両方に出すと、まちがえて入った人にも、止めようとした人にも伝わります。管理者の連絡先を書いておけば、契約者が無断駐車を見つけたときにも、すぐに知らせてもらえます。
無断駐車の注意書きに入れること
- だれのための駐車場か(契約者専用・お客様専用など)
- 管理者の名前と連絡先
- 使える時間や、区画の番号(あれば)
- 無断駐車を見つけたときの連絡先と、だれが対応するか
補足:止められてしまったら、車に触れずに相談を
無断で止められても、車に触れたり、動かしたり、ロックをかけたりすると、かえってトラブルが大きくなるおそれがあります。日時と車の様子を写真で記録し、管理を任せている会社があれば連絡します。対応は個別の事情によって変わるので、困ったときは弁護士や自治体の法律相談などに相談します。
法令・ルール:道路標識に似せず、看板もコーンも敷地の中に
道路交通法は、道路標識などに似たものを、みだりに設置することを禁止しています(第76条第1項)。交通の妨げになる方法で、物をみだりに道路に置くことも禁止しています(第76条第3項)。駐車場の看板は道路標識に似せたデザインにせず、看板やコーンは敷地の中に置きます。
出口のまわりは、道路を通る人が見えるように空けておきます
看板やのぼりを出口の近くに立てると、出ていく車から、歩道や道路を通る人が見えにくくなります。誰でも利用できる500㎡以上の駐車場(路外駐車場)では、出口から2m下がった位置から左右60度以上を見通せるようにするのが、法令の基準です。
- 出口駐車場と道路の境です。
- 出口から2m下がった位置車路の真ん中の、高さ1.4mの位置から見通します。
- 左右それぞれ60度以上の範囲道路に直角に向かって、左右それぞれ60度以上の範囲で、道路を通る人の姿を確かめられるようにします。
- 範囲の中に看板やのぼりを立てない範囲の中に看板やのぼりがあると、歩く人や自転車が見えにくくなります。
- 看板は範囲の外に入口の案内や料金の看板は、見通しの範囲の外に立てます。
- 2m出口から下がる距離です。大型・普通自動二輪車(側車付きを除く)専用の駐車場や、その部分は1.3mです。
出口を上から見た模式図です。下が歩道と道路です。
この基準は、駐車に使う部分が500㎡以上の路外駐車場に当てはまります(駐車場法施行令 第6条・第7条)。それより小さな駐車場でも、出口のまわりを空けておけば、出る車と歩く人の両方が安心です。
駐車場にのぼりを立てるときも同じです。旗は風で回るので、出口や車路から離して立てます。のぼりの立て方はのぼり旗の立て方とルールでまとめています。
駐車場の看板も、屋外広告物の条例の対象になります
屋外に出す駐車場の看板も、原則として屋外広告物条例の対象です。契約者以外の駐車を断る注意書きなど、管理のための看板は、決まった大きさまでなら許可がいらない地域があります。その目安は、地域で大きく違います。
北九州市
- 目安
- 0.3㎡以下
- 注意すること
- 自分が管理する土地や物件に、管理のために出す看板
京都市
- 目安
- 1つが0.3㎡以下で、合計2㎡以下
- 注意すること
- 「立入禁止」など、管理のために必要な表示に限る
相模原市
- 目安
- 合計1㎡以下
- 注意すること
- 地上からの高さが2m以下であることも条件
熊本市
- 目安
- 合計1㎡以内(許可地域は3㎡以内)
- 注意すること
- —
札幌市
- 目安
- 合計3㎡以下
- 注意すること
- 管理上の必要から出す表示に限る
横浜市
- 目安
- 合計5㎡以下
- 注意すること
- 蛍光塗料・映像・投影は使えない
仙台市
- 目安
- 1つの土地・物件につき合計7㎡以内
- 注意すること
- 会社の営業内容も書くと、管理用の看板ではなくなる
堺市
- 目安
- 1つが7㎡以内
- 注意すること
- 高さ5m以内。注意書き・駐車場の案内など。申請がいらないかは市に確かめる
新潟市
- 目安
- 2個以内で、合計10㎡以内
- 注意すること
- 駐車場の管理の表示など
2026年10月時点の内容です。
グループの通販サイトでは、A3判からA1判に相当する大きさを定番としています。面積にすると、A2判(42cm×59.4cm)でおよそ0.25㎡、A1判(59.4cm×84.1cm)でおよそ0.5㎡です。北九州市や京都市の目安の0.3㎡には、A2判なら1枚で収まりますが、A1判では超えます。
月極駐車場の看板に会社の宣伝(営業内容)も書くと、管理のための看板として扱われなくなる地域があります(仙台市の例)。そのときは、自分の事業の看板や広告の看板としての決まりを確かめます。高さが4mを超える広告塔や広告板は、原則として工作物の確認申請も必要です(自立看板・ポールサイン)。
それぞれの地域の決まりは、北九州市・京都市・相模原市・熊本市・札幌市・横浜市・仙台市・堺市・新潟市の看板のルールのページでご覧いただけます。
取り付け方は、場所の条件と、車との位置で選びます
駐車場の看板は、2本の支柱で自立させる、フェンスに留める、塀や壁に付ける、動かせる台に載せる、のいずれかで取り付けます。車がぶつからない位置にし、夜も読めるように光を反射する材料や照明を考えます。
支柱で自立させる
地面に基礎をつくり、2本の支柱で立てます。入口の案内など、道路から見せたい看板に向いています。
フェンスに留める
フェンスに、結束バンドや金具で留めます。道路沿いや区画の前のフェンスに、注意書きを出すときに向いています。
塀や壁に付ける
ブロック塀や建物の壁に、ビスなどで留めます。留める面がしっかりしているかを確かめます。
動かせる台に載せる
重しを置ける台の看板です。臨時の駐車場や、時間によって案内を変えるときに使います。
しくみの模式図です。

グループの通販サイトでは、屋外向けの駐車場の看板として、アルミ複合板に屋外用のインクで印刷し、ラミネートをかけたものを案内しています。細かい仕様は商品ごとに違います。取り付けに合わせて、ビスの穴あけ・両面テープ・結束バンド用の加工も選べます。
支柱で立てる看板は、基礎の工事が要ることがあります。グリーンクロスでは、地中の埋設物、基礎の寸法、風の力、敷地の境界からの距離を、設置場所から確かめます。いまある基礎や支柱をそのまま使えるかどうかも、あわせて見ます。

夜も使う駐車場では、光を反射する材料で作るか、照明を付けます。通販サイトでは、夜間向けに反射のタイプや高輝度の表示を扱っています。照明を付けるときは電気の工事が要り、点滅などには地域の決まりがあります(光る看板の種類)。
立てたあとは、支柱の根元のさびやぐらつき、留め具のゆるみ、表示面の色あせを、ときどき見て回ります。台風や強い風のあとは、看板が傾いていないかも確かめておきます(看板の落下事故を防ぐには)。
駐車場の看板をつくる前に確かめること
- 看板ごとに、だれが・どこで読むか
- 誰でも止められる有料の駐車場で、駐車に使う部分が500㎡以上か(法令で決まった表示があるか)
- 出口のまわりの見通しをさえぎらないか
- 車がぶつからない位置と高さか
- 管理のための看板として、許可がいらない大きさに収まるか
- 夜も読めるか(反射の材料・照明)
よくあるご質問
無断駐車の看板に「罰金」と書いてもよいですか?
書いても、その金額をそのまま請求できるとは限りません。罰金は刑法で決められた刑罰の一つで、駐車場の持ち主が科すものではありません。看板には、契約者以外の駐車を断っていることと連絡先を書き、個別のトラブルは弁護士などに相談します。
無断駐車されたら、どうすればよいですか?
車に触れたり動かしたりせず、日時と車の様子を写真で記録します。管理を任せている会社があれば、そこに連絡します。対応は個別の事情によって変わるので、困ったときは弁護士や自治体の法律相談などに相談します。
月極駐車場の看板には、何を書けばよいですか?
月極であること、契約者以外の駐車を断る表示、管理者の連絡先、区画番号が基本です。会社の宣伝(営業内容)も書くと、管理のための看板として扱われなくなる地域があるので、条例を確かめます。
コインパーキングの料金の看板で、気をつけることは?
最大料金の時間や回数の条件を、金額のすぐ近くに読める大きさで書きます。誰でも止められる有料の駐車場で、駐車に使う部分が500㎡以上のもの(都市計画区域の中)は、利用時間と料金を見やすい場所に示すことが法令で決まっています。消費税を納める事業者は、税込みの総額で表示します。
駐車場の看板に、許可は要りますか?
屋外に出す看板は、原則として屋外広告物条例の対象です。管理のための注意書きなどは、決まった大きさまでなら許可がいらない地域があります。この記事の表の地域だけでも、目安は0.3㎡以下から10㎡以内まで違います。高さが4mを超える看板は、原則として確認申請も必要です。
車いす使用者用の区画には、表示が必要ですか?
新しく設ける特定路外駐車場(誰でも利用でき、料金を取る500㎡以上の路外駐車場)では、区画を設けて、区画かその付近に表示します。区画の数は、2025年6月1日以降に工事を始めるものから台数に応じて決まり、普通自動車の区画が200以下なら2%以上です。いまある駐車場は、基準に合わせるよう努めることとされています。
看板は、どこに立てればよいですか?
入口の案内は道路を走る車から見える出入口の横、料金と利用時間は出入口と精算機の近く、注意書きはフェンスや区画の前に置きます。出口のまわりは、道路を通る人が見えるように空けておきます。
夜でも読めるようにするには?
光を反射する材料で作るか、照明を付けます。照明を付けるときは電気の工事が要り、点滅などには地域の決まりがあります。入口と料金の看板から、夜の見え方を確かめます。
参考にした資料
- 駐車場法(e-Gov 法令検索)(別のタブで開きます)第2条第2号(路外駐車場:一般公共の用に供されるもの)・第11条(構造・設備の基準)・第12条(設置の届出)
- 駐車場法施行令(e-Gov 法令検索)(別のタブで開きます)第6条(適用の範囲)・第7条(出口付近の見通し)・第17条(供用時間と駐車料金の明示)
- 堺市「路外駐車場の届出について」(別のタブで開きます)2025年6月1日更新。届出の3つの条件、月極駐車場・従業員専用駐車場は届出不要、商業施設・病院の駐車場の扱い
- 高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(e-Gov 法令検索)(別のタブで開きます)第2条第13号(特定路外駐車場)・第11条(新しく設けるときの基準への適合の義務と、いまある駐車場の努力義務)
- 堺市「特定路外駐車場の技術的基準について」(別のタブで開きます)2025年6月1日更新。車椅子使用者用駐車施設の数・幅・表示(省令第2条)。令和7年6月1日以降に着手する工事と、その駐車場の維持に適用
- 岡山市「路外駐車場の届出について」(別のタブで開きます)2025年6月1日からの車椅子使用者用駐車施設の台数
- 道路交通法(e-Gov 法令検索)(別のタブで開きます)第76条第1項・第3項(禁止行為)
- 刑法(e-Gov 法令検索)(別のタブで開きます)第9条(刑の種類)
- 民法(e-Gov 法令検索)(別のタブで開きます)第709条(不法行為による損害賠償)
- 消費税法(e-Gov 法令検索)(別のタブで開きます)第63条(価格の表示)
- 財務省「総額表示の概要」(別のタブで開きます)
- 鹿児島市消費生活センター「コインパーキングの「表示」をしっかり確認しましょう」(別のタブで開きます)ABC消費者情報 Vol.137・2019年1月30日
- 看板通販サインシティ(駐車場看板)(別のタブで開きます)グループの通販サイト。用途ごとの駐車場の看板
- 看板通販サインシティ(月極駐車場看板)(別のタブで開きます)グループの通販サイト。表示と置き場所の例
- 看板通販サインシティ(駐車場 プレート看板)(別のタブで開きます)グループの通販サイト。素材・取り付けの加工・反射
この記事について
全国看板施工・点検ナビ
運営:GREEN MEDIA(株式会社グリーンクロス グリーンメディア事業部)
監修:横田悠介(屋外広告士)
看板の製作・施工・点検・修理・撤去を、全国61拠点のネットワークで行っています。記事は、屋外広告士の監修のもとで作っています。記事の中の法令や自治体のルールは、国や自治体が公表している資料で確かめた内容で、使った資料は記事の最後に載せています。公開する前と、内容を直すときには、資料と照らし合わせて確かめています。




